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まだ打てるダンまち!
皆さんもご存知の通り、コロナの影響により5号機の設置期限が延長されました。私もよく打っている「ディスクアップ」や「バーサス」が2021年の11月まで打てるようになったのは、喜ばしいことです(2021年11月までに設置比率を15%ずつ減少させる条件付きですが)。
そんななか、今回私がPOWER PUSHする台はその設置期限延長の対象となった5.9号機の名機。

「パチスロ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(以下、ダンまち)。
自分の週間連載コラム『自堕落な日々』でも何度か取り上げましたが、まだ打てるチャンスがあるとなれば、改めて推しておきたいと思ったワケです。
この台は技術介入要素が豊富にあり、完全攻略時の機械割は設定1でも101%とアマめ。また、有利区間に移行するフラグには設定差が設けられない、有利区間は1500Gで終了(枚数制限ナシ)という5.9号機の足枷がありながら、それらを感じさせないゲーム性も秀逸です。
【設定差について】
設定差は獲得枚数変動型の異色BIGのみとなります(異色BIGは青異色BIGと赤異色BIGの2種類アリ)。異色BIGは基本的に出玉を獲得するためだけのボーナスとなりますが、この機種はRT(30G継続)中にボーナスを引くと、RTのゲーム数が再セットされるので、RTを持続させるためにも、この設定差がある異色BIGが重要となります。
非有利区間中に引いた場合はRTの抽選はないですが、ボーナス後のRT状態が若干有利になりますしね(詳細は後述)。
ちなみに、異色BIGは強ベルと弱チャンス目(1枚役の一部)で同時当選の可能性があります。
実質的な異色BIG確率 | |
---|---|
強ベル+青異色BIG | |
設定1 | 1/1524.1 |
設定2 | 1/1236.5 |
設定5 | 1/1149.7 |
設定6 | 1/1724.6 |
強ベル+赤異色BIG | |
設定1 | 1/1524.1 |
設定2 | 1/1985.9 |
設定5 | 1/1724.6 |
設定6 | 1/851.1 |
弱チャンス目+青異色BIG | |
設定1 | 1/8191.9 |
設定2 | 1/8191.9 |
設定5 | 1/2184.5 |
設定6 | 1/1638.4 |
弱チャンス目+赤異色BIG | |
設定1 | 1/8191.9 |
設定2 | 1/2340.5 |
設定5 | 1/3276.8 |
設定6 | 1/1638.4 |
特徴として、設定6は強ベル+青異色BIGの確率が低く、強ベル+赤異色BIGの確率が高くなっています。青異色BIGよりも赤異色BIGのほうが獲得枚数は少なくなりますが、前述したようにRT状態がリセットされることを考えればボーナスが引きやすくなるだけでも非常に有利です。
また、弱チャンス目からの異色BIGは1度でも確認できれば設定1の可能性が低くなり、青異色BIGを複数回確認できれば設定5以上濃厚といっても過言ではないでしょう。
【技術介入要素・その1】
1枚役の払い出し構成 | |
---|---|
1枚役A | ![]() |
1枚役B | ![]() |
1枚役C | ![]() |
1枚役D | ![]() |
ダンまちは上記4種類の1枚役が各1/36.2(合算で約1/9)で抽選されており、この1枚役を取りこぼすことで、RT状態を移行させたりしています。
一般的な小役狙い手順である順押しBAR狙いだと1枚役を絶対に取りこぼしますが、逆押し手順で消化すれば他のフラグをフォーローしながら1枚役も獲得できるんです。

右リールに枠内に2連7絵柄を狙い、中・下段に停止したら1枚役AorB確定。中リールは赤7or青7を中段付近に狙います(赤7は2コマ上のチェリーを、青7は2コマ上のブランク図柄を狙うため)。そして、左リールは下段にブランク絵柄狙い。ブランク絵柄は2連7の5コマ上にあるので、2連7が枠下を過ぎてから押す感覚で問題ありません。
最終的に1枚役の組み合わせに正解していれば、右上がりに揃って1枚の払い出しが受けられます。

また、右リール白7狙いでも同じように1枚役を狙えるのですが、あちらは1枚役C・D以外が成立した場合でも上段にチェリーが止まってしまうため、時間効率を考えると2連7狙いがオススメ。

ただし、レア役が期待できるような状況で逆押しをするなら、白7狙いがいいでしょう。理由はエイナさんのスイカを揃えるためです。通常時にエイナスイカが揃えば、ミノタウロスタッチによる設定推測ができるので(詳細は機種ページ「設定示唆演出(通常時)」を参照)。
まあ、レア役濃厚なときは個人的に順押しでいいと思っています。レア役成立は基本的にレバーON時の演出で察知できますからね。
【技術介入要素・その2】
レア役成立後はボーナス最速揃え手順を実行(詳細は機種ページ「ボーナス最速揃え手順」を参照)。ボーナス最速揃え手順ではビタ押しが要求されます。
個人的にオススメなのは、逆押し手順と同じ2連7狙い。
上or下段に7が止まったら左リールにも2連7を狙い、1枚役が成立していなければ左リール中・下段に2連7が停止します。そうなったら中リールは白7サンドの上の方を中段に狙い…

