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Q太にインタビュー
SF塩野が好きな演出や好きな機種など、パチンコにまつわるあれやこれやを、ライターさんたちにインタビューする当コラム。第8回は学生時代に卓球でインターハイ出場経験のあるパチプロ・Q太さんです。

塩「Qちゃんはパチンコで勝つことを生業としているわけだけど、最近は何をメインに打ってるの?」
Q「牙狼ですね」
塩「金色? それとも魔戒?」
Q「魔戒です。原稿の締め切り日以外はほぼ毎日打ってますね。頻度で言うと月20日以上は…。あっ、でも最近は北斗無双を触り始めました」
塩「それは北斗無双が甘い台ってこと?」
Q「メインで扱っているホールは多いですね。ただ魔戒が厳しくなってきたっていうのが最大の理由です」
塩「ちなみに魔戒で回る台ってあるの? 俺はまずヘソを見るんだけど、なかなか目ぼしい台がない気がするんだよね」
Q「あ~ヘソより寄りのほうが大事かもしれないです。寄り次第ではヘソが狭くても回るので。まあヘソが開けば基本的には素直に回ってくれますけどね」
塩「今度はヘソより寄り重視で見てみます」
Q「でも俺、最近は回転率というより、玉増やしをメインで考えています」
塩「ほお。回転率がどれくらいなら打つの?」
Q「等価なら1000円18回転くらいでも打ちますよ(※等価ボーダーは約16.5回)」
塩「演出は見たりする? 毎日打ってると飽きるでしょ?」
Q「全然見ますよ。剣もぶっ刺しますし」
塩「ボタンとかも?」
Q「ST中は止め打ちしながら押します」
塩「器用だね(笑)。演出でなんか『これは!』みたいなのってあるの?」
Q「やっぱアレですよね、確変図柄テンパイのまま後半のリーチに行くと、最後に光覚獣身牙狼が出て、7テンパイに変わる演出があるんですよ。アレには興奮しますね」
塩「何度見てもいい演出なんだ」
Q「これだけ打ってても3~4回しか見てないんですけど、好きな演出です」
塩「ちなみに俺は牙狼の通常時演出が苦手なんだよね」
Q「えっ? 通常時が楽しいんじゃないですか!」
塩「そうなの?」
Q「他の機種より多彩っていうか…」
塩「アニメ系が嫌なんだよ。絶対当たらないっていうときにも、わざわざ発展したりするし」
Q「でも当たるパターンがわかりやすいじゃないですか。GARO保留絡みだったりとか」
塩「まぁ俺は勝てる台なら何でもいいんだけどね(笑)。ちなみにその他の機種で好きな台とかある?」
Q「海系は好きですね。シンプルですし」
塩「海JAPANとか?」
Q「海JAPANは打ち込んでないです。何故かと言うと、牙狼のほうが開いてる割合が高いですし、攻略要素も強いので。たださっきも言ったんですけど、最近は牙狼が厳しくなっているので、これからは海系も触っていこうかと思ってます」
塩「1番狙って行きたい海はどれ?」
Q「大海SPですね。JAPANよりは可能性を感じるので」
塩「やはり回転率なんだね」
Q「あと基本的にMAXタイプを打つことが多いですね」
塩「確率分母が低いと、初当りまでつらくない?」
Q「収束はしづらいんですけど、その分開く機会も多いですから」
塩「通常時のヒマな時は何してるの?」
Q「ツイッターとか見てますよ。見ながら保3止めとかしてます(笑)」
塩「じゃ画面を見てないんだ」
Q「いや、見てますよ。牙狼の顔が紫だから、ホラー以上には発展するな、とか」
塩「そういう演出がないときは? ぶっちゃけ見てないッス! とかでもいいんだけど」
Q「…すみません、見てないッス! 最初は見てましたよ。でもさすがに毎日牙狼ばっかり打ってると打ち慣れすぎちゃって。最近では動画とか見ちゃってます。実はこないだ運留さんに怒られたばかりなんですけどね…」
担「いるいる! なんか上皿のところにスマホ置いたりして。嫌な感じですよね」
塩「まぁ周囲の人はあまり良い印象を受けないよね。カラオケに来てるのに、歌わないのと一緒でしょ、それは」
Q「ちょっと違いますけどね(汗)」
塩「まぁQちゃんなら許す! だって毎日でしょ? そりゃ飽きないほうがおかしいよ」
Q「さっきまで打っていた魔戒のシマはすごかったですよ。12台中9台に打ち子集団で座っていて、みんなイヤホンを付けて動画見てました。おまけに牙狼剣にコンビニの袋を下げてパンを食べながら」
