
皆様こんにちは、正月が終わって日常が戻ってくるかと思いきや、月曜日が成人の日でまたも平日が少ないことに気付かされたぜろいちです。やっぱり1月はまったりモードが続くんだなぁー。個人的にはいつまでもゆったりしているわけにいかないんですが…。
それにしても、成人の日ですか。自分にも輝かしい若さに満ち溢れた時代があったなんて、今となっては思い出せないけど、あったんだよね。みなさんはちゃんと成人式とか出席しましたか?
自分は根が素直なので、成人式はちゃんと…ボイコットして遊びに行ってましたよ。特にイベントがあったわけでも面白いことがあったわけでもない、そしてパチンコも打ってませんけど。ベイブレードでも回してたんじゃないかな?
成人の日にパチンコは打ってないけど、こんな時に打っていて良いのか? と考えさせられたのは、午後から期末テストがあるというのに「GO!GO!郷!」を打った日。
新台ということで調整を見に行くだけのつもりだったんだけど、あまりにもGO!な釘だったため椅子に吸い寄せられ、さすれば妙に連チャンが続きましてね。フルスキップで消化して何とかテストに滑り込んだは良いものの、結局赤点になってしまいました。
9万程勝てはしたけど、結局追試を受けるハメに。その憂さ晴らしってわけじゃないですけど、帰りに「マジンガーZ」を打ちに行ったのは良い思い出です(懲りてない)。
今思うとかなり人生をナメてますが、それが若さというものでしょう。みなさんも似たようなもんですよね?
他にもダメダメなエピソードは色々あるけど書き出すとキリがないし、自分のダメさ加減を晒すようなのでこの辺でヤメておきます。
もちろん今は締め切りを放り出して打ちに行ったりなんてことはない。もう大人だからね! そもそも打たなければネタがないわけで、締切目前なのに打ちに行かざるを得ないということで結果的に放り出し状態になることはあるかも知れないけど、原稿を落とすことは絶対にない!
それが大人の世界のルールですから。追試なんてやってくれるような生易しい世界ではございませんからね。いや、ホントに。
そんな懐かしき記憶が郷愁を強襲したのか、今回はどうにかして昭和な雰囲気を堪能したいと思います。そう、昭和物語を打とうと思っているんです。
…と言いますか、正直に白状しますと、ここ最近まともに打てていないんです。打てる台がなくて。正月営業が抜けきっていないってことだと思うんだけど、とにかく釘が厳しいんだよね。
まぁ先週も同じようなことを書いているわけですが、貯玉利用の制限も加わって、前向きに捉えられそうな材料が本当になくて参ってます。
もちろんネタもないので、このままでは、ここで「つづく」と書いてコラムが完結してしまう。そんなことをしてしまえば、今回の原稿が完結するだけならまだしも、そのままパチビット自体も永遠に完結してしまいかねない! 否、そうなることは必定である!
しかし、残念ながら、自分の抱えている情報では締切までに期待できそうな日はない。ではどうすればよいのか?
そこで編み出されたのが昭和物語ってわけ。手打ち式ということで投資スピードは緩いだろうし、そもそもずっと打ちたいと思ってたからね。これすらも打てなかったら本気の地獄を味わうことになるので、絶対に打つのであります!
普段は回る台を必死になって探して打っているので、勝てるかどうかも怪しい台をわざわざ打ちに行くなんてことは愚かな行為かも知れません。そもそも、普段お前がやってることは何なんだと言われればぐうの音も出ないし。読者様のなかには、もしかしたらドン引きする人もいるかもしれないけど、敢えて言いましょう。
今回は許して下さい。
と。
今回だけは遊びで打たせて下さい、と。
そもそも打ちたいから打つということは悪いわけではない。パチンコは遊技ですから。たまには行き当たりばったりも良いのではなかろうか?
てなわけで、緊急企画、『昭和物語に会いたい!』をお送りします。チャンネルはそのままだぞっ!!!
で、ケッタで50分ほどダッシュして開店前のホールに到着。しかしすぐさま全力でとんぼ返り! なぜこんなことになってるのか自分でも良く飲み込めていないんだが…。
開店前のホールに着くと、先客は2名。これなら間違いなく取れるだろう…とタカをくくっていたら、なんとそのうちの1人が1台しかない昭和物語に猛烈ダッシュするではないか(ちなみにもう1人の方は1パチでした)。
この展開…デジャヴではないけど、きっとアカンやつや、空かんやつや…ってことで涙を風で乾かしつつ全力で地元に漕ぎ戻ってきたわけです。
マズい! このままではまたも企画倒れ。しかしそんなことはさせないのだ! 今度ばかりは意地でも昭和の物語に浸かるのだ!
というわけで、地元に戻るなり電車に乗り換え、ちょっと遠めながらも昭和を求めてホールへ移動。ホールに到着するなり昭和の物語を求めてホールを徘徊すると…ここも既に埋っている! よーし、次に移動だ!
…とはならず、今回はじっくりと待つことにしました。えぇ、実は大分疲れてしまいまして。精神的にもね…。
しかし、成人式をすっぽかした憐れなぜろいちを神は見捨てていなかった。待つこと数十分、遂に昭和物語への道が開かれたのである! それはまさに民を率いるモーゼが海を割るかの如し! 神の導きたる栄光の道が目の前に敷かれている。ナイス、ナイスだ! この時を待っていたぞ!

