王将2 特盛5000
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どうもどうも、Q太です。

王将でのアルバイト中、お客様から餃子一人前を頼まれて「イーガーコーテル」と注文を通したらこっぴどく叱られたことがあります。何がダメなの? と疑問に思う人もいると思いますので説明を。

王将の餃子一人前の注文の通し方として一般的に使われるのは「イーガーコーテル」ですが、店舗によっては別の呼び方をするところもあったんです。僕の働いていた店舗では、新人は「コーテルイー」という言葉を徹底されており、それを守らなかったので怒られたわけです。

意味合いは一緒ですし、ベテランの方は普通にイーガーコーテルで注文を通してましたが、色々とルールがある事に衝撃を受けた記憶がありますね。


さてさて、早速ですが今週も餃子の王将2を実戦してサンプルを集めてきました。スペックは特盛5000。

ミニからのおかわり、おかわりからの大盛、大盛からの特盛。出玉数に応じたサブタイトルがジワジワきます。

●スペック
大当たり確率…1/23.0
1回の大当たり出玉…平均4940個
おかわり期待度…16.3%
※出玉は今回の実戦値

今回の特盛5000は2Rの58回セットで1回の大当たりとなっています。出玉は約5000発。おかわりすれば即5000発が上乗せされるので高揚感も半端ではありません。

それでは早速、実戦へ。


特盛5000は設置が少なくなってきている王将2シリーズの中ではメガ盛り7000と並んでトップクラスの店舗数を誇ります。

…といっても、126店舗(Q太調べ)ですけどね。まあ、餃子の王将2の中でメインとされているスペックがこの特盛5000とメガ盛7000なのでしょう。

とりあえず行ける範囲で3店舗のホールの様子を見比べたのですが、どれも厳しめな調整。4円パチンコで勝負するにはあまりにも怖かったので、低貸玉店での実戦となりました。


まず役モノ入り口(上ヘソ)付近。

今回の上ヘソ入賞個数は503個で、そのうちSPルートを通過した個数は27個。18.6個に1個の割合(5.3%)なのですが…今回の実戦台の上ヘソ周囲のゲージを見てください。


(C)(株)王将フードサービス

上ヘソ手前のこぼしポイントが、若干ですが左右に広がっています。これでは上ヘソに到達する前にここで死に玉が多く出てしまいます。


(C)(株)王将フードサービス

これは前回のゲージですが、これと比べて上ヘソの幅も明らかに狭い。

前回の3000はSPルート期待度が11.8個に1個(8.5%)だったので、数字で比べてもかなり少ないですね。打つ前から多少は予想していましたが、こうなると連続入賞も一気に減ってしまいます。

なら最初から打たなければいいじゃないかと言われたらその通りなんですが、僕が見た限りではどこも似たような調整でして…。かなり大事に扱っているホールでもない限り調整に期待は出来のかもしれません…。


次に、ノーマルルートに向かった玉が左の役モノを突破する個数、割合です。

ノーマルルートに向かった玉は476個、そのうち左の役モノを突破した数は92個。割合としては5.17個に1個(19.3%)です。

ミニ500は5.6個に1個、おかわり777では5.2個に1個、前回の大盛3000では5.5個に1個の割合だったので今回が一応一番優秀ですが、誤差の範囲ですかね。

左役モノの円柱の穴(ここに入ると回転体に到達)は左右に振れるような動きを続けているのですが、左右目一杯に傾いた時に一瞬止まるんですよ。それ以外の角度では止まることがないから、時間は左右に傾いている状態が一番長いはず。なら玉が一番傾いた状態の穴に入るような横の軌道を描くと入賞率が高くなるんじゃないかと思うんですよね。

玉突きすると縦の軌道になりやすいので、左役モノ内に複数の玉があると入賞率が落ちるのでは…と考えていたのでミニ500とおかわり777では止め打ちしたんですけど、前回の打ちっぱなしで消化した大盛3000と比べてイマイチ差が感じられない。

サンプル不足なのか思い込みなのか…答えは出ないかもしれませんが、メガ盛り7000でも気にして打ってみます。

ノーマルルートとSPルートの合算で見ると、503個のうち119個が回転体に到達しました。4.2個のうち1個(23.7%)の割合です。


で、実際にスタートに入った玉は38個、3.1個に1個の割合でスタートに入りました。理論値(到達率1/4)の29.8個を大きく上回る優秀な結果です。ルート別に見ると、ノーマルルート経由が28個、SPルート経由が10個でした。

ただし、そもそも上ヘソ入賞率が低いので、打ち込み玉数に対しては良い数字とは言えませんね。


というわけで、今回の実戦では

●上ヘソ入賞個数
合算…503個
├ノーマルルート…476個(94.6%)
└SPルート…27個(5.4%)

●回転体到達個数
合算…119個(23.7%)
├ノーマルルートから…92個(19.3%)
└SPルートから…27個(100%)

●回転体→スタート入賞個数
理論値…29.75個(25.0%)
今回の実戦…38個(31.9%)

