運留にインタビュー
  1. TOP
  2. ぱちイズム〜私の密かな…〜
  3. 運留にインタビュー


SF塩野が好きな演出や好きな機種など、パチンコにまつわるあれやこれやを、ライターさんたちにインタビューする当コラム。第4回は元・お笑い芸人かつ現・オリジナル必勝法編集長の運留さんです。



「運留とはかれこれ長い付き合いだけど、変わらないね、貴方は」

「塩野さんこそ、相変わらずお盛んなようで」

「いえいえ、貴方ほどでは」

「今日はそういう話で行きますか」

「ノンノン! パチンコの話をして!」

「仕方ないなぁ〜。今年の上半期はヤマトONLY ONEが神台として認定されました」


(C)東北新社

「ほほぅ。そりゃまた何で?」

「これは運留オリ法なんですけど、大当たり後即ヤメ台を狙うとボコボコ当たるんですよ。アホかっ! っていうくらいにね」

「私からすると運留さんがアホに見えるんですけど」

「何をおっしゃる。こんなにわかりやすい台はないですよ。ホントにヤバいです」

「単発だってあるでしょ?」

「もちろんありますよ。確変か通常か、そこはヒキ次第です」

「…ま、まぁ要するに相性がいいんだね」

「いやいや、そういうことじゃないんですよ。全然信じてないでしょ? AKBとかもそうなんですけど、データカウンターの回転数のツブツブがあるじゃないですか。100回転消化で1個のツブが点灯するヤツ。履歴を見るとあれが1ツブで続いていることがヤマトではよくあるので、そういう台を狙って打つ。するとマジですぐ当たるんですよ。これが神台たるゆえんです」

