更新が遅れてしまいました、Q太です。お待たせしてすみません。
早速ですが、今週も餃子の王将シリーズを実戦してサンプルを集めていきたいと思います。
今回実戦するのは餃子の王将2おかわり777。
●スペック
大当たり確率…1/6.2
大当たり出玉…約400~1550個(平均750個)
おかわり期待度…50.5%
※出玉は今回の実戦値
前回のミニ500と比べて決定的に違うのは、大当たりに2R(67%)と8R(33%)の振り分けがあることです。大当たり確率は高いけど、8Rに偏ると大量出玉も夢ではありませんよ。
それでは早速、実戦へ。
今回は企画で遠征に行っていた都合上、関西は大阪で打ってきました。
まずは導入ホールですが、ネットで調べてみたところ大阪でおかわり777を設置しているのは8店舗でした。時間の都合もあって様子を見られたのは2店舗、そのうち難波のホールで実戦することにしました。
役モノ入り口(上ヘソ)付近はこんな感じです。

(C)(株)王将フードサービス
それでは、上ヘソ入賞時のルート振り分けについて…ですが、今回はちょっとSPルートについて補足を。
当然、上ヘソ入賞個数が多いとSPルートの個数も多くなるし、上ヘソ入賞個数が少ないとSPルートの個数も少なくなります。ですが、変化するのは個数だけではありません。
例えば1000個で60個役モノに入賞して、そのうち10%がSPに振り分けられる台があったとします。60個の10%なので、SPルートに行く玉は1000個あたり6個ですね。
それでは、同じ台が別の日に1000個で50個役モノに入賞したとします。この場合、期待できるSPルート入賞率は同じ10%の5個じゃなくてもっと低くなるんですよね。SPルートの条件が連続入賞なので、単純に役モノ入賞個数に対して一律〇%で考えられないのです。
そういわけなので、SPルート振り分けについては今回の台の実戦結果でしかないので、回転率の目安も参考程度に留めてもらえればと思います。
話を実戦に戻します。今回は586個入った玉のうち36個がSPルートに行きました。入賞率は6.1%、16.3個に1個の割合です。
ちなみに前回のミニ500では557個のうち50個(約9%)がSPルートに行きました。ゲージ構成は前回のミニ500と変わりませんが、今回の実戦台では上ヘソの手前の1本釘が僅かに上げられていた(マイナス調整)ので上ヘソ手前で玉が落とされ、これによって連続入賞が一気に少なくなってしまいました。
次に、ノーマルルートに向かった玉が左の役モノを突破する個数、割合です。
ノーマルルートに向かった玉は550個、そのうち左の役モノを突破した数は105個。突破率は19.1%、5.2個に1個の割合ですね。
台のネカセによって役モノ手前の滞留時間が変わってきますが、今回の台は前回に比べて玉が長く遊んでいるように感じました。なんとなくですが、滞留時間が長い方が突破率が高くなる気がするんですよねー。
また左役モノ内で玉突きがあると突破率が下がる気がするので、今回は玉が遊んでいる間は打ち出しを止めてみました。このあたりは今後も様子を見ていきたいと思います。
ノーマルルートとSPルートの合算で見ると、586個のうち141個が回転体に到達しました。到達率は24.1%、4.16個のうち1個が到着したことになります。
回転体からのスタート入賞率を1/4と仮定すると35.25個がスタートに入る計算ですが、実際にスタートに入った玉は36個。3.91個に1個入賞しているので回転体からの入賞率は1/4をわずかに上回っています。
前回のミニ500では約5個に1個の割合しか入賞していなかったことを考えると、今回はスムーズにスタート穴に入るという印象でした。やっぱりただの偏りで、ならしたら1/4になるのかな?
というわけで、今回の実戦では
●役モノ入賞個数
合算…586個
├ノーマルルート…550個(93.9%)
└SPルート…36個(6.1%)
●回転体到達個数
合算…141個(24.1%)
├ノーマルルートから…105個(19.1%)
└SPルートから…36個(100%)
●回転体→スタート入賞個数
理論値…35.25個(1/4)
今回の実戦…36個(1/3.91)
となりました。
平均出玉を実戦値の750個と仮定すると、おかわり(50.5%)を考慮した期待獲得出玉は1516個になります。そこから250個あたりの回転率の目安を出すと、スタートは1.02個、回転体到達なら4.09個がボーダーとなりそう。
そして実戦サンプルをもとに出した、250個あたりの上ヘソ入賞のボーダーは…
●回転体から1/4でスタートに入賞した場合
17.00個
●回転体から1/3.91(今回の実戦値)でスタートに入賞した場合
16.65個
ま、1/3.91の数値はあくまで参考までで、とりあえず1/4で考えましょう。
繰り返しになりますが、SPルート振り分けはあくまで今回の実戦台での結果です。上ヘソ入賞個数とSPルート通過率には相関関係があるので、かなり差が激しくなるんですよね。なので他の台だとあまりアテになりません。
アテにならない数字を出してもあまり役に立たないので、今後は別の数字の出し方を考える必要がありますね。
…という事実を踏まえて、今回の実戦で250個あたり何回役モノに入ったのか見てみましょう。
投資が6000個、獲得出玉は大当たり8回で6000個だったので、打ち込み玉数はトータルで12000個となります。
役モノ入賞個数は全部で586個。ということは、250個あたりの役モノ入賞個数は…12.21個。
全然足りてない…。当たり前ですが、今回も回収は0個でした。
まあ…かなり悪い結果だったので、これ以上SPルートの振り分けが悪くなるケースはあまり考慮する価値がない、というのが救いですかね。
さて、今回は前回のコラムでも書いた通り、大当たり中の止め打ちについて考察します。
まずは、今回の実戦台のスルー。スルーに玉が通らないと"招"と書いてある電チューが開かないので大当たり抽選を受けられなくなります。

