コング誠にインタビュー
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私ことSF塩野が好きな演出や好きな機種など、パチンコにまつわるあれやこれやを、ライターさんたちにインタビューする当コラム。第3回は必勝本CLIMAXの抜きペディアことコング誠さんです。



「最近、抜いてる?」

「おかしいでしょ、その入り方。ココってそういうカミングアウトする的なところでしたっけ?」

「そうだよ、なんでもアリ」

「そういうことなら先日新潟で…って、違うでしょーが!」

「で、最近どうなの?」

「パチンコですか? もちろん打ってますよ」

「好きな演出とかある?」

「色々考えたんですけど、最近の機種で好きな演出とか無いんですよね」

「ホントに???」

「そうですね。この演出が見たいから打ちたいとかは特に…(汗)」

「じゃ、コングさんの回は終わりです。オツカレサマでした」

「ちょっ! 待て、待て!」

「無いなら仕方ない」

「し、強いて言えばダンバインのRUSH中とかはやりたいなーって(汗)」

「別に最近の機種じゃなくてもいーんだけど」

「あっいいの? それならすごい昔ですけど『ナナシーの全回転』を見たい! っていうのはありましたね」

「渋い」

「あとは『ホー助のまばたき』とか」

「渋すぎる(笑)」

「あ、そうだ。俺、結構BGMが好きなんですよ」

「そういったツボがあるなら早く言いなさいよ!!」

「昔の豊丸の平家物語とか、パンプキングとかの音が良くて打ってた記憶がありますね」

「平家はわかる気がするなー。荘厳な感じがね」

「あとは特定のこの演出というより、複合パターンが好きです」

「3P的な?」

「人じゃねーよ。演出、演出! あんたバカでしょ」

「失礼。で、具体的にはどんなパターン?」

「例えば最近で言うとAKBで新公演曲あおり予告が出て、どうせテンパイしないんでしょ…と思いきや、リーチ確定予告が出てたりするっていう」

「基本的にそういう予告って、リーチ確定系の予告がないとダメだもんね」

「そうですね。あとは5大激アツが3つ複合すれば大当たりとか法則系も好きですね」

「コングはそういうの好きだよね」

「俺、元々そっち畑の人間ですからね」

「そっち畑ね(笑)。じゃあ『レバ確』とかも好き?」

「『レバ確』といえば、元々僕と編集長が作った造語なんですよ」

「えっ、そうなんですか?」

「そうやねん。『当たれば確変』なら『レバ確』でいいんじゃないかって」

「そういう意味で言えば『チャンスアップ』とか『超激アツ』とかの表現も昔は無かったよね」

「無かったですね。今は当たり前のように使われてますけど」

「抜きペディアも昔は無かった(笑)」

「おい! テーマをパチンコに戻して、戻して!」

「はいはい(笑)。で、要するにコングさんは最近の機種において、好きな演出があまり無いってことね。となると、何を指針に機種選びをしてるわけ?」

「もちろん回転率ですね」

「機種は?」

「AKBかロトパチかダンバイン…」

「キャハハハ!」

「何笑ってんねん。ちゃんと回る台があるねんて!」

「じゃ、その機種で好きな演出とかあるだろ」

「ないですね」

「ズコー! じゃぁなんでその機種なの? 別の機種で回る台だってあるだろうに」

「単純に自分のテリトリーの中で見つけてるんですよ。あとは早さっていう部分もつい打ってしまう要素の1つかと…。ってか、俺だけかもしれないんですけど、打ってるときは基本、演出見ないんです」

「じゃ、どこ見てんの?」

「ヘソ見てますね。最近の機種は演出過多っていうのもあるんですけど、意味のない演出が多すぎるんですよ。昔は期待薄のミニキャラとかでも意味を持たせてあって、それが大当たりに絡むことがあったりしたんで見る意味があったんですけどね」

