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第3話「脳力解放が理論成就のカギ」
"人間の能力に限界はあるが、人間の脳力に限界はない"
by RYOSUKE GOTO(1979~? バカルト哲学者)
冒頭で紹介させてもらったこの引用は、著名な(バカルト)哲学者が語った言葉である。G氏はまた、自著の中でこうも触れている。
"身体的な能力を鑑みれば、人類は空を飛ぶことなど到底できはしない。だが、『空を飛びたい』という想いを飛行機という形で具現化し、現在、人類は空を飛んでいる。その想いを具現化する能力こそが『脳力』である"
つまり脳力とは、脳内で生まれた願望・欲求を実現させることができる、人類に与えられた人類固有の才能であり可能性である、と。
思えば飛行機も、そして宇宙船も、人類が「空を飛びたい」「あの夜空の向こうに跳び出してみたい」という想いを、苦難の末に具現化した脳力の産物であると言っても過言ではない。そして、そう。第2話で『ニドサン理論』を具現化したアタクシのあの結果もまた…。
しかし前々回、しゃっくに見せられたデータによって、アタクシの脳内にわずかに迷いが生じてしまった。しかしそのわずかな迷いは、その小さな綻びは、疑念の連鎖を生み出す起点となってしまう。
「もしかしたら…ニドサン理論って単なる眉唾なんじゃないかしら?」
G氏は明確に述べている。そうした迷いは『人間の"脳力"を著しく低下させる要因になる』と。
"想像してみて欲しい。もしライト兄弟が、周囲からの揶揄・嘲笑に屈し、『俺達ってもしかしたらとんでもなくアホなことをしてるのかしら? やっぱり人類が空を飛ぶなんて無謀な挑戦以外の何物でもないのかしら?』という疑心暗鬼に憑りつかれていたら、この世に飛行機が存在することはなかったかもしれない。それだけ脳力というものは極めて繊細で、デリケートな能力であり、未来をも変えてしまうものなのである…(中略)…疑心暗鬼は、脳力を著しく低下させる。逆に脳力をいかんなく発揮したいのであれば、どれだけ周りに否定されようとも、自分の信念に対して全身全霊で殉ずる覚悟が必要となる"
今回のアタクシには、その覚悟が足りなかったようだ…。
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今回、アタクシが調査対象に選んだのはこちらの台。

(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
ニドサン理論を試すには格好の台。その理論に基づけば、この台に確定役の群れが生息している可能性は言わずもがなであり、芋づる式にPGGが釣れること間違いなし! その輝ける未来は、ほぼ確約されていると言ってもいいくらいである。
しかし…この日のアタクシの脳内は疑心暗鬼に揺れていた。揺さぶられていた。
「しゃっくが提示したデータ的に考えると、ここからPGGを引けのは4回(=日)に1回なんだよな…。なんだか引ける気がしなくなってきたよ」
そう想ってしまったら…嗚呼。ソレを具現化してしまうのもまた脳力なのだろう。調査実戦はさしたる盛り上がりを見せず、投資はあっという間に30K。ようやく訪れた"遅れ"という名のチャンスも…

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露と散る。
そして投資45K目、

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1130G目に明らかに天国準備に上がったことを示す液晶出目、5V5。
…
…
…
マズい。非常にマズい流れである。
これは単なる示唆ではない。天井を視野に入れ始めた矢先の天国準備示唆目であり、この期に及んでのこれは、決して天国へと誘う出目ではない。どちらかという地獄に堕ちる未来を予見させる、「地獄準備目」ともいうべき誘い水であることは明白であった。
そしてこの日のアタクシの脳力は、そんな最悪の未来を具現化させてしまう。

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だいそんっ!?

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天井を視野に入れた直後のブラックホール演出は…

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吸引力の変わらない…

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ただ1つの…

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掃除機!!!
希望を、全ての希望を吸い込んでしまう、ただ1つの掃除機…。
投資47K。天井に手が届きそうな位置での…奇数揃いでの悶死。これにて今回の調査実戦は投了確実になったと言って過言ではない。
その後は天国ショートをなんとかモノにしながらGGに繋げて耐え続けるも、PGGの群れを捕捉する気配は微塵も感じられない。もちろん出玉はあっさりノマれ、投資もいよいよ51Kに到達し、いよいよゼウス様から王手をかけられる。
それでも粘りに粘り…

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なんとか運命に抗おうとするアタクシ。土壇場での黄7×4連!
そして次ゲームのレバーONでは…
『ぼぼぼぼぼっ』
炎演出が発生っ!!!
黄7×5連を射止めれば2個以上のGGストックが確定するうえ、実戦上高継続のループストックに恵まれる可能性が大となるっ!!!
まさに流れを一変させる大好機! ココで流れを変えれば、PGGの群れを捕捉する機会も大いに広がることになる!
そんなチャンスで!?

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1リールで1殺(号泣)。
結局、黄7×4連からのGGはあえなく2連で沈黙。もちろん、消化中もPGGの気配は微塵も感じられませんでした…(泣)。
今回、こんな箸にも棒にも掛からぬ展開を生み出したのも、G氏の考えを基にするならば、全てはアタクシの"脳力"が要因。
「こんな理論、試したところでPGGが簡単に引けるワケがない。だって、それはデータが証明しちゃってるんだもの」
「こんな常識に反する打ち方をしてたら…しこたま負けるんだろうなあ」
この悪しきイメージを、まさに己の脳力によって具現化したにすぎないということなのだろう。このままでは遺憾。もとい、イカン。
サンプルゲーム数も6000Gを超え、調査実戦もいよいよ次回でフィナーレを迎える。そして次回もこんな負け方をしたら、向こう半年は確実にタダ働きとなってしまう。それはまさに奴隷の如し。心身ともに。
そんな最悪の未来を変えるためには、まず自分がバカにならなければいけない。「ニドサン理論はありますっ! アタシ、第2話で確認してますっ!」と全力で思い込むことで脳力を全力全開で解放しなければならない。そうでなければ結果は自明…ただ普通に負け濡れることとなる。
バカになれっ! とことんバカになれっ!!!
アタクシが尊敬して止まないあのアントン氏が言うように、最後の調査実戦はとことんバカになり、全力でニドサン理論を盲信し、大事に一打一打レバーを叩こうと思う。
いま書いている原稿が、タダ働き…というか、書けば書くほどマイナスにならないように。
そして…
『信じる者は救われる』
この、古より語り継がれてきた格言に、全ての望みを託して…。
【今回の実戦データ】
総回転数:3202G
GG回数:20回
PGG回数:2回
GG後105Gから調査開始
1200 GG 天国モード(47000円)
138 GG 天国モード
41 GG 天国モード
403 GG 黄7×4連(4000円)
GZ4 GG 2連目
296 GG 天国
82 ヤメ 155枚
投資額:51000円
獲得:155枚
交換額:3000円
収支:-48000円

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