さ~ぁバトルだよ!
スペックは10個戻しタイプ、そして3.6円交換ながら最初から現金勝負。言わばマイナスからのスタートである。しかも初めての機種、初めての手打ち式…。一体どんな展開が待っているのか!?
早速、初レバーを初弾き! 豪快にビィーーーンと弾いてみると…玉は力なく戻ってきてしまった。なんか…カッコ悪いぞ、自分。しっかりと弾いたつもりだが、結構力加減が難しいね。ま、初めてなのでこんなもんでしょうか?
あ、知らない人がいるかもしれないので昭和物語のゲーム性を簡単に説明しておきましょう。
…といっても非常にシンプルで、まずは中央上部の「GO」を狙います。ここを通過すれば役モノに突入するので。
役モノ突入後は、中央の☆の部分に玉が入ると中央1列の3つのチューリップが開放、中心の☆ではなく左右に流れた場合はそれぞれ左右のチューリップが開きます。そして開いたチューリップに玉を入れると払い出しがあるよ。チューリップは2個入賞で閉じるよ。
以上。簡単だね。
最初のうちは力加減が分からず、ちょっと強いか? 今度は弱いか? と悪戦苦闘。だけど何となく楽しい。
普段なら電動だから考えもしないけど、同じ場所に打ちこむのってこんなに難しいんだね。こんな初歩的なことから苦労するのがなんと斬新なことか。しかし、これこそ遊技って感じがしますよ。
打ち出しの力の入れ具合に苦労していると、最初の500円が終了。結果的にバラバラに打ち出しているものの、それなりに左右のポケットに玉が入賞しているのか玉持ちは悪くない。それに、1玉1玉を慎重に打ち出しているので、たった500円でも結構な時間遊べていることに気がついた。
しかしながら、ひじを固定する場所がないので右手が疲れるのは必至である。何だかこういうのって立って打つイメージあるんだけど、座ってるから疲れるのだろうか? でも立って打つわけにもいかないよな…。
打ち出しに徐々に慣れ始めてきたところで、願うのは中心部分のチューリップの開放である。そろそろお願いしますよ。
何度か役モノには突入してるんだけど、肝心の☆の部分に玉がいかないのである。そもそもGO部分をなかなか通過しないということもあるのだが、そこら辺は調整の問題なので仕方ない。ガンガン通過するような甘い調整にはしないよね。
導入からかなり時間が経過してるからなぁ…。早い段階に打てばもっと良い調整だったんだろうか?
…と、早く打ちに行かなかったことの後悔が押し寄せてくるが、次の1玉がそんな暗い雰囲気を消し飛ばしてくれた。

そう念願の☆への入賞である。おぉぉやった! チューリップが開放したぁぁぁ。軍艦マーチの軽快なBGMも流れてきたよ!
パンクはしないみたいだから、焦らず、ゆっくりと、慎重に狙おう。事前情報によると、3連チューリップは…
・2個入賞すると閉じる
・入賞したチューリップの下のチューリップが開放する
・最大14連動する
・下から狙っていけば最大の14連動に近づく
・最大の14連動を狙う打ち方は、上・中・下・下・中・下・下・上・中・下・下・中・下・下
ということらしい。なんだか難しいのか簡単なのかわかんないけど、とりあえず唯一開いている一番上のチューリップを狙う。
そして2発ほど打つと一番上に入賞。ジャラジャラと玉が払い出されると同時に二番目のチューリップが開く。ちなみに1個入賞しただけなので一番上は開いたままですよ。
そして、ここが運命の分かれ。もし一番上に入賞するともうそこは永遠に閉じられてしまう。つまり二番目が開くこともなくなってしまうのだ! ここは慎重に二番目のチューリップを狙って発射! さぁいけ、俺の魂の銀玉よっ!
カコーン。

ハイ。やってしまいました。ものの見事に一番上にストライク。バッターアウト。
この瞬間、14連動の可能性はついえました。バカッ、バカバカ! もう、おバカさん! 何年パチンコやってんだ! このぐらい狙えないのか!
そんなことを考えながらもう二度と開かない一番上のチューリップを見つめている自分。あぁ、諸行無常。
そんなこんなで、個人的にかなり盛り上がること数時間。流石に馴れてきたけど、やはりGOに玉が入らないし、それと疲れてきたのか玉の飛び方もかなりバラつきが出てきました。では…こんな時はスパッとやめてしまおう。
もしかして、ずいぶんアッサリだな…って思いました? あんなに打ちたがっていたのに、と。
でもこれでよいのです。今回は自分が打ちたいという理由で来たんだから、気持ちよくヤメられる時にヤメるのが一番良いハズである。結果としては1500円の負けなんだけど、たくさん遊ばせてもらったので、負けはしつつもかなり充実しました。
それにしても、当たり前のように電動で玉を弾いていたけれど、手打ちにするだけでこんなにも素晴しい遊技になるんだね。自分で狙うことによって玉の動きにもドキドキできるし!
今回は本当に楽しい実戦だった。派手な液晶演出に疲れた時は皆さんも昭和の雰囲気に浸かってみてはどうでしょうか。
と何だか、上手くまとまって一安心したぜろいちは、クレイジークライマーをやっているのである。このゲームはひたすらビルを登るゲームである。
何でこのゲームやってるかといえば、昭和物語のセル版にタワーが描いてあったんだけど、せめて登ってやろうと考えたのだ。そもそもビルとタワーじゃ全然違うんだけど、タワーを見ていたらこれが浮かんできたのだ。
というわけでとにかく登ります。しかしながら邪魔も入ってきます。何故かダイナマイトとかも全力で妨害してきますよ。
ちなみにこのゲーム、操作が独特で、ファミコンの1コンと2コンを縦に持って遊ぶのだ。久々にやると全然上手くいかないね。気を抜いたらばすぐに落下するし…。
それにしても、これから昭和物語みたいな台がもっと増えないかなぁ~。
