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ダイワスカーレット(KEN蔵)
どーも、競馬部部長のKEN蔵(牡31)です。
本来であれば、冒頭で何か他愛のないことを書くのが僕の中でのコラムのルールなのですが、今回ばかりはもういても立ってもいられないので、本題に入らせてもらいます。
ゴホンッ!!
当コラムは競馬好きな方しか見ていないと思うので、改める必要もないと思いますが、今週は僕の…いや、競馬ファンの…いやいや、全国民の! 師走の恒例イベント「有馬記念」が中山競馬場で開催されます。
今、まさに公開枠順抽選会を見ながら執筆しているのですが、馬主でもなんでもないのに1人でドキドキしています。
僕の中で有馬記念といえば、当企画での僕の自己紹介欄の「好きな馬」にも記している「ダイワスカーレット」と出会えたレースであり、別れのレースでもあります。
まずは3歳で迎えた2007年の有馬記念。同馬は5番人気で単勝オッズ8.1倍。学生をしながらパチスロで生活し、決して余裕があるわけではなかったのに、「超ウマい!」と思って当時の有り金ほぼ全部をダイワスカーレットに託しました。
「連対率100%」が同馬のウリだったので、買い方は馬連。たしか、ダイワスカーレットより人気があった4頭を相手にしたハズです。
結果はというと、見事に連対を果たしてくれたのですが、1着がアウトオブ眼中だったマツリダゴッホで、馬券は大ハズレ。頭が真っ白になったのを鮮明に覚えていますね…。またイチからパチスロを頑張ろうって。
でも、競馬歴の浅かった僕はこのレースで初めて、馬を「馬券の対象」ではなく「サラブレッド」としてカッコいいって思ったんですよね。完全にダイワスカーレットに魅了されました。
そして翌年、ダイワスカーレットは「連対率100%」を維持したままその年の有馬記念に出走することに。言わずもがな1番人気です。ずっと一途に追いかけていたので、皆に注目されるようになって、男としてちょっと嫉妬してたのを覚えています(笑)。
もちろん馬券も購入しました。「去年よりも実績を積んで連対率100%。これ以外の買い方はないでしょ…」と買った馬券は去年の反省も活かし、馬連全通り、3連単1着固定全通り、2着固定全通り。
上京したての僕は、秋葉原の電気屋さんのテレビでおっちゃんたちに紛れて応援していました。
ダイワスカーレット以外の人気が差し馬に集中していたので、「うおーー!」「いけぇぇ!」「差せー!」とおっちゃんは叫ぶわけですよ。そんななか、僕は心の中で「残せ」「逃げきれ」と呪文を唱えるようにブツブツ言っていましたね。
そして…見事1着。
馬券も…ふふふ。
結局、これがダイワスカーレットの最後のレースとなり、同馬は生涯通算12レースで1着8回、2着4回の「連対率100%」のまま引退することになりました。
さらにいうと、先述したように同馬は逃げ馬だったので、生涯で1頭以上の馬に差されることなく競走人生を終えたことになるんですよね。おそらく、僕の中でこの子を超える馬は出てこないでしょう。
ギャンブルという枠を超えて、1頭のサラブレッドと出会えた思い入れの深い「有馬記念」。その開催週に、こうやってコラムの担当が回ってくるのにも運命を感じますよね!
で、肝心の今年の有馬記念の予想ですが…難解!
印をつけようと思っていた馬がことごとく外枠になってしまったので、ちょっと考え直そうと思います。このコラムの更新までには決めていると思うので、予想コーナーで確認願います!