補償や貯玉や釘読みや
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※2016年3月27日公開分です。


それでは早速今回も質問に答えていくぞ。


【イラットキタさんのご質問】
北斗の拳6を打っていた時のことです。確変に入って右打ちをしていると、打ち出し周りの調子が悪く10玉に1~2個は左側にこぼれてしまう状態でした。

対処してもらおうと店員を呼んだのですが、そこで調べていた時の玉が左にこぼれてヘソに入賞し、4R通常を引いて確変が終わってしまいました。

店員からは「確変には戻せません」と言われて、泣く泣く帰宅したんですが、やはりこういう場合は仕方ないと諦めるべきなんでしょうか? アタマキタさんならどうされますか?


【回答】
真・北斗無双以前のサミーの枠はこの手のトラブルが多く、実はホール管理者の悩みの種の一つでもあった。ちなみに、当店でも同様の事例が過去に起こっている。

さて、このような不具合が当たる前に予想できていたならまだしも、右打ちで初めて分かったとなれば最悪だ。打ち手側からすれば寝耳に水であり、極論すれば、欠陥台だと知らずに打たされていた…と言える。「右打ち中にヘソで当たる可能性が高い」というリスクを冒してまでその台に固執する人は少ないだろうからな。

こういった場合の対応は店によって全く異なるだろうが、当店では上記のような原因が明確になった状態で転落した場合、MAXタイプであれば一律6000個の補償をしている。

しかしそれでは納得いかず、確変に戻してくれと言われた場合、「いつ当たるかは分からない(もっと言えば当たらないかもしれない…)が、それまで待っていただけるのであれば」という事を納得してもらった上で、当たるまで手回しをすることにしている。


閉店近くであれば6000個を受け取った方が良いだろうし、時間に余裕があるなら確変に戻してもらうということも可能。このような選択肢を提示することで、ほとんどのお客さんには納得してもらっている。

自分が心がけているのは、「顧客にとって残念なことが起こった時、さらに残念な気分になるような対応はしない」ということ。ちょっとやり過ぎかもしれないけどな(笑)。



【イラットキタさんのご質問】
等価が多い福岡も等価交換ではない店が出てきたんですが、行きつけのホールも交換率が下がるということで、「貯玉会員は早めに景品と交換をお願いします」という看板が立っていました。

ただ、等価でない店は持ち玉遊技が有利になると思うので、景品に変えずに貯玉をしていた方が得になったりするのかな? とも考えてしまいます。

等価のうちに貯玉をしておこうと現金をひたすら玉に変えて貯玉している客がいたら、アタマキタさんだったら声をかけますか?


【回答】
イラットキタさんの連続質問にお答えしよう。等価交換の時に貯めた玉でも、店が設定した期限までに交換しない場合は、基本的にはすべて新しいレートに移行してしまう。つまり4円等価から3.57円となれば、1玉あたり0.43円の損をしてしまうということだ。

システム的には、貯玉のカテゴリー分け(4パチと1パチを分けるように)をすることによって『貯玉時のレート』で交換できるようにも設定できるのだが、その行為自体が禁止されている地域も多くある。その場合は、システム的には対応できても、実際の対策としては使えない…ということになる。

ということで、残っている貯玉はすべて交換するのが賢明だろう。貯玉が多い場合はなおさらである。

ただしご指摘の通り、換金ギャップが発生する場合は貯玉で打った方が有利であることは間違いない。貯玉遊技の玉数が制限されるにしても、だ。

だから、貯玉1玉あたりの損失×貯玉数を計算し、今後の貯玉再プレイ遊技のメリットを天秤に乗せ、どちらが得になるかを判断するしかない。貯玉が少ないのであれば、そのまま残しておいてもよいかもしれないな。


それと、現金をひたすら玉に変えて貯玉するという客のことだが、カードに貯玉数の制限があるので、そこに達するまでは店から声をかけるというようなことはしない。相談が必要なケースといえば、貯玉上限に達したにも関わらずさらに貯めたいという要望がある場合くらいだろうか。

