- 嵐のハードボイルド人生相談 第二章
- 34歳の恋|嵐|パチスロ
最近行くようになったパチンコ店で可愛い店員を見つけました。相手に彼氏や旦那がいたり、また自分の様なブサイクに話しかけられたら迷惑じゃないかと考えてしまい、声をかける勇気もありません。ちなみに、自分は今年で34になりますが、今まで彼女ができた事がありません。やっぱり諦めた方が良いのでしょうか?
■粗方先生のお答え
諦めることはいつでもできる。そして恋愛ってやつは、一方通行では成り立たない事象だから、どんなに頑張ったとしても、どうしても諦めなければいけなくなるものでもある。
だから、別にいますぐ諦めなくてもいいんじゃないか?
もし本当に相手を好いているのなら、心の底から仲良くなりたいと思うのなら、俺だったら自分にやれることはやってみるがな。
自分がブサイクかどうかは、そしてそんなヤツに話しかけられて迷惑かどうかは、自分が決めることではない。全て相手が決めることだ。
だから俺だったら、勝手に結果を決めつけたりしない。もちろん予測はするがな。
俺もお前と同じく「おそらくはダメだろうな…」と、予め覚悟は抱いておく。
だが、それは自分の容姿とかを理由に悲観的になるからではない。
普通に考えてみろ。名前すらも知らない、もちろん中身なんてもっての外…という異性がいきなり話かけてきたところで、トントン拍子に上手くいくことなんて基本的にあるワケがなかろう。
お前が想定しているように、そんなに魅力的な女だったら、彼氏だって旦那だっている可能性も低くはないしな。
だが、そんなことを考えて尻込みしていたら、現状は未来永劫変わらないのだ。自分が話しかけることで、もしかしたら万が一、いや、億が一、未曾有の奇跡が起こるかもしれない。
俺だったらその一点にMAXBETする。
だから小僧、とりあえずはお前もMAXBETしてみろ。
お前のいま置かれた状況は、稼働抜群のシマで唯一空き台になっているバジリスク絆を見つけたときの状況に酷似している。
「この状況で空き台になっているのだからおそらく低設定だろう」
その考えは十中八九、的を射ているし、実際に低設定である可能性はこの上なく高い。
だが億が一、高設定である可能性は誰にも否定はできないし、それは実際には打ってみないと絶対に分からない。
だから、どうしても傷を負いたくないのならスルーをするのが無難だが、少しでも可能性を追い求めたいのなら、恐れずにBETしてみろ。もしかしたら低設定でも慮外の誤爆をするかもしれないしな。
かの国民的大怪盗が「嘘は女のアクセサリーさ」という名言を残しているが、俺は男の魅力を引き立てるアクセサリーは「失恋」だと思っている。痛みを知らぬ男は人を惹きつけられないからな。
だから、新しいアクセサリーを購入してみるくらいのラフな気持ちで、一度アタックしてみるのも一興だろう。
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