現代の若者
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※実戦部分はノンフィクションですが、それ以外はフィクションです


やあやあ、みんな元気かね? また田母神コラムの時間がやってきたぞ。今週も相変わらず、毒にも薬にもならない話になるかと思われるが、どうかお付き合い願いたい。

さて、先日のことだが、今年入社した新人・A君(23)と昼飯を食べていたら、昔のテレビドラマや芸能人の話になった。そこで私はジェネレーションギャップを知ることになる。


「田母神さん! ドラマと言えば何が頭に浮かびますか?」

「そうねぇ…『同情するなら金をくれ!』かな?」

「!? 聞いたことがあるような、ないような…」

「安達祐実が出てた家なき子、知らない?」

「安達祐実…ですか。知りませんねぇ。ってか微妙ですね」

「えぇぇぇ!? 安達祐実が微妙なの!? あの子、誰もが認める天才子役だったんだよ!?」

「へぇ~安達祐実って子役だったんですか」


家なき子は1994年のドラマ。つまり、彼はまだ生まれていないor産声を上げて間もない頃の話である。そりゃ安達祐実の子役時代を知らないのも仕方ないし、下手をするとハンバーグ師匠の元妻だったという事実すら知らないかもしれない。


「ちなみに、A君と同い年の有名人ってどんな人がいるの?」

「そうですね…えーと、山崎賢人とかフィギュアの羽生くん。あとは清水富美…いや、千眼なんちゃら!? ガハハハ」

「…ははは、美子さんね」


私と同学年である中澤裕子、反町隆史、さとう珠緒などと比較すると、当然ながら圧倒的に若い。またもや自分の年齢を痛感してしまい、全く幸福ではない私。出家でもしようかな。


冗談はさておき、このジェネレーションギャップに関する話はとても興味深かった。下の世代の育ってきた環境・価値観の違いなどを知ることは、今後の付き合い方や先輩としての処し方を考えるうえでも重要なはず。もう少し話を聞きたくなった私は、話題を変えてみた。


「アニメとかは? よく観る?」

「まぁ普通だと思いますけど」

「オレはアニメのこと全然分からないんだよね」

「最近のだと、サイコパスとか好きですね」

「おっ! それ、今度パチスロで出るらしいよ!」

「はぁ。そうなんですね」


ファンであるならもっとポジティブな反応があっても良いものだが、やけにクールなA君。


「もしかして…A君はパチスロを打ったことないの?」

「ないですね。パチンコ屋さんに入ったこともないです」

「学生の頃とかさ、友だちに誘われて行くでしょ、普通」

「そうですか!? 周りでパチスロやってる友達なんていなかったですよ?」

「そ、そうなんだ」


昨今の若者はギャンブルをしない奴が多いと聞いていたが、やはりA君(とその周りの友人)もそうだったか。それなら私がパチスロの楽しさを教えてあげようかな。


「でも、好きなアニメの台なら打ってみたいでしょ?」

「いや、ギャンブル全般に興味ないです!」


こうもハッキリと「興味ない」と宣言されてしまったので無理強いはできない。今はすぐにパワハラだ何だと訴えられかねないご時世。私と同姓の某著名人のように、裁判でゴチャゴチャするのは御免である。

だが、ここでA君に対して恐る恐る接するようになってはいけない。それは彼にとっても不幸なことだと思う。今後、仕事上でスムーズな関係を築くためにも、純粋に良好な人間関係を構築するためにも、あまり細かいことを気にせずフランクに会話を進めるのがベターだろう。


「ギャンブルと言っても、パチスロはそれほど怖くないよ」

「そうですかねぇ」

「1回、一緒に行ってみる? 教えてあげるから」

「いや、大丈夫です!」


新人なのに、先輩の誘いをビシっと断るA君はある意味、立派だ。話題の方向を変える。


「休日は何してるの?」

「うーん、スマホをいじってますかね」

「彼女とかは?」

「別にいません。面倒くさいし!」


若者よ、もっと世界を外に広げようぜ。


「よし、じゃあ今度飲みにいこっか」

「酒、あまり飲めないんですよねぇ」


…君の人生、何が楽しいの?


この時点で私とA君のギャップを埋めるのは不可能であることが判明した。ギャンブルだけに留まらず、異性にも酒にも興味がないとは、まさにニュースなどで聞いていた現代の若者の典型。もちろん、それを真っ向から否定するつもりはないが、私との相性は水と油だ。

残念ながら、もはやオッサンの心のシャッターは閉店ガラガラ…と思っていた矢先、A君がボソッと言った。


「でも、飲み会の場は好きですし、お酒ももう少し飲めるようになりたいんです。今度、是非お願いします」


酒好きの私にとって、その言葉は閉じかけたシャッターを開放するのに十分なものだった(我ながら簡単な人間だ)。酒云々を抜きにしても、まずオッサンの誘いに乗ってくれたことが嬉しいではないか。今の若者も捨てたもんじゃない。これでA君との距離がもっと近づき、世代を超えた関係性も見出だせそうである。

そんなわけで来週末、同僚たちとA君を囲んで飲み会をする予定だ。そこでもう少しだけ、一歩踏み込んでパチスロに誘ってみようと思う。訴えられない程度にね。



●5/24

【マイジャグラー】
・総ゲーム数:3034G
・BIG:17回(1/178.5)
・REG:6回(1/505.7)
・合算:23回(1/131.9)

12_BIG(1000円)
72_REG
41_REG
205_REG
207_BIG(2000円)
205_ヤメ


収支…-3000円

この日は夜7時頃にいつも通っている(よくジャグラーを打っている)ホールへ。しかし、ジャグのシマには目ぼしい空き台がなく、他のノーマルタイプもイマイチだった。

こりゃ今日は帰るしかないか…と思っていたら、ちょうど良さげなマイジャグが空席に。すぐ確保して勝負を開始すると、1000円でBIGがヒットしたものの、その後はREGばかり…。結局、追加投資後に引いたBIG分のコインがノマれたところで終了。

改めて振り返ると、もう少し粘っても良かったかもしれないが、まぁ気分が乗らなかったので仕方ない(自分に甘いね)。


●5/26

【ハナビ】
・総ゲーム数:3783G
・BIG:20回(1/189.2)
・REG:6回(1/630.5)
・合算:26回(1/145.5)


40_REG(2000円)
124_BIG
105_REG
218_BIG(1000円)
96_REG
80_BIG
6_BIG
32_BIG
82_REG
22_BIG
253_REG
74_BIG
13_BIG
152_ヤメ


収支…+25200円

この日は仕事が早く終わったため、少し遠出して初見のホールへ。すると、ボーナス合算確率が設定6を上回っているハナビを発見。その他のノーマルタイプも結構出ているしこの店は結構良いかも…などと思いながら勝負開始。

序盤はなかなかコインが増えなかったが、中盤に起こった怒涛のBIG連チャンでモリモリと出玉が増え、久々に大きな勝利を手に入れた。自宅&会社から離れているのが若干ネックなものの、今後はこのホールも選択肢の1つになりそうだ。


総収支…+25300円

高設定らしきハナビのお陰で、十分なプラスを確保できた。また来週も収支を伸ばしていきたい。