「それは俺も思う。確定系の演出ではどう? メーカー間で結構、色々あるじゃない?」

「『風』は好きですね」

「それ、どっかで聞いたことあるな。『俺は風だけでイケる!』って豪語してたらしいじゃん」

「???」

「コング氏は自宅のエアコンの風でエクスタシー! って。変態っ!」

「こらこら! しょーもないオヤジだな。事実だけに否定できない俺も悲しいけど(汗)」

「フフフ。認めたな(笑)。で、パチンコにおける風系の演出っていうと、エアバイブ、ラッキーエアあたり?」

「そうですね。ラッキーエアは機械的な香りが芳しくていいんですよね」

「匂いなんてするっけ?」

「しますよ!」

「匂いフェチ?」

「うっさいな、もう! ちなみに俺、風を感じたら毎回ラッキーエア見て確認しますからね!」

一同・爆笑

「見たってわかんないじゃん、風なんだから。だいたいご自慢のニット帽をかぶってたら、風なんて感じないでしょ?(笑)」

「おでこあたりに感じます(笑)」

「ギャハハハ!」

「ハンドル系も好きですよ。昔の京楽のP-バイブやSANKYOのVハンドル飛び出しとか」

「それはわかるな。確定系のギミック演出は気持ちいいよね。ちなみにP-フラッシュは?」

「あ~アレはダメです」

「な、な、なんで? エアバイブの仲間に思えるけど?」

「あまり目立ちたくないから。キュイン、キュイン♪ って鳴ると、近くにいる人みんな見るじゃないですか。俺はね、そっとしておいて欲しいんですよ」

「…意味がわからん」

「だから音量は絶対、最低レベルにします」

「その話で言うと、担当氏はフルボリュームで打つんだよ、すごくない?」

「俺、そんな人が隣に来たら絶対に舌打ちするわ。足とか蹴っちゃいそう」

「ちなみに無音はダメなんですか?」

「さすがに寂しいなぁ」

「そんなホールでは常に貝になりたいコングさんですが(笑)、ここで演出ベスト3を挙げてもらいましょうか」

「今まで散々言った気がしますけど」

「一応、皆さんに聞いてるんで…。よく打ってるって言ってた、AKBの超絶カットインとか好きでしょ?」

「全然、好きじゃないです」

「はい!? じゃあアンコールモードのボタンゲームとかは? いつもハイスコア叩き出すじゃん」

「1人だったら絶対やらないです」

一同・爆笑

「俺、基本ボタンすら押さないですからね(笑)」

「そうなの?」

「サプライズボタンとかも、飛び出しても一切触らないですし」

「え~(驚)」

「ちょー嫌な奴だな。ってこれ、書いていいの?」

「う~ん、あんまり良くないかも(汗)」

「いやでもね、この企画はぶっちゃけ放談みたいな趣旨もあるから、思ってることハッキリ言ってもらったほうがいいよ。で、そこまで押さない、触らないのはなんで?」

「疲れたくないんですよね」

「疲れたくない?」

「そうです。回る台を打ってると保3止めとか大変じゃないですか。だからそれ以外の労力は使いたくないんです」

「ボタン押すのってそこまで大変か?」

「最近疲れやすいんですよね」

「ご愁傷様(笑)。でもさ、通常ボタンはまだしも、ボタン飛び出しとかって基本的に最終煽り時のみだし、発生頻度も少ない。そういう意味では特別でしょ? それでも押したくならないんだ」

「微動だにしないです(笑)」

「やさぐれてるね、それ」

「みんなそうじゃないですかね?」

「いや、もう少し健全に向き合っていると思うけどな(笑)。では最後に、今後こういうパチンコなら打ちたい! というものがあればオネシャス」

「演出で言うと、もう少しリーチがかかったときに期待できた方がいいんじゃないかと。今の機種って、こんな弱い予告でなんでリーチになってんだよ! 的な見方しかできないじゃないですか。展開が読めてしまうというか。だからリーチに意味のある機種にして欲しいと思いますけどね」



※インタビュー後記
ライター業が長すぎるがゆえ、やさぐれてしまったコングさんですが、勝つということに関しての徹底ぶりはさすがのひと言。同業として私も見習いたいなと思った次第であります。次回は当コラム担当編集・すずかさんのインタビューをお届けします。お楽しみに!