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- 試みの高低線―嵐のハードボイルド人生相談―
ついに抜かれた伝家の宝刀
編集メガネ(以下、メ)「今週も粗方嵐蔵(嵐)先生に沢山のお悩みが届いておりますので、早速お答えいただきましょう」
■PN『めんとす』さんからのご相談
自分の父親が負けまくってます。解析数値を教えても「あのジャグはそろそろ爆発する」とかオカルト全開で聞いてくれません。どうすればいいでしょう?
■粗方先生のお答え
科学、すなわち解析数値では解明できない出玉の波を追い求める…。父君は根っからのフロンティアスピリッツの持ち主なのだろう。
そして数字に囚われず、あくまでも自分の体感・経験則を基に勝負所を見極めようとする…。父君は根っからの勝負師でもあると言えそうだ。
パチスロはあくまで趣味だから、そういう楽しみ方を追求すること自体は、決して間違いとは言えない。だが、周りで見ているほうは心配でたまらないということもあるだろう。
お前がもし、本当に父君のその行動を正したいのならば、別の角度から攻略を試みてみるのはどうだろうか。
例えば自分の知り合いの女から…
「年配の方なのにジャグラーでしっかりと高設定を狙って打っている人って恰好いいよね」
という話を聞いた…という話を、ふとした時にさりげなく父君に吹き込んでみる。
それを聞いた父君が、後日データ表示器の前で真剣にREG出現率をチェックしていたらしめたものだ。
以降は高設定を狙って打ち、勝つ喜びを知り、そしてパチスロにより深淵な楽しみを見出してくれることだろう。
いつの時代も、男は目の前にぶら下げられた人参に弱い。そして人参が女であれば、男はより力強く奔るものである。
父君にとって若い女性が人参に成りえないのであれば、駅前のスナックのママでもいい。
とりあえず人参を見つけて、上手いこと鼻面にぶら下げることができれば、父君のパチスロの打ち方を変えることもできるだろう。
とりあえず小僧、人参を探せ。
■PN『アク●将軍』さんからのご相談
先生!! ボクはまだク●●●スを見たことがないのですが、人から聞いた様子から想像するに、黄門ちゃま喝の風車ランプの真ん中のポッチがソレにあたるのですか?
■粗方先生のお答え
とりあえず小僧、ソープへ行け。
■PN『南ア』さんからのご相談
まじめな相談ですいません。最近、お気に入りの台がすぐ撤去されます。大好きだったゼーガペインも天下布武3も半年ほどで撤去…。今お気に入りのセイクリッドセブンもすぐにでもハズされそうです…。署名活動でもするべきでしょうか?
■粗方先生のお答え
署名活動も悪くはない。
だが、その署名を集めている間にも、日々は刻一刻と過ぎていく。
だから小僧、とりあえず打て。
打って打って打ちまくれ。
心に常に「明日にはもう会えなくなるかもしれない」という危機感を抱きながら、空いた時間の全てをセイクリッドセブンに捧げろ。
いまは限られた時間を無為にすることが何より惜しい。限られた時間の短さを嘆く前に、その時間をどう過ごすかを全力で考えるべきだろう。
ちなみに俺も、そうした意識を持つことで、色んな機種と限りある時間をそれなりに濃密に過ごせてきた自負はある。
それに、自分が少しでもその機種の稼働を上げることで、撤去計画を少しでも先延ばしに出来るかもしれないという、わずかながらの希望も見出せる。
金はペンより強し。署名活動よりも稼働に邁進するほうが、大好きな相手の寿命を延ばすことにも繋がるだろう。
それでもその努力が実らずにセイクリッドセブンが早々に撤去されてしまったら…?
とりあえず小僧、その時は旅に出ろ。
国道沿いを真っ直ぐに車を飛ばしてみろ。
そして煌びやかなホールの照明を目にしたら、火に入る夏の虫の如く、迷わず飛び込んでセイクリッドセブンを探せ。
近所のホールからはいなくなってしまっても、この広い日本のどこかには、まだお前を待っているセイクリッドセブンが必ずどこかに在るはずだ。
それを探して旅打ちをする。そして出会えたら、想いのたけを乗せて一心不乱にレバーを叩く。
これは逆にメイン機種・看板機種と呼ばれる機種では味わえない楽しみと喜びだ。その喜びを、お前にも知って欲しい。
メ「いや~、ついに『あの決めゼリフ』が飛び出しちゃいましたか!」
嵐「…いやいや、アナタが飛び出すようなお悩みをチョイスしてぶつけてきたんでしょうが(苦笑)」
メ「それでもそのお答えをチョイスしたのは粗方センセイやからねぇ。いよいよもって各方面から怒られなければええけど…(ニヤニヤ)」
嵐「ホント敵ばかりだな、この編集部は…」
アナタの悩みを自称ハードボイルド「嵐」が親身になって解決に導いたり導かなかったりします!
夜10時からGODに突っ込むくらいの気持ちでドシドシお悩みを送ってください!