白7が中段に止まったらボーナス成立確定(中段に止まらなければボーナス未成立)。赤7同色ならそのままスベって揃います。
なお、強ベル・弱チャンス目成立後は異色BIGの可能性があるので、右リールは白7狙いがオススメ。白7上段停止なら赤異色、中段停止なら青異色を狙いましょう。

右リール中段白7、中リール中段青7なら青異色2確となります。
【技術介入要素・その3】
1枚役は、状況によって狙いにいくorわざと取りこぼす状況が発生します。
『通常時』
1枚役は4択とはいえ、常に同じ組み合わせだけを狙えば1/36.2で1枚の払い出しが受けられるので、積極的に狙っていきましょう。また、ボーナス後の状態(夜背景)は必ず逆押しで消化すべきです。

ボーナス後の状態、かつ有利区間中であればソロプレイ(RT)抽選が行われます。ボーナス後の状態が非有利区間でも、ベルなどで有利区間に移行する可能性があるので、とにかくこのRT状態を維持することが大事なのです(1枚役をこぼすとRT状態が移行)。
実際、ホールで打っている時に1枚役で延命して、その後のベルやレア役でソロプレイを射止めているので、ここが最大の技術介入要素といっても過言ではありません。

このRT状態中に願うのはフレイヤ様が登場する演出一択。この演出が出れば、実戦上ほぼソロプレイに当たっています。この人はレア役後の前兆中だと弱いですが、RT状態中にいきなり出てきた場合は最強レベルの期待度ですから!
『ソロプレイ』
ソロプレイ中は1枚役を狙う。それ以外(準備中など)はこぼす。

RT中にならないと、上位のRTである「マルチプレイ」への昇格抽選が行われないようなので、1枚役をこぼして状態を移行させた方がベストかと。
『マルチプレイ』
ボーナス後の6択リプレイ正解後のみ「こぼす」。それ以外は狙う。

「ボーナス終了後はRT状態を移行させるために、取りこぼすべきではないのか?」と、思った人もいるでしょう。
しかし、この状況下ではRTの継続抽選に影響する魔石獲得抽選が行われるため、ソロプレイと違って延命させたほうが機械割アップにつながるようです。しかし、この間も当然ながら有利区間のゲーム数は進行していくので、ここは自己責任で狙うかこぼすかを選択してください。
【知識介入要素】
ダンまちの通常時は周期で管理されており、6択リプレイ失敗後は127G消化、3択リプレイ失敗後は36G消化で、6択or3択リプレイが成立するRT状態に移行します(詳細は機種ページ「RT状態について」を参照)。
6択or3択リプレイが成立するRT状態になれば自力でソロプレイに当選するチャンスがあるので、覚えておいて損はないでしょう。なので、ボーナス後の状況なら127G周期に近い台、RT後(一般的なデータ表示器ならREG後)なら127G周期+20G(※)に近い台があれば、座ってみるのも一興。
※データ表示器によるゲーム数のズレを考慮
なお、6択リプレイは演出ナシでも成立するので、出目とリプレイランプで判別しましょう。逆押しで1枚役を狙っている場合は、右下がりリプレイで押し順正解、ハズレ目なのにリプレイランプが点灯していれば押し順不正解となります。ヤメる際は6択リプレイの押し順不正解後がベストタイミングかと。
【技術介入要素まとめ】
●1枚役狙い
●ボーナス最速揃え
●1枚役をこぼす状況
【知識介入要素まとめ】
●設定差は異色BIGのみ
●強ベルと弱チャンス目に注目
●127G周期と36G周期
これらを把握するだけでも、ダンまちの面白さは格段に変わります。通常時の周期、夜背景でのRT状態延命などは、立ち回りにも大きく影響するので覚えておきましょう。

実際、ダンまちを打った時に投資7000円から1500枚出たことがあったんですが、その時に引いた設定差のあるボーナスが強ベルからの青異色BIG1回のみ。完全に低設定挙動ですが、RTが上手く噛み合ったことで出玉を減らさずに消化できたのが大きい。

その時にも、ボーナス後のRT状態を1枚役で延命→フレイヤ様登場でソロプレイ獲得→マルチプレイへ…というケースもあったので、この台の技術介入要素は本当に大事です。
周期やRTの仕組みを覚えておくと、レバーの叩きどころが明確。5.9号機のカテゴリのなかでこれだけのゲーム性を実現したダンまちは紛れもなく名機です。まだ打てる今のうちに、ぜひ触ってみてはいかがでしょうか。