「確かにヤマトはそういう挙動が多い気もするね。実際に俺も単発後の2回転で当たったことがあるし。また単発だったけど(汗)」

「ほらきた!!! やっぱりそうなんですよ」

「そういうことからすると運留の意見もあながち否定できないな(汗)。ちなみに演出でお気に入りがあったりするの?」

「もちろんです。塩野さん、森雪って知ってますか?」

「あの黄色い服を着てる女の人でしょ?ヒロイン的な」

「そうです。あの娘が天然で、いい味出してるんですよ」

「…というと?」

「雪ちゃんは常にアナライザーにお尻を撫でられとるんですよ」


(C)東北新社

「知ってる、知ってる。画面右下のやつね。あれを見てると、ロボットなアナライザーがおっさんに見えてくるもん。まるで運留さんみたいに」

「そうですよ、僕もガンガン触っちゃいますし。なんならスパンキングっす」

「そういう方面だっけか?」

「叩きましょうか? お尻出してください」

「是非お願いします…って、バカ!」

「塩野さんとは色々な夜のお店に行きましたよね」

「ええ。ある時は隣の部屋で『俺、四つん這いになっていいかな』って運留さんが(笑)」

「僕ですか?」

「ええ。運留と女の子のやりとりが気になってね。プレイに集中できなかった記憶が…」

「ちょっと! なにこんなところでカミングアウトしてるんすか」

「ごめんごめん。話が逸れたから、パチンコのネタをプリーズ(笑)」

「はいはい。でね、またまた雪ちゃん関連なんですけど、あの娘、ああ見えてコーヒーを入れるのが下手くそなんですよ」

「それは穏やかじゃないね」

「コーヒーを入れて人型の保留に飲ませて保留変化させるんですけど、ドジっ子なんでコーヒーが不味くて、いつも保留アイコンの人間に『オェー』って吐かれるんです」

「吐いたら色は変わらないよね」

「そうなんです」

「ダハハハハ! また吐き方が妙にリアルだったりするんだよね」

「おっ塩野さんも細かいところまでよく見てるじゃないですか! 森雪ネタ、まだまだ欲しがってる感じですか?」

「あんまり欲しがってないです(笑)」

「出た〜! 塩野さん。今日はインタビュワーなんですからね、少しは興味のあるフリをしてくださいよ」

「いやいや、全然いいですよ。っつか、まだあんの?」

「森雪がパンツをめくられるんですけど…」

「パンツを? 具が見えちゃうじゃん」

「そうなんです、はまぐりが見えたら激アツ…ってバカですか? スカートと言い間違えたんですよっ!」

「あっそうなのね(笑)。森雪がスカートをめくられる、と。はいはい」

「で、人型のアイコンが色を喋ると保留変化で、『…』だとガセなんです」

「アレって、パンツの色をしゃべってるわけ?」

「そうですよ」

「となると、もしかして『…』の時ってノーパ…。いや、これ以上言うのはやめておきます(笑)。しかしそう考えると、人型保留に何らかの意思を感じるな」

「人型保留の森雪の扱いはヒドいですよ。コーヒーを入れれば吐くし、パンツを見せれば『…』ですからね」

「目も口もないのに恐いなぁ」

「あとはこんなのもあります。これは回転中の予告なんですけど、医者が熱計ってくれーって大騒ぎする演出があるんですよ」

「うんうん」

「森雪がいいですよって言うんですけど、次の瞬間には体温計どこ〜みたいな(笑)」

「了承しておきながら体温計ないんだ(笑)」

「ないんかいっ! ってなりますよね。さらにリーチでも『山本執念の帰還』という面白演出があって」


(C)東北新社

「実際は真面目に描かれたリーチなんですけどね。ヤマトがすぐに出発しないといけないのに、山本がどっかからまだ帰って来てないんですよ」

「出発しないとやられちゃうんだね」

「そうです。で、艦長が出発したがるんですけど、古代が言うんです。『ちょっと待ってください、まだ山本が外にいます』と」

「ほぉ」

「いや、おかしいでしょ。山本がいるのはすぐそこですよ? ハッチを閉めるのをもう少し待てば山本が助かるのに…。で、古代が山本ぉぉぉぉ! って絶叫してハズれるんです」

「そこ、待たないんだ。艦長って慌てん坊なのかひどい奴なのか。いや、山本のことが嫌いなのか(笑)。しかし、そういう視点で見るとヤマトはツッコミどころ満載だね。なんだか打ちたくなってきたよ」

「でしょ? まだありますよ。ヤマトには『魂』という概念があるんです」


(C)東北新社

「魂が6個貯まると擬似連という演出だよね?」

「あれがですね、通常時の間持たせに非常に役立ってるんですよね」

「リーチになっても魂が残ることがあるよね?」

「そうです。残っているのがまた増えてMAXになると、擬似連が継続したり、ワープ演出に発展したりするんですけど」

「ワープするとアツいんだっけ?」

「はい。魂は間持たせをしながら、アツい場面にも絡む。そういう意味では良い演出だと思います」

「通常時の間持たせは、上手くやってくれればそれに越したことはない。煩わしい演出だと、何も出ないほうがいいということになっちゃうけど」

「そのあたりって、ヒットする機種とそうでない機種の指針になりますよね。あと、僕独自の未公開情報も知ってますよ。アタッカーに重複入賞したときのセリフなんですけど」

「最近の機種は重複すると効果音じゃなくて、セリフをしゃべったりするけども」

「そうです。ヤマトは10カウントなんですけど、11個目が入ると艦長が『よ〜し!』って言うんです」

「12個目が入ると?」

「今度は『大人になったなぁ』って言うんです」

「13個目だと?」

「『もうその辺りにしておけ』…と言うかどうかは知りません」

「13個目は未体験なわけね(笑)」

「それを確認するまではヤメられません」

「メーカーさんに聞きなさいよ(汗)。まぁでもヤマトって、アタッカーの感知が遅いから重複入賞しやすいよね」

「ボコボコ重複するときがあるのでお得感があるんですよ。あと連チャン中もイイです」

「1G連システムのこと?」

「いや、敵艦バトルBONUSです。アレが出ると連チャンが終わってしまう可能性があるんですけど、チャンスアップがなくても結構続くんです」

「まぁ2連で終わるときも多分にあるけど(汗)、演出面でってこと?」

「そうです。チャンスアップがあればアツいんですけど、なくてもそれなりに継続する。そのあたりのバランスも好きです。隠れた名機ですよ、ヤマトは」



※インタビュー後記
インタビュー後もそそくさとホールに赴く。編集長という肩書を持ちつつも、いつまでも現場主義。それが運留さんですね。今後も楽しい誌面作りに期待しております。ちなみに私はと言えば、運留さんのインタビュー以来、ヤマトにドハマリして打ちまくりです。今回のインタビュー内容を思い出しながら打っていただくのもオツかと思いますので是非。次回はソフィーさんのインタビューをお届けします。お楽しみに!
アツいぜ
93