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- あさってに向かって打て! (嵐)
調査実戦最終話「二度あることは…」
今回、アタクシがやるべきことは至ってシンプル。己で打ち立てたバカルト、
「ニドサン理論」
をとことんまで信じ抜くこと、ただそれだけ。だから今回は余計な前置きは一切述べません。
この日だけは、持ち合わせている大人としての良識はもちろんのこと、恥も外聞もかなぐり捨て、アタクシは希代のおバカになります! おバカになって、己の「脳力」を全解放します。そして「奇跡の人」に、アタシはなります!!
…と、そんな前向きな姿勢・想いを早くも天は察知したのか、これまで最も苦労してきた難所であるあるところの"検体探し"があっさりとキマる。

(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
まさかのホール回遊1軒目! しかも入店してすぐに目についた角2という絶好のポジショニングに、条件を圧倒的に満たしてしまう理想的な台を発見した次第にてござ候。これは…お膳立ては全て整いましたな。
時は来たり!
本日! この台で!!
「奇跡の人」に、アタシはなります!!!
すると、まるでその想いに応えるが如く、打ち始めてわずか200G、早くもこの台に奇跡の胎動が鳴動する。

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「遅れ」であります。
ちなみにいつものアタクシであれば、「ステージも丘だし、ついさきほど液晶に『155』も出てたから、まあ普通に上位モード示唆演出として出ただけだろうね」と考えるところ。実際に、液晶には何の変哲もないナオヤ(708)が止まりましたしね。
ただし、今日のアタクシはそもそも論として発想が180度違います。なんせ希代のおバカになっておりますから! 故に、
「早くもPGGの残り香を発見したか。こりゃマジで群れは近いぞ!」
なんてことをクソ真面目に考える始末。
ええ、狂ってます。とても正気の沙汰じゃありません。これぞまさしく狂気の沙汰でございます。
…ただ、狂気の沙汰ほど面白い。気分はまさに闇に降り立った天才。
「死ねば助かる…死ねばきっと、助かるんやでっ!」
これまで、なんだかんだ言っても理論にすがってパチスロを打ってきた正気の自分を殺し、アタクシはガセ遅れにほくそ笑みつつ、一意専心レバーを叩き続けました。
すると、次に動きがあったのは、初当たりGGを2回消化したあとの、280G目。

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リプレイ4連から、みんな大好きジースポ…もとい、G-STOPに突入した矢先の2G目、今度こそアタクシはハッキリと、奇跡の胎動をこの目で確認することとなります!
第1停止で、左に7。
ここまではよくある話。
しかし第2停止でも、真ん中に7。
ここまでも、まあまあよくある話。
したらば第3停止で…
…
…
…

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まさかの7揃い! 白昼夢でも見ているかのようにあっさりと7揃い降臨! PGGの同族であり、かつ希少種でもあるところの「G-STOP中の7揃い」があっさりと捕獲できてしまったんですよ!!
ちなみにアタクシ、凱旋は現在11万ゲームほど稼働しているのですが、希少種を捕獲できたのはこの日が初!!! これまではホールドしても一切揃えられずにおりましたし、なんなら鏡3個出現でテンパイさせた時ですらも、「あ~ばよぉ~、とっつぁ~ん」てな感じで、スルリと逃げられてしまいましたからね(泣)。
そんな万年某警部体質のアタクシが、最後に全力でPGGを群れで狙うぞ! っていうこの日に、あっさりとその希少種を捕獲してしまうとは…。コレが"脳力"の産物でないとしたら、一体何だと言うのでしょうか?
確信。
もはやこの一件で、アタクシは確信いたしました。この台に群れが生息していることも。そしてその群れをアタクシが捕獲している、輝かしい未来の到来を!

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結局、この希少種捕獲から始まったGGは、リズム&ブルース(=対GG中黄7連続用アラシステム)が功を奏しての黄7×5連からの上乗せや、ハズレからの上乗せも絡んで7連まで伸びた次第です。
「ココでも"7"絡みの連チャンか…こりゃマジでいよいよだな」
確信をさらに深めるべく、ひとりごちるアタクシ。
しかし、その実、そんな言葉とは裏腹にこの時のアタクシは内心焦っていた。なぜなら、アタクシの脳力が描いたイメージでは、『この連チャン中に奴を捕獲!』とキメ込むはずだったからである。そして、出玉は増えども、それとは相反するように、アタクシに残されたPGG探索クエストの時間が刻一刻と少なくなっているからである。
なぜだ?
PGGの残り香を嗅いだ。そして、その残り香を愚直に辿っていったら、その道中で7揃いの希少種も捕獲できた。ここまでお膳立ては整っているのに…なぜ、いつまで経っても「本丸」は顔を見せない!?
しかし、焦りが焦りを呼ぶという不吉な連鎖の中…ついに! ついにその時は、あまりにも不意に突然にやってきた!!

