王将3 おすすめ600
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どうもどうも。Q太です。

オリンピックが終わりましたね。いつも通りの日常生活のはずなんですけど、なにか刺激が足りないというか…寂しさを感じる毎日です。


さて、早速ですが今週からは餃子の王将3について書いていきます。

まずは王将3の役モノを見ながらスタート入賞までの流れを簡単に確認しましょう。


(C)(株)王将フードサービス

王将2からの大きな変更点は、店長役モノ(包丁)と将子ちゃんステージ(フライパン)の存在。

[1]役モノ入り口
盤面中央に役モノの入り口(上ヘソ)があり、ここに玉が入るとスタート入賞の可能性が出てきます。

王将2と比べると、上ヘソの位置やゲージがデジパチの構成に近くなりましたね。


[2]ルート振り分け
玉が左に向かえばノーマルルート、右に向かえばSPルートへ向かいます。連続で上ヘソに玉が入るとSPルートのチャンスとなるところは王将2と変わりません。

ただ王将2よりもタイミングがシビアになっているのか、少し間が空いてしまうと2個目の玉もノーマルルートに向かってしまいます。


[3]SPルート
SPルートに向かった玉は、パンダ役モノの先に向かいます。

パンダ役モノの先にはシーソーがあり、ここでさらにルートが分岐(手前or奥)することになります。手前に向かえば直接スタートに向かうVIPルート、それ以外はフライパンの上に玉が出てきます。

ちなみにVIPルートはフライパンの下から玉が出てくるのですが、役モノ内に他の玉があるとVIPルートから出てきた玉とぶつかってスタートに入賞しなくなる危険性があります。1回転の価値が大きな機種ですから、玉がSPルートに向かったら打ち出しを止めてもいいと思います。


[4]店長役モノ(包丁)
ノーマルルートでは、店長が一定間隔で振り下ろす包丁に玉がぶつかればチャンス。ぶつかった玉は奥に向かい、フライパンの上に乗ります。

包丁にぶつからなかった玉はほとんどスタートに入りませんが、コンロ回転体に巻き込まれてスタートへ…といったイレギュラー入賞も存在します。


[5]将子ちゃんステージ(フライパン)
包丁にぶつかった玉は、奥のルートに向かってフライパンの上に出てきます。

このフライパンはゆらゆらと左右に揺れているので、役モノ最下段に玉が落ちる時の位置がバラバラ。玉の落下位置がよければスタートに入賞します。


といった感じです。

王将2でいうところの左役モノが包丁、回転体がフライパン、おまけスタートがコンロ回転体からのイレギュラー入賞といったところですかね。スタート入賞のメインルートはフライパンからになりますが、コンロやVIPルートも無視はできません。


そして、実戦でサンプルを採る項目は

[1]上ヘソに入った玉数
[2]ノーマルorSPルートの玉数
[3]ノーマルルートからのフライパン到達(包丁クリア)玉数
[4]コンロからスタートに入賞した玉数
[5]SPルートからVIPルートorフライパンに向かった玉数
[6]フライパンからのスタート入賞個数

この6つです。

王将2同様、上ヘソでボーダーラインを出すことがこのコラムの目的です。ただ王将2のように回転体に乗れば1/4でスタートに…という計算はできなくなっており、数えるところが増えていますね。


ちなみに、ドットに赤い数字が2つ並ぶと大当たり。一般電役なので規定回数(スペックによって変化)大当たりを消化すると終了となります。

大当たり終了時に電チュー保留(最大4個)があればおかわりタイムに突入しますが、普通に打っていれば、大当たり終了時にまず間違いなく電チュー保留は4個貯まります。

このあたりのシステムは王将2と変わりません。


逆に変更されたのは通常時の賞球。スペックによって賞球数は変わるのですが、上ヘソに入った玉は必ず賞球があるのが大きな特徴です。このおかげで王将2よりも玉持ちが安定しますね。


スペックは、おすすめ600、凄盛2000、大盛5000、メガ盛7000の4種類。おすすめ600、凄盛2000は王将3から新たに加わったスペック、逆に王将2にあったミニ500、おかわり777、大盛3000がなくなってます。

今回実戦するのはおすすめ600。

●スペック
大当たり確率…1/8.3
出玉…平均573.9個
おかわり期待度…40.2%
※出玉は今回の実戦値

おすすめ600は10回1セットで1回の大当たりになります。王将3のなかでは大当たり確率が最も高く、出玉も少ない。コツコツと増やしていくタイプです。

大当たりラウンドには振り分けがあり、2Rが70%、8Rが20%、16Rが10%です。ラウンド振り分け通りなら2Rが7回、8Rが2回、16Rが1回で合計46R分の出玉を獲得できます。

賞球は、

スタート…4個
スタート左…5個
スタート右…12個
上下アタッカー…7個
電チュー…1個

となっています。


前置きが長くなりましたが、それでは実戦へ。

打ち始めて、まず気にするのはストローク。


(C)(株)王将フードサービス

強さを変えて4箇所ほど試したみたのですが、最終的に落ち着いたのは3連釘の下にあるブッ込みを通すストロークです。

実戦した台では、ここが一番に連続入賞率が高い気がしました。


(C)(株)王将フードサービス

上ヘソに関しては十分な広さがあるように見えますね。


それでは、役モノ入賞時のルート振り分けについて。

今回は上ヘソに1115個入り、そのうち33個がSPルートに行きました。33.8個に1個の割合(2.9%)です。

王将2のSP入賞率が11〜12%だったことを考えると、王将3の入賞率はだいぶ下がっています。邪魔釘がない上ヘソだけど、やはり連続入賞のタイミングがシビアなのでしょう。


