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- あさってに向かって打て! (嵐)
遅れが示す時代の変遷
担当編集・しゃっく(以下、し)「今回は凱旋マスターの嵐さんとあの伝統演出について考えてみたいと思います。まずはこちらの投稿から」
ゴッドの遅れについて聞いて欲しいことがあります。凱旋はまだ遅れを5回しか引いてませんが、全てゴッドではなかったし、前兆でもありませんでした。
ハーデスも最初の2回こそ前兆なのか高モードだったのか30G以内に当たりに繋がりましたが、その後10回は遅れてますが、ゴッドはおろか前兆でもありませんでした。ゴッドシリーズはなんか遅れがアツいように言ってますが、アツアツ詐欺なんじゃないですか? アツくもないのに煽るのは良くないと思います。
(PN:プライド10)
し「こちらのご意見、嵐さんはどう思われます?」
嵐「シリーズを重ねるごとに、遅れの期待感、特にPGGに対する期待感が低くなってきているのは間違いないですね」
し「やっぱりそうですよね? 初代ミリゴの頃なんて、遅れが出ただけで脳汁ブッシャー! な感じ(ふ○っしー風に)になってましたもんね」
嵐「…な、なんか今日はやたらにテンションが高いね。どうしたの?」
し「別にいつもと変わりませんよ? 続けてください」
嵐「あ、ああそう。じゃあ遠慮なく続けさせてもらうけど…シリーズを重ねるごとに遅れの期待感が下がっていくのは、個人的には止むナシなのかな、と思っています」
し「なぜですか?」
嵐「そりゃそうでしょう? 新作が出るたびに演出が少しずつ増えてるんですから。特に凱旋では『太陽の戦車からの先読み告知』とか、『デカCHANCEボタン』とか、確定役対応の演出がより増えてるので、必然的にPGG成立時に遅れが選択される機会は少なくなりますよね。分かりやすいように比較してみると、凱旋のPGG成立時の遅れ振り分け率は16.4%となっておりますが、ゼウスでは28.5%もあったんですよ。となると…ゼウスと比べると凱旋の遅れはちょっとサムめ…ということが言えます」
し「そんなに違うんですか! これはちょっと目からウロコな情報でした。しかしそれはそれとして、選択率が低くなったとしてもガセ遅れの発生率を下げれば済むわけでしょ? なぜそうしないんでしょう」
嵐「そこが難しいところですよね。やはり遅れはゴッドシリーズにおける象徴的な演出なわけですから、あまりにも確率を下げるとそれはそれでつまらなくなるのかと…。突き詰めれば好みの問題になってしまうかもしれませんが」
し「そうですよね」
嵐「ただね、そういったことを理解したうえで凱旋と向き合えば、遅れに過度な期待を抱かずに済むんじゃないとか思います。アタクシの中では、凱旋の遅れはむしろ『モード示唆演出』として捉えてますからね」
し「え? 凱旋の遅れって上位モードじゃなくても発生してると思うんですが…」
嵐「そうだね。さすがに低確では相当出にくいとは思いますが…通常だったら割と出る気がしますね。多分、中・右の数字が偶数絡みだと通常以上、奇数絡みだったら天国準備以上の期待大…という感じなんじゃないかな?」
し「なるほど。そういうカラクリですか」
嵐「だから、明らかに低確だろう…というところで遅れが出たら、やっぱりアツくなっていいと思うんです。赤7揃いやPGGが十二分に期待が出来る状況になりますからね。すなわち凱旋の遅れは、滞在モードを強く意識して消化しないと、真のアツさは味わえない…ということになるんです。コレはハーデスにも言えることですが」
し「そういう意味ではアツさは変わらないと言えるのかもしれませんが…。でもやっぱり、昔からのミリゴシリーズファンとしては、『遅れ』が安い演出に成り下がって欲しくないんですよ。上位モードで発生したとしても、それなりにPGGが期待できる演出ではいて欲しいんですよねぇ」
嵐「その気持ちはアタクシもすごい分かるよ。やっぱりミリゴシリーズの遅れって、他の機種にはない特別感があるからね。だから次回作以降には、4号機のサンダーVIIみたいな演出カスタマイズ機能を付けて欲しいよね」
し「演出カスタマイズ機能?」
嵐「そう。PGG成立時は、フリーズか遅れしか発生しない…みたいな演出モードを、自分で選択できたら最高じゃない?」
し「それいいですね! 最高です」
嵐「色んな演出が楽しめる現在のミリゴも面白いけど、シンプル・イズ・ベストを地でいく4号機ミリゴもまた面白かったからね。それが選べる時代が、この先に来てくれたら…ファンとしてはたまらないものがあるよねぇ」