(C)(株)王将フードサービス
注目したいのはスルーの上に2つある釘のうち左の釘。これがが右向きだとマイナス調整ですね。
あとは2連アタッカー前の釘も大切です。

(C)(株)王将フードサービス
上アタッカーは削られる部分が少ないのであまり気にしなくてもOKですが、下アタッカーは要注意。チューリップの真横にある1本釘が右向きならマイナス調整です。
大当たり割合が大きくて出玉が少ない機種は、ここを削られるとボーダーが一気に上がってしまいます。細心の注意を払って見ていきたいところですね。
それでは止め打ち手順です。
まず電チュー。
開放パターンは1セット3回なので、基本は電チューが開いて1拍おいた後に3~4個打ちだす…を繰り返して消化。
賞球1個の電チューは止め打ちによって玉が増えることはないので、スルーによく通るようなら無駄玉を防ぐために2~3個でも良い気もしますが…1/12.2の小当たりでもアタッカーが開くんですよね。打ち出しを続けていれば玉を拾ってくれるので、これを考慮するとやっぱり3~4個(スルーが悪ければ4~5個)でいいと思います。
次にアタッカー。
アタッカーは上下に2個並んでいて、どちらも2カウント。上→下の順に開放します。
上アタッカーが閉じて下アタッカーが開く時は打ちっぱなしで問題ありませんが、逆の下閉じ→上開放時に打ちっぱなしだと1~2個の無駄玉が出てしまいます。
なので、上アタッカーが開いたら4~5個打ち出してストップ。次に上アタッカーが開いたのを確認したら、また4~5個打ちだす…という打ち方で無駄玉を軽減できます。細かい作業ですが、長時間打つと出玉にかなりの差が出ます。面倒でなければ実行しましょう!
以上で今回の実戦は終了です。
それでは、最後に今週のメニュー紹介!!
今回は大阪の難波西店へ行ってきました。王将はオリジナルメニューを出している店舗も多くて、ここでもオリジナルセットがありました。

難波西セット! 見るからに大阪とわかる名前ですが、これは注文せず。だって、この難波西セットは先週のコラムで頼んだ天津チャーハンだったんですよ(笑)。なので今回は

ベストセットにしました!
コーテル(餃子)とソーハン(チャーハン)ミニとエンザーキー(から揚げ)。そして写真が切れちゃってるんですが、餃子の皿にはサラダも乗ってました。
店舗によっても味や炒め方が違う王将。各店舗のこだわりを探りにいくのも楽しみ方の1つだと思います。
皆さんも、どこか遠出した際には是非ご当地王将のオリジナルメニューを食べてみてください。
ではでは!