次にノーマルルート。ノーマルルートに向かった玉は1082個、そのうち左の役モノを突破した数は113個。突破率は10.4%、9.6個に1個の割合です。

そして包丁を突破した113個のうち、スタートに入賞した玉は49個。割合は43.3%。2.3個に1個の割合です。

また包丁を突破しなかった玉ですが、コンロ回転体に巻き込まれてスタートに入賞するイレギュラーパターンがあります。包丁をクリアできなかった969個のうち、イレギュラー入賞は26個でした。37.3個に1個はイレギュラー入賞があったということですね。


次に、上ヘソ入賞時にSPルートを通過した玉ついて。SPルートを通過した玉は33個で、そのうちフライパンに乗った玉は21個です。さらにその21個のうち、スタートに入賞したのは11個でした。

フライパンに乗らなかった12個はVIPルートを通過してスタートに直行しました。


ノーマルルートとSPルートの合算で見ると、1115個のうち134個がフライパンに乗りました。到達率は12.0%、8.32個のうち1個が到着したことになります。

そしてフライパンからスタートに入った玉は60個。2.23個に1個入賞しています。王将2の回転体(理論上1/4)と比べると、フライパンからのスタート入賞率はだいぶ高くなっているようですね。


というわけで、今回の実戦では

●役モノ入賞個数
合算…1115個
├ノーマルルート…1082個(97.0%)
└SPルート…33個(3.0%)

●フライパン到達個数
合算…134個(12.0%)
├ノーマルルートから…113個(10.4%)
└SPルートから…21個(63.6%)

●フライパン→スタート入賞個数
合算…60個(44.8%)
├ノーマルルートから…49個(43.4%)
└SPルートから…11個(52.4%)

●その他スタート入賞個数
合算…38個
├コンロから…26個
└VIPルートから…12個

となりました。



今回は大当たり18回で10331個獲得したので、1回あたりの平均出玉は573.9個。これにおかわり期待度(平均1.67連)を掛けると、初当たりに対する期待獲得玉数は959.2個になります。

この数字を元にすると、この台は959.2個打ち込むまでに大当たり確率分母の8.3回以上回れば持ち玉が増える計算になります。

では、この959.2個あたり8.3回を250個あたり〇回に直してみます。倍率は959.2/250=3.84。8.3を同じ数で割ると…2.16個。これが250個あたりのスタート入賞ボーダーになります。


それではスタート入賞ボーダーと上記の実戦値を元に、上ヘソ入賞ボーダーに変換します。

スタート入賞個数98個に対して上ヘソ入賞個数は1115個。割合としては11.38個に1個、つまり11.38倍なので、スタート入賞ボーダーの2.16個を11.38で掛けると…24.61個。これが上ヘソ入賞ボーダーですね。


ただし、これは実戦でのSPルートからのスタート入賞を含めた数値になります。連続入賞が条件のSPルートは、ひとつの台の実戦値を出したところで他の台を打つ時に参考にするのが難しいです。

なのでこれまでの王将2実戦コラムでも出したように、上ヘソに入った玉(1115個)が全てノーマルルートを通過したと仮定してボーダーを出してみます。SPルートからのスタート入賞を含めたボーダーよりもカラい数字になりますが、これ以上回れば大丈夫…というかSPルートを完全なるプラス要素として考えることができるので不安定な要素は排除できますね。

ノーマルルートを通過した個数は1094個、そのうちスタートに入賞した玉は75個。ノーマルルート経由のスタート入賞率は6.9%です。では1115個全てがノーマルルートに入ったと想定すると、6.9%なので77.3個(14.4個に1個)のスタート入賞が見込めます。

それではスタート入賞ボーダーの2.16個に14.4を掛け合わせると…

31.21個!

これ以上回れば打ってよし! です!!


…予想はしていたけど、通常時の賞球で玉持ちがよくなっているぶん王将2よりもかなりボーダーが上がっていますね。

では、今回の実戦での上ヘソ入賞個数はこの31.56個を上回ることができたのか。

投資が2200個、大当たりで獲得した出玉の合計が10331個、そして流した玉が2000個なので、打ち込み玉数は10531個。そして上ヘソ入賞は1115個。

ということは、250個あたり26.47個入って…全然足りてませんね。SPルートからのスタート入賞を含めたボーダーだと辛うじて上回っていますが…。


まぁ、次回はゲージか打ち方など、技術介入でボーダーラインを下げる方法を模索してみます。


最後に、今週の王将ライフ!

今回は…ジャジャン!!


酢豚です!

個人的にレギュラーメニューのなかでは天津飯の次に好きなメニューです。

バイトしていた時は皿を洗いながら先輩が作る酢豚をよく見ていましたが、肉と野菜とをしっかりと揚げてから甘酢と一緒に絡めるので、トロッとした餡の中でも肉と野菜のカリッとした絶妙な触感を楽しむことができます。

是非是非ランチでお召し上がりください!
アツいぜ
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