一同・爆笑
塩「スゲーな」
担「私は台に失礼だと思います。きっと出ませんよ」
Q「確かに失礼だよね」
担「台が怒って大当たりしなくなると思います!」
Q「やはり敬意というか感謝の気持ちを示さないとね」
塩「台に意思はないだろーが! いつの間にかQちゃんも同意しちゃってるし!」
一同・爆笑
Q「最近は動画だけじゃないですからね。電子書籍で小説、漫画なんかを見てる人もいます」
塩「いや、回る台ならわかるよ。期待値を稼ぎながら動画を見れば一石二鳥だしね。でも回らない台で台を見ないってことは単なる時間のムダでしょ」
Q「同感です」
塩「ちなみにQちゃんは今日4万発出たよね(※実はインタビュー前に魔戒で4万発を獲得)。大勝すると明日ヤバいかも…とか思わないの?」
Q「収束ってことですか?」
塩「そうそう」
Q「ありますよ。でもそこで立ち止まってもダメですしね。どんな状況でも打ち続ける父親の背中を見てますから(※Qちゃんのお父さんも同業である)」
担「ちなみにガンガン捻ります?」
Q「銭形の頃はやってましたけど、今はそれほどでもないですね」
塩「それほど…の重みが我々とは違うからやってるとは思うけど」
Q「つい先日も某ホールで警告を受けました。1度目の警告を無視してたら、また飛んできて、次やったら退場みたいなことを言われてしまって」
塩「上で見てるからなぁ」
Q「オリ法で全国を旅しているときも2~3店舗から出禁を喰らいました。胸ぐら掴まれたり」
担「ぎょえ~! そうなったらどうするんですか?」
Q「しばらく行かないですね」
担「そうなんだ…。そこまでしてやる技術介入の効果ってどれくらいあるんですか?」
Q「魔戒だとリーチの有無にもよりますけど、160回転のSTで300個くらいは増えますよ。10連すれば1箱くらいですかね」
塩「マジかー。魔戒打ちたくなってきたよー」
担「金色と魔戒で比較するとどうです?」
Q「魔戒のほうが電チューの仕様が甘くて素直に入ってくれますね」
塩「やっぱり魔戒かーーー!」
Q「魔戒の甘さは破格だと思いますよ。ボーダー派が甘いという理由は時間効率の良さ、ボーダーが低い、技術介入度が高い、の3つですけど、その3つを兼ね備えてますからね」
塩「ちょっと俺は打ち方が甘いな。ここらへんで気を引き締めていかないと」
Q「いや、俺だって毎回全開でやるわけじゃないですよ。50個くらいしか増えない台も多いですし。そういう意味では海系で回る台を掴んだときはラクですよね」
塩「安定するしね」
Q「だから本当は海を打ちたいんです」
担「選ぶのは海モード?」
Q「早く回るイメージがありますし」
塩「俺もそうかな」
Q「どのモードでも時間効率は一緒だと思いますけどね」
塩「あと例えば目ぼしい台がなかった場合はどうする? たまには打ちたい台を打ったりする?」
Q「そういうことはないです(汗)。稼働を止めてお店チェックに行きます」
塩「そういう行動が好きなの?」
Q「好きですね。どういう店の外観で、どういう店員さんで、お客さんはこんな感じとか。もちろんクギを見るのが基本としてあってのことですけど」
塩「楽しそうだね」
Q「いやでも、楽しんでパチンコを打つっていう意味では、他の人より薄いかもしれないです。趣味打ちはほぼしないですし」
塩「プロ軍団に対してはどう思う?」
Q「さっきも言いましたけど、今日も魔戒にいたんですよ。まぁ標的になりやすい機種なのでアレですけど。9人組で2人くらい止め打ち親分みたいな人がいて」
塩「???」
Q「子分たちが当たるたびに親分が台を変わって止め打ちするんですよ」
担「うわ~~~~」
塩「そういうのってよくあるの?」
Q「ありますね。大抵、牙狼剣にコンビニの袋をかけていれば軍団の打ち子です」
担「塩野さんも入れてもらえば?」
塩「俺は腰に爆弾を…ってうるさいわい!」
Q「今度、軍団を結成しましょう!」
塩「だからヘルニアだって…」

※インタビュー後記
牙狼魔戒やプロ軍団の話など、Q太さんにしかわからない詳細を語ってくれたインタビューいかがでしたか。私も改めて自分の立ち回りを見なおさねば、と思った次第です。明日から魔戒で修行するかな(汗)。次回は瑠花さんのインタビューをお届けします。お楽しみに!