MK5
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担当編集・しゃっく(以下、し)「今週は、嵐さんが長年に渡り世に広めてきたあの邪法についてのご質問を紹介したいと思います」


いつも楽しく読まさせて頂いています。質問なんですが、過去に嵐さんは数々の個性的な打法を世に発表されてきましたが、現在開発中の打法はあるのでしょうか?

もしくは、抽選に関わる「この部分に注目している」などあれば、教えてください。よろしくお願いします。
(PN:Y)



「個性的な打法…というのは『アラシステム』のことですよね。間違いなく」

「ですな。こうやって、沢山の方に認知して頂けているみたいで本当に嬉しいです♪」

「あんなオカルトのドコに興味が惹かれるのか…僕には全く理解の及ばぬ領域ですが、質問が来てしまった以上、読者様のためにひと肌脱がせて頂くのが僕の仕事ですからね。で、開発中の打ち方はあるんですか?」

「開発中…というか、アタクシは新機種が出るたびに、ソレ専用のアラシステムを常に試行錯誤していますからね。1年365日、開発中と言えば開発中でございます」

「(ムダな努力を)大変にご苦労さまなことで。じゃあ、最近新たに開発したシステムとやらはあるんですか?」

「そうですね。新しめの機種でいうなら『秘宝伝』の『アラシステムMK5』ですかね。ちなみにこのMK5は、秘宝伝ではなく別の機種でも流用可能なシステムですけど」

「ずっと前かっら~、カッレ~のこと♪ …って、それは広〇涼子さんの代表曲のタイトル名ですよね!? …よくもまあ、そんなに堂々と名前をパクれますね(呆)」

「パクったんじゃなくて、いなりです。名前がカブったのは」

「また出た!」

「はい、またまた出ました。たまたま、の意ですね」

「…」

「えへへ」

「真面目に相手をしようと思った僕がバカでしたよ。で? MK5というのはどういうシステム…いわゆる打ち方なんですか」

「CZや上乗せ特化ゾーンを、"他の得意な何か"に置き換えて消化する…というのが、MK5のザックリとした概要となっております」

「う~ん、いまいちピンと来ないんですけど。秘宝伝だと、どこでどのようにそのシステムとやらが発動するんでしょう?」

「秘宝伝だとMB中ですね。秘宝伝のMBって、約1/7のSBを引くと終了する仕組みじゃないですか?」

「そうです」

「だから、SBを引かずに終了を延ばしに延ばして…できれば完走にまで到達したい…と、我々打ち手は願いますよね?」

「ええ」

「アタクシもそう思って、最初は愚直に真っ向勝負でレバーを叩いていたんです。でも、いかんせん上手くいかない。そしてその上手くいかない事象が、その内にだんだんと恐怖心へと変わってきて、本来ならば一番の見せ場であり楽しいハズのMB中のレバーONが、怯えと苦悶の時間へと変貌してきてしまったんです」

「お気持ちは痛いほど分かりますね。僕も、特に通常時の高確率中やART中のピラミッドパワー中は、楽しいというより怖いですもん、レバーONが(苦笑)」

「でしょう? その恐怖心を払拭するために開発されたのが、MK5というワケです」

「ということは…MB中を得意な何かに置き換えて、レバーONをしていく…ということですか?」

「しゃっくもだんだんと『システムの妙』というものが分かってきたみたいだね。黒帯はまだ早いけど、茶帯くらいならあげてもいいかも」

「結構です。…で、嵐さんは何に置き換えて消化しているんですか?」

「同じ1/7程度のフラグを引くと終了の可能性があるもので、アタクシが最も引き延ばすのを得意としているもの…それは他機種におけるARTの準備状態中なんですよね。例えばジャッカスとか、慶次とか」

「あ~、リプレイを引くとRT状態に上がって、ARTに突入する機種の準備状態のことですね?」

「ご名答! で、神様がアタクシに与えた唯一無二の才能が、その準備状態を引き延ばすことだ…とアタクシ嵐は自負しているのです。ジャッカスも慶次も、70Gくらい準備状態が続いたこともありますから」

「凄いっ! …でもショボいっ! その才能、さすがにショボすぎて笑えませんね。GODを引く才能とかだったら僕も羨むところですが、準備状態を引き延ばす才能となると微妙…というか、ハッキリ言って、要らないですね(苦笑)」

「うるさいわっ! 俺だって、ホントはGODを引く才能が欲しかったよ(泣)」

「でしょうね(笑)。で、置き換えて消化してみたら、まさか継続するようになったんですか?」

「はい! …と、言いたいところですが、特にそんなことはないですね。なんせ、パチスロのレバーはどんな叩き方をしたって確率は常に一定ですから」

「自ら効果の無さを認めちゃったよ?」

「いやいや、効果はありますよ? 準備状態と同じだ! と思い込んでレバーを操作することで、MB終了に対する恐怖がだいぶ薄らいでくれましたし、ロング継続やそれこそ完走を勝ち取った時には、『やっぱり俺、準備状態を引き延ばす天才だぜ!』と、満足感とドヤ感をより強く堪能できるようになりましたから」

「なるほど。メンタルの安定に一役買っている…ということですね」

「もともとアラシステムは、そうやってレバーONに対する恐怖心やストレスを軽減したり、逆に上手くいった時の喜びや楽しみを倍増させたり…という、メンタルコントロールを目的とした打ち方ですからね。あとは、一打一打をじっくりと消化することで、周りを不快にするレバーの連打や強打を軽減するのも狙いの1つであったりします」

「それで生まれたのが『やさシステム』だとか言ってましたもんね」

「やはりキミは、アラシステムに対する造詣がことのほか深いようですな。ホントは好きなんじゃ…」

「これだけ傍で聞かされ続けてきたら、嫌でも覚えてしまうものですから(苦笑)。好きとかそーいうのじゃないので、悪しからず」

「もう。ツンデレさんなんやからぁ~」

「(無視)長々と説明して頂けたおかげで、なんとなくMK5の概要は理解できました。…ただ、1つ分からないことがあるんですが」

「何かな?」

「なんで"MK5"なんですか?」

「ああ、名前の由来ね。それは…


M→MAJI(マジ)で
K→KANSOU(完走)する
5→5人(誤認)状態


…ということです。MB中を得意なART準備状態中と置き換える、つまり誤認しながらレバーを叩くことで、秘宝伝のMBを完走させたい! という願望をストレートにシステム名に織り込んでみました」

「いやいやいや、最後の5人を誤認と掛けるっていうのは、さすがに無理がありますがな。ただMK5って言いたかっただけやん(苦笑)」

「フッフッフ。実は5人と誤認を掛けたのにも、深い意味があるんですよ」

「あまり期待はしませんが、一応その意味とやらを聞いておきましょうか」

「ホラ、アタクシの名前って"あの5人組"と誤認されやすいでしょう? だから5人と誤認を上手に掛けて…」

「コレ以上この話題を続けると、とてつもなくリスキーな内容になりそうなんで、今回はこの辺にしておきましょう(汗)」