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超のつく万馬券を紛失してしまった
●お悩み[8]
『超のつく万馬券を紛失してしまった』
先日、1050倍の万馬券を1000円で獲りました。しかし、換金前に飲み屋で馬券を見せびらかし自慢していたところ、泥酔して記憶喪失。翌朝起きたら馬券を紛失していました。正直、死にたいくらい悔しいです。こんな場合、坂上さんだったらどうしますか?
(40代・男性)
●坂上氏の回答
105万円の当たり馬券か…。それは残念でしたね(笑)。
僕は、その場で換金せずに舟券を手元に置いておく際は、財布ではなくカードケースに入れておきます。そして異常なほどチェックするので失くすことはありません。むしろ僕からすれば、「何でそんな大事なものを簡単に失くすの?」と不思議でならない。
ただし、当たり馬券を失くしたことはありませんが、競艇で大勝負をした際に最終ターンマークで本命がかわされ、手に入るはずだった大金を取り逃したことはあります。あれは立ち直れなくなりますよ。それどころか、選手を嫌いになるし、一時的に競艇自体も嫌いになる。
でも、それを解消するためには(ギャンブルを)打ち続けるしかない。打ち続けていれば、いつかは当たる時がきます。そうすれば、負の過去はネタになる。この方の場合、飲み会の席で「実はね…」と話して鉄板で受けるネタを105万円で買ったと思えばいいんです。そのためには、今後もずっと競馬をやり続けるべき。
女性に振られた際、未練を断ち切るための一番良い方法は新しい彼女を作ることですよね。だから、失くした馬券と同じ1050倍の馬券を買い続けるというのも一つの手。1050倍というオッズを見つけたら、100円でもいいから買ってみるのもいいでしょう。もし、それが奇跡的に当たれば、1050倍の馬券を取り返すという最高のリベンジになるんですから。この方には、馬券の紛失が笑い話になるくらい競馬をやり続けて欲しいのはもちろん、もう一度1050倍を当てて欲しいですね。
ただし、再び大万馬券をとっても、自慢するようなことはもうやらないほうがいい。というのも、僕は昔、俳優の先輩とびわこ競艇場に行った際、約44倍のところに5万円突っ込んだのが当たり、200万円以上を手にしたことがあります。そしてそれを自慢したら、先輩に「100万円貸せ」と言われてしまい、上下関係があるので断ることができなかったばかりか、いまだにそのお金は返してもらっていません。自慢をするリスクはそういったところにもあるんです。