どうもどうも。Q太です。
早速ですが、今回から餃子の王将シリーズを実戦してサンプルを集めていきたいと思います。
まずは王将2のゲームの流れを簡単に確認。

(C)(株)王将フードサービス
[1]役モノ入賞
役モノ中央の入り口(上ヘソ)に玉が入る。
[2]ルート振り分け
玉が左に向かえばノーマルルート、右に向かえばSPルートへ。
SPルートを通過した玉は直接回転体に向かうのでチャンス。ただし[1]で立て続けに玉が入らないとSPルートの可能性ナシ。
[3]左役モノ
ノーマルルートを通過した玉は左の役モノに拾われると回転体へ。
[4]回転体
8つ空いた穴のうち、赤いマークの付いた2つの穴のどちらかに入るとデジタルが回転(入賞率1/4)。
ここまでのハードルをクリアして、ようやく大当たり抽選が1回行なわれます。
[5]大当たり
デジタルで[33][55][77]が揃うと大当たり。一般電役なので規定回数(スペックによって変化)大当たりを消化すると終了。
[6]おかわりタイム
大当たり後に電チュー保留が残っているとおかわりタイムに突入。最大4回の大当たり抽選が行なわれる。
※よほどスルーの状況が悪くない限り保留は4個貯まります。
という感じです。
文字で説明すると難しく感じますが、実際に打つと流れはすぐにわかりましたね。玉の動きに一喜一憂するゲーム性は、デジパチではなかなか味わえない楽しさです。
そして、大当たりまでの流れがわかった上でサンプルを採るのは
[1]役モノ入り口に入った個数。
[2]役モノ入り口に入った玉がノーマル・SPルートを通過する個数。
[3]ノーマルルートで左の役モノから回転体に到達する個数。
この3つです。
上ヘソでボーダーラインを出すということがコラムの目的というのは先週も言いましたね。そのためには[3]の左の役モノの通過数を調べることが最重要課題となります。
王将2のスペックは、ミニ500、おかわり777、大盛り3000、特盛5000、メガ盛7000の5種類です。
この500や3000などスペックについている数字は大当たり1セットで出るおおよその出玉の事を指しています。
今回実戦するのはミニ500。
●スペック
大当たり確率…1/5.0
出玉…約500個
おかわり期待度…59.0%
※出玉は今回の実戦値
王将シリーズのなかでも大当たり確率が高く出玉が少ないスペックで、デジパチでいうところの羽根デジタイプみたいなものです。
大当たり1回(ミニ500は12回ワンセット)の獲得出玉を500個と仮定した場合、おかわりを含めた期待獲得玉数は約1220個。
この1220個で5回転回れば、理論上は持ち玉内で次の大当たりを引くことができます。等価交換なら1000円(250個)で1.02回ですね。回転体到達に対する数値になると、×4なので4.10回といった感じです。
前置きが長くなりましたが、それでは実戦へ…行こうと思ったのですが、まずはホール選び。
東京でミニ500を打つとなると、設置店は限られてきます。が、打つならやはり釘の良いホールで打ちたいので、ホールが乱立する激戦区での実戦となりました。
打ち始めて、まず気にするのはストローク。

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どう打てば役モノ入賞率が上がるのか、また餃子の王将は役モノ入り口に連続入賞するとSPルート突入のチャンスが生まれるので、ダメ元で連続入賞を促すようなストロークがないかと探ってみました。
まずAの弱め打ちですが、これは入り口までの2箇所のこぼしポイントでたくさん無駄玉が出てしまうのでナシ。
次はBの3連釘の上部あたりを狙い、上に転がす様にブッコミを狙うストローク。僕の中では、このストロークが3連釘を玉がのぼって行く様子から"昇り竜"と呼んでいます(笑)。このストロークは手応えアリです。
続いてCの直接ブッコミを狙うストローク。これも手応えアリです。ブッコミの上の釘に当てるのではなく下の釘に当てるほうが重複入賞が多いように感じました。
最後はD、右打ちですね。台によっては回るものもあるかもしれませんが、右に向かう勢いが強くて安定しないのでナシでした。
というわけで、役モノ入賞&連続入賞が多く感じたのは昇り竜かブッコミ狙いでした。
どちらにしても、よくブッコミを通るストロークがいいかと思います。これは羽根モノと似てますね。