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遅れ、である。
本日2度目の、である。
しかもこのタイミングで…である。
さすがに、こりゃ揃っちゃうヤツでしょう!? まさに神的タイミング♪ こんな連チャン後に、しかも連チャン中に上位モード示唆目なんて一切出ていなかったのに、わざわざ発生してくれた遅れは、そりゃモノホンのヤツに決まっとりますわい。
ありがとう、凱旋。
そしてありがとう、ニドサン理論。
有言実行。ここでアタクシはPGGの群れを捕獲して、今日、本当に「奇跡の人」になります。
それでは神様…いっただっきま~~~~す♪♪♪

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へ?
なおや??
なおやあああああああああああああああああああああああああっ!?
嘘だ嘘だ嘘だっ!
嘘だと言ってくれ…。
こんなの、絶対、おかしいよ…。
「奇跡も魔法も、あるんだよ」
あの神台のセリフをドヤ顔で丸パクして述べる。そんな輝かしい未来を疑っていなかったアタクシは…絶頂の丘から絶望の淵へと、一気に真っ逆さまに叩き落とされた。
正直、マジでもらったと思ってました。それがまさかこのタイミングでハズれるとは…。実際、その後も上位モード示唆目は一切出現しなかったので、ガチで低モードで発生した遅れだと思われるのに…。
「終わった…のかもしれない」
さすがにこの時ばかりはニドサン理論を全力で盲信できず、疑念に囚われるアタクシがおりました。それくらい完璧な呼吸で発生していたんですよね、この遅れは。
しかし、それでも挑戦し続けるしかないワケで。この企画に途中ギブアップは許されておりません。PGGを引くか51000円以上投資するまでは、閉店するまで全ツッパしなきゃいけないのが調査実戦の鉄の掟。
希少種捕獲からのGGがちょうど抜けて心がポッキリと折れたこの瞬間は、まさに最適なヤメ時ではあるのですが…それでもアタクシは、その鉄の掟に従うために愚直にこの台を打ち続けなければならない。
ならば…もう1度だけ信じてみる。この推定低モードで発生した遅れこそが、真の残り香である、と。そして群れの存在が間近であることを示す、唯一無二の証なんだ、と。
ぶっちゃけ、強がりが7割を占めてます。だって、時計の針はもう21:30を回ってますし。現実的に考えたら、もう相当なところまで追い込まれているのは間違いない。
ただ、どうせやるしかないワケですし、だったら"脳力"ってヤツを、最後まで信じ切ってみようかな、と。
…ええ、そうです。それは開き直りってやつです。追い込まれて居直っただけです。でも居直ってみたら、なんだかずいぶんと気が楽になりました。
「こうなりゃダメでもともとだからな。最後までとことんヤッてやるぜ!」
したらば不思議ですね。それから約30分後。

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遅れ、です。
この日3度目の遅れ、です。
まさに2度あることは3度ある、です。
そう! この遅れもまた、いま思えば「ニドサン理論」の産物だったのかもしれません。
なぜなら…

(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
本当に引いたんです。本当に捕獲したんですよ、PGGを! 群れで!!!
…
…
…
これがニドサン理論の実力じゃああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!
きっと、2度目の遅れガセで心底開き直ったことが、アタクシの脳力を閉じ込めていた、「理性の扉」をこじ開けるカギになったんでしょうね。
結局、このPGGから始まった連チャンは、閉店3分前にギリギリ取りきることに成功し…

調査実戦は最後の最後で有終の美を飾ることに成功いたしました。
この事実よりも奇となる小説みたいな話。そのストーリーを紡いだ、ニドサン理論と脳力。ぶっちゃけ、作り話だと思って頂いても構いません。
―――信じるか信じないかは、アナタ次第ですから。
【今回の実戦データ】
総回転数:3520G
GG回数:19回
PGG回数:2回
GG後82Gから調査開始
352 GG 天国(11000円)
310 GG 天国(9000円)
282 GG G-STOP中7揃い(7000円)
GZ2 GG
GZ5 GG
GZ4 GG
GZ4 GG
GZ4 GG GG中黄7×5連
GZ5 GG GG中ハズレ
95 GG 中段黄7
53 GG 天国
98 GG 黄7×3連
143 PGG
GZ3 GG
GZ2 GG
GZ3 GG
GZ4 GG
1 ヤメ
投資:27000円
獲得:3718枚
交換額:76630円
収支:+49630円

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