解析ではない看破要素
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ここ数年で登場した機種にありがちなのは、「解析が出ていない要素」に大きな設定差があるパターン。

そういった要素を把握しているかどうかは設定看破の精度に大きく影響するので、自分はなるべくいろいろな機種の情報にアンテナを張って重要な数値を逃さないようにしています。

ということで、今回は冒頭の「解析が出ていない要素」から自分が注目しているものをいくつか挙げていきます。

なお、要素の選定に特別な理由はありませんが、自分の中でしっくり来ているものを選んだ感じです。目を見張るような有益な情報とは言い切れませんので、その点はご容赦下さい(笑)。


●マジカルハロウィン8「エンカウントゾーン出現率」


マジハロ8は共通ベル確率を軸に設定を看破していきますが、このエンカウントゾーンも設定差が大きく重要な看破要素になっています。

エンカウントゾーン出現率は設定1と設定6の数値が判明していて、設定1は約1/1000に対し、設定6は約1/550と2倍近い差です。

でも、この出現率を見ても設定差を感じにくいというか、毎ゲーム抽選で突入するものではないので、出現率が約1/550と言われてもピンと来なくないですか?

自分も打ち慣れるまではエンカウントゾーン出現率をどのように捉えて看破要素に使えば良いのか分かりませんでしたが、今は経験を積んでようやく要領を掴めた感じです。


まず、エンカウントゾーンは通常時・ART中のどちらも突入しますが、設定差があるのはART中に突入したエンカウントゾーンとなっています。

さらに言うと、ART中のエンカウントゾーンは有利区間リセット時に突入するものと、有利区間を切らずに突入するものがあって、後者のパターンから突入するエンカウントゾーンに大きな設定差があると言われています。


有利区間が切れずに突入するエンカウントゾーンは、"ARTストックが残り1個から0個になるタイミング"で突入抽選が行われます。具体的に言うと、詠唱モードでストックを消費してART突入ナビを入賞させたタイミングで内部的にエンカウントゾーン抽選が行われ、当選した場合はARTセット消化後にエンカウントゾーンが出てくるといった感じ。

そんなわけで、高設定はストックがなくなってARTが終わっちゃう~みたいな状態からエンカウントゾーンが出てくるから、もうひと山ARTを伸ばせるみたいな展開になりやすいんですよね。

エンカウントゾーン出現率を設定看破に加える際は、何分の1で出現していれば高設定挙動と捉えるのは難しいです。なので、突入抽選が行われるタイミングを意識して、そこで出てくるかどうかに注目しています。

結構曖昧ですが、特に設定5以上の台を打つとエンカウントゾーンの入り方は違いが出やすいので、共通ベル確率より先に違和感を覚えることも少なくないですね。


●L 東京喰種「エンディング中のカード」


次は東京喰種のエンディング中の設定示唆カードについて。エンディング中にレア役を引くと設定示唆のカードが出現する要素です。

エンディングに到達する必要があるため、限定的な要素ではありますが、個人的には設定差がかなり大きいと思っています。

これまでに低設定濃厚台と設定4以上濃厚台のサンプルを採れていて、その両方を比べると「高設定示唆」の出現率に顕著な差が現れました。


エンディング中の高設定示唆カード出現率
種類 低設定濃厚台(37件) 設定4以上濃厚台(29件)
高設定示唆(弱) 出現せず 20.7%(6件)
高設定示唆(強) 出現せず 13.8%(4件)


低設定濃厚台は37件のサンプルで高設定示唆カードが0件、設定4以上濃厚台は29件で10件も出現しています。

実際の確率にここまで大きな差があるとは思えないので、普通に考えれば低設定濃厚台のサンプルが下ブレで引けなさすぎた可能性は高そうです。とはいえ、37件で1回も引けないとなると、あっても10~15%くらいの確率だと思うんですよね。

なので、高設定示唆の合算が20%を超えていればそれなりに高設定に期待できるのではないかと。で、高設定示唆(強)も引けていればさらにアツいみたいな。

ちなみに、設定否定系・特定設定濃厚系のカードは1度も確認できず。これらの出現率は相当低そうなので、引けなくてもあまり気にしなくて良さそうです。


この台は基本的に出玉を刻んでいって勝つ台ではなく、勝つときは一撃の出玉が絡むことがほとんど。なので、一撃を勝ち取ってエンディングまで到達できた際に設定を見切れるかどうかはかなり大事だと思うんですよね。

例えば、初当たりの挙動がそこそこ良くて粘っているけど、AT中がヤレなくて投資が嵩んでいる…なんて状況で奇跡的にエンディングに到達したとします。で、そこでカードの示唆が明らかに弱かったらそこで見切ることもできますからね。

通常時の挙動をもう少しだけ見てみたい…と打ち続けて、そこから簡単に玉が増えていく台ではないので、設定看破にこだわり過ぎると痛い目を見ることも多いです。

なので、このエンディング中のカードを意識しておけば出玉を持って見切れる機会が増えるかもしれないし、意外と捨て置けない看破要素だと思っているんですよね。