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今回実戦した台の役モノ付近はこんな感じです。
青枠で囲っている2個のこぼしポイントが広い台は避けましょう。あと、青枠の一番右の釘が上向きの台もマズいですね。
それでは、役モノ入賞時のルート振り分けについて。
これは連続入賞するかしないかでだいぶ変わってきます。今回は557個入った玉のうち50個がSPルートに行きました。入賞率は約9%、11.1個に1個の割合です。
次に、ノーマルルートに向かった玉が左の役モノを突破する個数、割合です。

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ネカセによって玉のスピードや役モノ手前の滞留率が変わってきますが、ノーマルルートに向かった玉は507個、そのうち左の役モノを突破した数は91個。突破率は17.9%、5.57個に1個の割合です。

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ノーマルルートとSPルートの合算で見ると、557個のうち141個が回転体に到達しました。到達率は25.3%、3.95個のうち1個が到着したことになります。
回転体からのスタート入賞率を1/4と仮定すると、35.25個がスタートに入る計算ですが…
実際にスタートに入った玉は28個。5.04個に1個しか入賞していません。

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この回転体の形状だとネカセがどうであれ1/4になりそうですけど…これぐらいだと試行回数が少ないのかもしれませんね。次回以降もサンプルを重ねて様子を見ていきます。
というわけで、実戦では
●役モノ入賞個数
合算…557個
├ノーマルルート…507個(91.0%)
└SPルート…50個(9.0%)
●回転体到達個数
合算…141個(25.3%)
├ノーマルルートから…91個(17.9%)
└SPルートから…50個(100%)
●スタート入賞個数
理論値…35.25個(25.0%)
今回の実戦…28個(19.9%)
となりました。
前述したとおり、初当たりの期待獲得出玉を1220個とした場合は250個あたり1.02回が持ち玉内に大当たりさせるための回転数の目安になります。回転体到達で見るのなら4.10個。
これに実戦で採ったサンプルをもとに役モノ入賞個数で目安を出すと、
250個あたり16.19個になります。
ただし…回転体からスタート入賞率を1/4ではなく今回の実戦値を参照した場合…
250個あたり20.38個になります。
で、今回の実戦で250個あたり何回役モノに入ったのか…。
まず、投資が6000個、大当たり回数が6回、大当たり1回の出玉がほぼ500個だったので、単純計算になりますが打ち込み玉数が9000個。
そのうち約モノ入賞個数が全部で557個だから、250個あたりの役モノ入賞個数は15.47個。
…駄目ですね。回転体からのスタート入賞率が1/4だったとしても下回っています。ましてや回転体からのスタート入賞率が約1/5の今回の実戦では、当然ながら回収は0個でした。
回転体→スタート入賞率については半日ほどの実戦サンプルなのでただのムラかもしれませんが、とりあえずは今後も無視せず見ていこうと思います。
最後に、現時点で回転率の目安を下げるポイントとして
[1]役モノ入り口に2個連続で入りやすいストローク
[2]左役モノの突破率が高い台(打たないと分かりません)
[3]無駄玉を減らす。止め打ち、捻り打ちで出玉を増やすor玉減りを減らす
の3つが大切なのかなと。
…うん。難しい。奥が深いとも言えるかな。まだ慣れない部分はありますが、羽根モノ同様、1回転、1玉が勝敗を左右する機種だなということはわかりました。
次週は餃子の王将2 おかわり777を打って、止め打ちや捻り打ちに関しての考察も書いていきたいと思います。
今週は、裏メニュー紹介!!

今回は、もともと裏メニューだったけど人気が出てレギュラーメニューになっている店舗も多い『天津チャーハン』です!
天津飯のご飯を炒飯に変えたメニューですね。もうね…マズイわけがないです。
そしてこちら

ただの餃子ではなく、焼き方を両面焼きにしたものです。パリッとした歯ごたえを両面で楽しめる餃子です。
注文時に「餃子両面焼きで!」と言うだけです。是非試してみてください!