コンパニオン・T美ちゃんの話
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さて、第3回のインタビユーは予定通りT美ちゃんにインタビューすることに。そのことをXさん(担当編集)に連絡したのですが…


-T美ちゃんとのインタビュー前日-


このまま既読スルーされました(怒)。

仕方がないので、今回のインタビューは私1人で行くことに…。


-インタビュー当日-

窪田サキ(以下、窪)「T美ちゃん、ごめんね。インタビューとか言いつつ、編集さんが来られなくなっちゃって…。ここの飲み代は私が払って、後で編集さんに請求するから! 好きなだけ飲んでね」

T美(以下、T)「いや、もともと私が急用でインタビューの日にちを変更してもらったんだし! 気にしないで~! こっちこそごめんね。それに私、コラムのネタになるような面白い話ができる自信ないよ…」

「大丈夫、大丈夫! T美ちゃんって、私やM子さんみたいなホール専属コンパニオンじゃなくて、事務所に入ってるじゃない? 今回のインタビューでは、その辺りのことを話してもらおうと思ってるんだよね」

T「なるほど! 私とサキちゃん、同じホールで働いてたけど、雇用先は違ったもんね」

「そうそう。私はホールに雇われてるバイトのコンパニオンだったからそのホールでしか働かなかったけど、T美ちゃんはコンパニオン事務所から派遣されてるから色々なホールに行ってるハズだし」

T「そうだね。ちなみに、サキちゃん達はシフト制だったよね?」

「そう。T美ちゃんは違うの?」

T「私はシフト制とは少し違くて、単発のバイトみたいなイメージなの。事務所から仕事の案内がきて、その仕事を受けたいって事務所に言えば事務所がホールに私の事を提案してくれるの。それでホールからOKが出れば、1件の仕事が成立って感じ」

「なるほど~」

T「仕事内容も、ホールによって全然違うんだよ」

「そうなんだ。私が働いてたホールでのコンパニオン業務は、店頭でのお出迎えがメインだったけど、他のホールではどんなことするの?」

T「マイクを使って店内を盛り上げたりするホールもあるし、お菓子を配るホールもあるよ。衣装もホールのコンセプトに合わせて指定されるし」

「なるほどね。私が働いてたホールはメインのお客さんがサラリーマンだったから、上品なお姉さんをイメージした衣装だったもんね。コンパニオンだけど、ヘソ出しとかミニスカートとか履かなかったし」

T「そうそう。都内のホールは清楚な感じの衣装のところが多いかもね。逆に、地方のホールだとヘソ出しとかバニーガールの衣装を着たこともあったなぁ(笑)」

「えぇー! バニーガールって、もしかしてレオタードに網タイツでウサギの耳つける感じ?」

T「そうだよ~! 今はもう着られないけどね(笑)。コンパニオン始めたばかりの20代前半の頃はよく着てた」

「すごーい! 私は20代前半でもバニーガールは恥ずかしくて着られないわ(笑)」

T「私もムリだと思ってたけど、意外と着てみると平気だよ。ハロウィンの仮装みたいな感じ(笑)」

「えー! 仮装だと思っても、ホールでバニーガールはやっぱり勇気がいるなぁ…。圧倒的に男の人の方が多いワケだし。セクハラとかされないの? お尻触られたりとか」

T「さすがに、触られたことはナイなぁ。てか触ったら痴漢と一緒だからね。犯罪だよ」

「確かに。でも、ホールコンパニオンやっててスカートをめくられちゃった子とかいるよね」

T「いるいる。見るのは良いけど、さすがにそれ以上はダメだよね。なんか露出高い格好をしてるから触って良いって勘違いする人、たまにいるからね。調子乗ってると人生棒に振るぞって感じ」

「間違いない。てか、レオタードって水着みたいな感じじゃん? ぶっちゃけた話、デリケートゾーンってどうしてるの?」

T「なに!? そのオジさんみたいな質問(笑)!」

「いや、ケータイサイトの読者さんって男の人が多いから、そういうところ気になりそうだなと思って(笑)」

T「確かに男の人でレオタード着る人はほぼいないもんね。デリケートゾーンは…ブラジリアンワックスって知ってる?」

「知ってるー! ワックスを塗って一気に剥がすやつだよね。T美ちゃんはブラジリアンワックスなんだ~」

T「うん。永久脱毛はさすがに勇気がいるし…。ブラジリアンワックスなら、必要な時だけ脱毛出来るから便利なんだよね」

「なるほどね~。でも、デリケートゾーンにブラジリアンワックスって痛くないの?」

T「ちょっとチクッとするけど、慣れれば平気だよ~」

「そうなんだ! じゃあT美ちゃん、バニーガールの衣装を着る時はツルツルなんだね(笑)」

T「ちょっと、サキちゃん! オジサンみたいな事いうの本当に止めてよ~(笑)」

「以後、気を付けます(笑)。 ちなみに、バニーガールみたいに露出が高い衣装の時は、給料が高かったりするの?」

「パチンコ屋さんのイベントコンパニオンの仕事は、基本どこも同じくらいの給料だよ。時間が長ければ増えることもあるけどね」

「そうなんだ~。じゃあ、私が働いてたホールでコンパニオンするときのギャラは〇〇〇〇円くらい…? 私の経験上だけど」
※ギャラに関しては各方面に迷惑がかかる可能性があるので、伏字とさせていただきます。

「それくらい! ホールでコンパニオンの仕事すると、他のバイトできなくなる(笑)」

「ほんとそれ。時給で計算すると、その辺のキャバクラで働くのと変わらないもんね」

T「もちろん、私の所属してたコンパニオン事務所での話だけどね。他の事務所では給与形態とか違うのかもしれないけど」

「そっかぁ。てか、さっき所属"してた"って言ったよね? もう辞めちゃったの?」

T「そうなの。実は、結婚することになって♥」

「えぇ! おめでとぉ♥ 前から付き合ってた商社マンの彼氏と?」

T「そうなの(照)」

「そうなんだー! 確か、出会いはホールだったよね?」

T「うん。バニーガールの衣装を着てたホールで知り合ったの。彼はまだ学生で、そこのホールでバイトしてたんだ」

「商社マンになる前の彼をゲットしたってワケか! いいなぁ~」

T「そうかなぁ(照)。私の彼、先月から短期出張でシカゴに行ってるんだけど、帰国したら結婚しようってプロポーズされたの♥」

「わー素敵♥ 羨ましい~!」

T「えへへ。だからコンパニオン事務所は辞めたんだ。今は花嫁修業中です」

「なにそれ。羨ましすぎるー! よく見たら左手の薬指に指輪つけてるし!」

T「そうなの~♥」


「いいなぁ。彼氏の友達の商社マン、紹介してよ。ガチで」

T「サキちゃん、ウケる(笑)。いいよ~♪ 彼がシカゴから帰ってきたら合コンしよ♥」

「やったね♥」


ということで、今回のインタビューはT美ちゃんの幸せ報告が聞けて私まで幸せな気分になることができました♪ 商社マンとの合コンも決まりそうだし(ウフ♥)。

で、インタビュー後に内容をXさんに報告したところ…


なんだか傷心のXさんが哀れに思えてきたので、次回は彼氏募集中の女の子にインタビューをお願いしようと思ってます。Xさんの心のキズが、少しでも癒えれば良いのですが…(笑)。

次回もお楽しみに~♪