王将2 大盛3000
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どうもどうもQ太です。このコラムを書いている今日は、本当に暑いです。これからはもっと暑くなるのかな?

だがしかし、暑いとビールが美味しいんですよ。王将に行って餃子にビールという最高な組み合わせでもって最高な夏にしたいですね。


さてさて早速ですが、今週も餃子の王将シリーズを実戦してサンプルを集めてきました。

今回実戦するのは餃子の王将2 大盛3000。

●スペック
大当たり確率…1/15.2
大当たり出玉…平均2926個
おかわり期待度…23.8%
※出玉は今回の実戦値

今回の大盛3000は大当たりが35回1セットになっています。前回のおかわり777と違って、大当たりが2Rのみです。おかわりの期待度は低いけど、大当たり出玉が多いので1回でもおかわりできるとデカいですね。

それでは早速、実戦へ。


まずは導入ホールの調査。僕が調べた限りでは、大盛3000を設置しているホールは全国で23店舗。そのうち関東地方は9店舗で、東京だと4店舗しか入っていません。

何店舗かホールの様子を見比べて、結局は上ヘソ付近の釘調整が良く見えた豊島区のホールでの実戦にしました。


まず役モノ入り口(上ヘソ)付近。

今回の上ヘソ入賞個数は1035個で、そのうちSPルートを通過した個数は88個。11.8個に1個の割合(8.5%)です。

前回のおかわり777では16.3個に1個(6.1%)だったので、それとくらべるとかなり優秀…というか、やはりSPルート割合は台によって差が激しいです。

とりあえず今回の実戦台の上ヘソ前を見てください。


(C)(株)王将フードサービス

王将では上ヘソ手前にある黒い矢印付近の調整に注目です。

ポイントは「ココを狙え」の「コ」に重なっている釘ですね。この釘の左側がこぼしポイントで、ここが広いと無駄玉が出やすくなって連続入賞も一気に少なくなってしまいます。

逆に右側の幅が左よりも広ければ上ヘソに寄る玉が増えるので、入賞個数はもちろん連続入賞個数も増えますね。

これを踏まえて写真を見てみると、明らかに右の幅のほうが広いのがわかります。今回はこれで連続入賞個数が大幅に増えたのでしょう。

ここは王将2の重要釘のひとつ。打つ際は三角形の釘の形を気にしてみてください。


次に、ノーマルルートに向かった玉が左の役モノを突破する個数、割合です。

ノーマルルートに向かった玉は947個、そのうち左の役モノを突破した数は172個。割合としては5.5個に1個(18.2%)です。

今回の実戦台は左役モノ手前で遊んでいる時間が長く、役モノ手前で止まる様な玉の軌道を描いてました。前回はここで遊んでいる時間が長いほど突破率が高いんじゃないかと書きましたが…今回の突破率はミニ500実戦の数値とほとんど変わらないんですよね。あまり関係ないのかな。


次に回転体到達について。ノーマルルートとSPルートの合算で見ると、1035個のうち260個が回転体に到達しました。3.98個のうち1個(25.1%)の割合です。

回転体からのスタート入賞率を1/4と仮定すると65個がスタートに入る計算ですが、実際にスタートに入った玉は56個。4.64個に1個なので、理論値を結構下回っていますね。ちなみにノーマルルート経由が31個、SPルート経由が25個でした。


というわけで、今回の実戦では

●上ヘソ入賞個数
合算…1035個
├ノーマルルート…947個(91.5%)
└SPルート…88個(8.5%)

●回転体到達個数
合算…260個(25.1%)
├ノーマルルートから…172個(16.6%)
└SPルートから…88個(100%)

●回転体→スタート入賞個数
理論値…65個(25.0%)
今回の実戦…56個(21.5%)

となりました。


今回は大当たり1回の平均出玉が2926個だったので、おかわり(期待度23.8%)を考慮した期待獲得出玉は3841個。

つまり3841個打ち込むまでに、大当たり分母である15.2回の抽選を受けることができればOKとなります。

これを250個あたりの回転率の目安に換算すると、スタートは0.99個、回転体到達は3.96個となります。

上ヘソからスタート入賞までの実戦値をもとに250個あたりの上ヘソ入賞個数の目安を出すと…

●回転体から1/4でスタートに入賞した場合
15.75個

●回転体から1/4.64(今回の実戦値)でスタートに入賞した場合
18.28個

となります。

回転体からのスタート入賞が悪い方に偏ると、こんなにボーダーが上がってしまうんですね。


それでは、今回の実戦で250個あたり何回役モノに入ったのか見てみましょう。

投資が6500個、獲得出玉は大当たり5回で14630個。最終的に流した玉が8000個なので、打ち込み玉数はトータルで13130個となります。

役モノ入賞個数は全部で1035個。ということは、250個あたりの役モノ入賞個数…19.7個


これを見るとそこそこ優秀な気もしますが…やっぱりSPルートのサンプルが入ってると参考にするのが怖いんですよね。


(C)(株)王将フードサービス

アタッカー前もマイナス調整だったし、こんなに甘く出ていいのか? と疑心暗鬼になってしまいます。やっぱりSPルートを考慮しないような数字を出したいですね。

まあ前回から同じことを書いていますが、ちょっと手こずってまして…なにかいい数字の出し方が見つかったら書きたいと思います!


とはいえ、今回はこれまでの実戦の中で一番マシな調整でした。多少長く稼働出来たので、試しに回転体に玉が到着するまでは打ちっ放しにしました。

以前までは左役モノ内で玉が入ったら打ち出しを止めていましたが、玉突きが役モノ突破率に影響を与えるのか定かではない状況では時間効率を優先させた方がいいかな…と感じました。


以上で今回の実戦は終了となります。

来週は王将2 特盛5000を追っていこうと思います。だんだんとリスクの高いスペックになってきて、ビビリ始めている僕でした。


それでは、最後に今週のメニュー紹介!!

今回も初回と同じ上野公園前店へ行ってきました! この店舗限定のメニューは…



青椒肉絲丼になります!

もうレギュラーメニューにしてもおかしくないくらいしっかりと完成された味でしたよ。というか、もう何でもウマいや。


店舗オリジナルメニューを求めて色んな王将を巡るのも楽しそうですね。来週はどこかに行こうかな。

あ、もし皆さんの近所や知ってる店舗でユーモアあふれるメニューがあれば、ぜひ教えて下さい!

ではでは!
アツいぜ
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