以前、カードに4000万近く(!!)貯玉しているお客がいたのだが、ある日、全てを交換したいと言って来た。しかし…これはさすがに厳しい。そこで、1日の交換は1回までで、上限玉数は400万円までにしてもらったことがあった。

ちなみにこのお客さん、交換率が低いにもかかわらず、出玉は一切使わず、ひたすら現金投資を続けて貯玉を増やしていたのだ。理由は分からないが…今思えば、手元に置いておいたらマズい金だったのかも(苦笑)。



【ジャッツンさんのご質問】
先日、朝からパチンコをしようと開店と同時に入店したら、確変の台がありました。近くの店員さんに「これは打っていいの?」と聞いてみたところ、しばらくして責任者らしき人が来て、「他のお客様と平等にしたいので」と、その台をリセットしたのです。

こういう時って、店員さんに何も言わないで黙って確変中の台を打っても問題ないのですか? もちろん、座る前に台予約券など周りに何もないのを確認しました。


【回答】
これは店が全くなってないな…。そもそもオープン時に確変の台があるということは、前日の大当たり台を店が見過ごしたということだ。つまり、明確に店側のミスである。そんなものは店員に断りなど入れず、黙っていればよいだろう。

何か言われたら、「へ~確変だったんだ? 気が付かなかったよ」くらいなことを言っておけばよいだろう。それでお客様の勝ちだから大丈夫。

もし文句を言ってくるようなら…

「もう玉も買って打ち始めたんだけど、故障でもないのにヤメろって、後々責任問題になったとき大丈夫なのかい?」

こう言ってあげましょう。遊技を強制的に停止させるのであれば、それなりの理由やハウスルールなどが必要である。ま、ハウスルールで、「開店時の確変台は遊技不可」とか書いてあるなら仕方ないが。でも、そうなると特殊なスペックの台が設置できなくなる可能性があるから、そんなルールは無理だろうな。

というわけで、こういうのは単なる店のミスなので、神様からのプレゼントだと思って打って下さい!



【太陽さんのご質問】
パチンコは釘が読めれば勝てると言いますが、番組や動画などでプロの人達がこの台は釘がどうたらこうたら説明したものの、いざ打ってみると回転数が足りないとかいって台移動しているのを良く見かけます。

普通の人よりパチンコを打ち込んでる人でも見ただけでは分からないのに、素人が釘を勉強して良台を見つけることなんてできるのでしょうか?


【回答】
パチンコの玉の流れは、基本的にすべて釘の向きで決まってくるのだが、そこには様々な要因が重なってくる。セブン機であれば、台の傾斜であったり役物のデキであったり。そういった様々な要因が絡み、最終的に回る台なのか否かということになっていくのだ。

釘が読めるということが有利なのは間違いないが、それができずとも、玉の道筋をきっちり目で追うクセをつけていれば十分に対応できると思う。

例えば、アタッカー周りが逃がされているように感じるなら、10発程度打ってみて玉がどう流れるかをつぶさに見ていけば、その動きがそのまま釘読みの答えとなる。また、右打ち時のスルーの通り具合なども、同様にチェックすることが可能だ。

質問にあるように、釘に詳しい人間だって最終的には打って判断するのだから、1000円の回転数などをしっかりチェックして勝負できるかを判断していけば良いだろう。


ただし、本気で釘をしっかり見なくてはならないものもある。それは一発仕様の台や羽根物だろうな。アレトロンやクラゲっちなどだが、これらはしっかりと釘が理解できていれば間違いなく勝率はアップするはずだ。

繰り返しになるが、セブン機に関しては、高度な釘読みスキルは不要だろう。



【パッチンさんのご質問】
アタマキタさんにとって、パチンコ・パチスロはどういうものですか?


【回答】
世間からは朝鮮玉入れなどと罵られ、不動産屋からは「パチンコ屋の店員には部屋は貸さない」と蔑まれ、知人からは勝たせろと脅され(笑)、読者さんからは不正を疑われる。

まぁ、常に世間の冷たい視線に晒されるわけだが、

「パチンコがなかったら虚しい人生だったぜ」

そう思う人が1人でもいるのであれば、俺はいつまでも店を開け続けたいと思ってるよ。

そう、パチンコとは…人生そのものでしょ!