運やバイオリズムは結果を左右する?
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●お悩み[28]

『運やバイオリズムは結果を左右する?』

僕はパチンコが大好きなのですが、「最近は全然大当たりしないなあ」と感じると、パチンコを1ヶ月くらいお休みします。そうすると運がたまり、パチンコを再開したときに勝ちやすくなります。ちなみに、坂上さんはギャンブルをするときに運やバイオリズムを信じたり、感じたりすることはありますか?
(30代・男性)



●坂上氏の回答



この方は偉い人ですね。抑制が利くんだから。見習いたいというか、むしろ、僕の相談に乗ってもらいたいくらい(笑)。

僕の場合、運やバイオリズムは関係なく、狂ったように競艇をやってたときなどは、負けると翌日も行っちゃうし、そこで負けると取り戻せるまで行くタイプ。もちろん、取り戻せるときもあればドツボにハマるときも。負け続ければお金がなくなるから、必然的に我慢せざるを得ない。

でも、勝ったら勝ったで、次の日に「浮いた分は使ってもいいだろう」と考えて、結果的には浮いた分以上に負けてしまう。そうすると、「このままじゃ終われない」と思って、その次の日も行って、さらに負ける。

結局、ドツボにハマることのほうが多いけど、僕はどちらかというと極端なやり方をして「お金の出し引き」を覚えたタイプなんです。


この方が「運をためこむ」という理由でやってるなら、それはいいことだし、一番幸せですよ。実際に「勝ってる」というデータも出てるし、抑制が利くんだから偉い。

でも僕は基本的に「勝った負けた」は運だと思いたくありません。そこには必ず理由があり、理由や根拠のもとで勝負がしたい。だから、この方を素晴らしいと感じる一方、「運でやってるうちのほうが幸せなのかな」と思う部分があります。負けたときに「今日はついてなかったな」で終われますからね。

今日の自分が「ついてなかった」というのは、単なる結果論。その結果論を運という不確定なもので落としこめる人は幸せだと思います。


運の良し悪しのせいにするのは、いわば他人事。でも、お金を使ったのも予想をしたのも自分であり、本来すべては自己責任のはず。

ギャンブルをやってると、「勝った負けた」の結果にたどりつくまで、日常ではありえないくらいの心の揺れがあって、「ここぞ」というときに勝負をかけられなかった自分にがっかりしたり、悪い流れのなかでも我慢できずに無駄な勝負をしてしまった自分をダメ人間だと感じたり。

でも、その屈辱的な一人反省会も含めてギャンブルって楽しいものですよね。負けたときは、「この経験を次に活かさなければ」と思っていても、次に行ったときにはすっかり忘れて没頭しちゃってる(笑)。

結果はさておき、脳みそがそうしたギャンブルモードに入ったときは一番楽しい瞬間かもしれませんね。
アツいぜ
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