となりました。

今回は大当たり3回で14821個獲得したので、1回の平均出玉は平均4940.3個。おかわり(期待度16.3%)を考慮した期待獲得出玉は5901.7個。この出玉を打ち込むまでに、大当たり分母である23.0回の抽選を受けることができればOKとなります。

これを250個あたりのスタート入賞回数に換算すると…

約5902(5901.69…)個÷250=23.6なので、大当たり分母の23.0をこの23.6で割りますと…

0.97回。これが250個あたりのスタート入賞回数になりますね。

回転体到個数で見ると、回転体からのスタート入賞率が理論値の1/4なら3.90個、今回の実戦値なら3.05個。ですが、ここは1/4で考えておいたほうがいい思うので、3.05個は無視してもいいと思います。

となると、上ヘソから左役モノ突破までの実戦値をもとにした250個あたりの上ヘソ入賞個数の目安は16.24個となります。

ただ…もう散々書いてますが、SPルートからの入賞個数を含めてしまうとあまり参考にならないので、今回はノーマルルートのみを参考にした数字を出してみます。

上ヘソ入賞…503個
ノーマルルート…476個(94.6%)
左役モノ突破…92個(18.3%)

これは今回の実戦値。仮に503個全てがノーマルルートに行ったとしたら、想定される左役モノ突破個数は97.2個。そして回転体→スタート入賞率(1/4)から想定されるスタート入賞個数は24.3個。これは上ヘソに入賞した玉のうち20.7個に1個がスタート入賞までたどり着くことになります。

これで250個あたりで必要な上ヘソ入賞個数を出すと…20.16個!

これは、これ以上回っていれば打ってもOK、あとはSPルートの上振れのぶんだけプラスになる…という捉え方で参考にできる数字かなと思います。


では、今回の実戦で250個あたり何回役モノに入ったのか見てみましょう。

今回はパーソナルじゃなかったので、大当たり出玉を計るために大当たりで獲得した出玉は即流していました。現金投資玉数は15200個、大当たりした時に残っていた玉数が合計で320個だったので、総打ち込み玉数は14880個です。

役モノ入賞個数は全部で503個。ということは、250個あたりの役モノ入賞個数…8.45個

うーん…こんな台、勝てるはずがないですね。今回は回転体からのスタート入賞率が異常に高かったから軽傷で済んだけど、これが1/4だったらと考えると…。

まぁ、この時期に状態のいい王将2を探すのは難しいんですかね。


さて、今回は大当たり中に出玉を上乗せする為の技術を1つ。捻りうちです。

デジパチでもよく使われている、アタッカーへの重複入賞を狙う打法ですね。これ、餃子の王将2でも効果がありました。

手順としては…

[1]
ハンドルの位置を上の3本釘(下の画像参照)に当たる強さに調整


(C)(株)王将フードサービス

[2]
アタッカーが開いたのを確認したら打ちだして、アタッカーに玉を2個入賞させる

[3]
3本釘に当たる強さで1個目を打ちだしたら、すぐにフルパワーでもう1個打ち出し


です。

打ちっ放しだとほぼ3個しか入らないけど、この手順で消化すればオーバー入賞率が結構上がります。アタッカーの賞球が15個なので効果は高いですよ。


ただしスルーの状況次第では電チュー保留が途切れてしまう可能性もあります。そうなると、スルーに通るまで打ちっ放し→図柄が揃ったら捻り打ち→電チュー保留が途切れる→また打ちっ放し…で玉が減るという負のループに陥ります。

なので、途中でスルーが途切れる場合は打ちっ放し、または前々回のコラムで書いた止め打ちのみで消化したほうがいいと思います。


あくまでもスルーが良いことが条件、あと捻り打ちに手間取って開放時間が短い小当たりを逃してしまうと本末転倒なので、状況と技術に応じて使い分けましょう。


ちなみに、右打ち中は電チュー保留が点滅していることがありますが、この点滅保留消化時は必ず2R大当たりか小当たりでした。なので、玉の打ち出しを止めている時は打ち出す準備をしておいたほうがいいですね。

塵も積もれば山となるという言葉もあるように、長い時間打つと大きな差になります。小技として覚えておいても損はないかと。


以上で今回の実戦は終了です。来週は、一旦これまでの数値をまとめてみようと思います。


最後に、恒例のメニュー紹介!!

今回は綾瀬駅前店に行ってきましたが、そこにもオリジナルメニューがありました!


綾瀬オリジナル特選丼プレート! 僕はチュードン(中華丼)にしました!

チュードンにソーハン(焼き飯)という王将でも人気の高い2品が食べられてこの値段です。文句の付け所がありませんね。


そしてコーテルは良く焼きにてもらいました。注文時に「良く焼きで」と伝えると、通常よりカリっとした餃子を出してくれます。これがまた美味しいんですよ。


他に、


なんと男女別のサービスもあったりして、メニューを見ているだけでも楽しめる店舗でした。


今月の王将ライフも充実しています。
来週は何処にするかなあ。

ではでは!
アツいぜ
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