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パチビット生活驀進中!
皆様始めまして! 今月からこのサイトでコラムを書かせてもらいます名古屋在住パチ&スロッターの「ぜろいち」と申します。毎週火曜日に更新予定ですので、是非お見知りおきを!
…といっても誰だこいつ? っていうことになると思いますので、まず最初に自分のことについて書かせてください。
私のパチンコ・パチスロ歴は専門学校時代に遡るんですが、そこから打ちつ打たれつ…かれこれ15年は経ってるかな?
もっとも最初の出会いはホールではなくてですね、近所のダイエーのゲームコーナーに置いてあった「スケボーキッズ」か「Mr.フォール」だったと記憶しております。今はそこに「エヴァ」や「仕事人」等が置いてあるんですが、いやぁ~随分変わりましたよね、見た目もそうだしコンテンツについても。全力で時代の流れを感じてしまいます。
さて、私の学生生活がどんなものだったかというと…朝家を出て学校に向かったつもりが知り合いの家で一日中ゲームをしていたり、「大ヤマト」を目の前にしてハンドルを握っていたりということがしばしば。無事に学校に着いたとしても、なぜか朝は持っていなかったはずの「超合金」を両手に持っていたり…(トイザらスに寄ってたみたいですw)。
これだけをとってみても、すでにこの頃からまっとうな道から逸れ気味ではあったようですが、兎にも角にもですね、「ゲーム」「パチ&スロ」「玩具」が大好物で、もうひったすら飽きもせずにそのゴールデンループの中に埋没していたわけです。それはもう浴びるように! 思い出すだけでも…あ~幸せだったな~。
しかしそんな生活はいつまでも続くわけではなく、誰もがいずれ社会に出なければなりません。もちろん私も同じ…とはならず、専門学校卒業後も似たような生活を続けることになってしまいました。
私はずいぶん長い間、地元「大須商店街」のゲーム店でアルバイトをしながら暮らしていました。そして空いた時間にパチンコなどを打つという感じ。そんな生活ではありましたが、そのゲーム店は大変居心地が良く、ゲーム好きな(似たような)人達が自然と集まってくることもあり、20代中盤までその暮らしに何の違和感も、そして将来に対する不安も一切持たずに過ごすことができました。
しかし…平和は突然崩れ去るものです。地元で40年以上続いていた(らしい)このゲーム屋が突然の閉店! 利益的な部分ではなく、もっと別の複雑な問題があったみたいですが、いずれにせよ私はただのバイト風情ですから、自分がどれだけゴネようが納得いかないと叫ぼうがどうにもなりません。しかも、悪いことは連鎖するもので、稼がせてもらっていた地元の行きつけのパチ店が2店舗も潰れるという…。
どんな時も楽しませてくれたゲーム達…
(たまに酷い仕打ちを受けるけど…)
辛い時も時間を忘れさせてくれたパチ&スロ台達…
(余計に辛くなることもあるけど…)
今まで辛い時はいつも助けてくれてたのに…
(勝手に見放されることも…)
大事なモノは失くした時に分かるとはよく言ったもので…暫くは居場所がなくなったと勝手に嘆いたものです。そして突然、現実に向き合わされたわけです。
「この先自分はどうすれば良いのだろうか!?」
まぁそこで会社で働こうと考えるのも悪くはないんですが、というかそれがマトモだしそうすべきなんでしょうが、
俺の勝負はまだ終わっちゃいねぇぇぇぇぇっ!!!!!
って思ってしまったんです。それに、純粋に『恩返ししたいな』とも思いました。今まで幸せな時間をくれたゲームやパチ&スロ達に。文章や漫画、色んなメディアを通じてそれらの面白さや楽しさを表現し、今度は自分がみなさんに居場所をあげられたらな、と。
しかし言うは易し。今まで自堕落的日々を過ごしてきてますんで、そこに立ち向かうべく素養もコネもツテもないというありさま。それでは陽の目の当たる場所での活躍など夢のまた夢でしょう。
しかしこれが若さの特権ということになるかもしれません。『遅すぎることはない! 経験値がないなら今から修行して積み上げれば良いだけだ!』と、パチンコをネタに漫画を描いては出版社への持ち込みを続けていたんです。そりゃもう我武者羅に。
すると幸運なことに、とある雑誌で漫画を描かせていただけることになったんです。それは辰巳出版とは別の会社ですが、その時は南国ぜろいちというPNで描いていました。
しかし経験もスキルもまだまだで(おまけに知識も)、日々の作業をやりながら基本的なことを教えてもらっていくような状態で…。当時の編集のみなさんには迷惑のかけ通しだったと思います。それはそれは感謝なんていう軽い言葉では表現できないくらいに助けていただきましたよ。
そんな状態ですから、やはり力不足だったということになりました。2012年から2014年まで連載を続けさせてもらったんですが、そこから再び修行モードへ入ることとなったわけです…。
そして! 漫画の連載終了から約1年が経ち、今度はライターとして辰巳出版から声をかけていただき、ここで新たなスタートに立たせていただくことができました。しかしまだまだヒラヒラの新人、かつ修行モード継続中の身です。みなさんの叱咤激励に真摯に耳を傾け、いつか、この与えられた舞台を軸に、雑誌、そして再び漫画誌などでも連載できるように精進していきたいと思います!
よろしくお願いいたします!