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- 打チ人知ラズ。(わし)
AKB48見られね~し
今週はお盆ウィークでパチンコを打つ予定は全くないが、その前の週は休暇前の追い込みとばかりに超絶大好きなSweetまゆゆを堪能していた。この原稿を書いている当日は、朝イチ500回オーバーの5倍ハマリからのスタートだった。
Sweetまゆゆはリーチ演出がやたらと多い気がしていたが、ハマっている時はリーチにあまり発展せず、通常回転数がサクサク積み上がっていくのが爽快だった。
最近はCD保留変化予告(赤文字)の「ローズ48フラッシュじゃね~し」というテロップにウケている。というのも、ローズ48フラッシュじゃね~しと言いながら普通にローズ48フラッシュに発展して当たったりするからだ。
指原氏のマイソングリーチの楽曲は「アボガドじゃね~し」で、その歌詞は"アボガドじゃなくアボカドだし"と歌っている。まるでなにかの早口言葉みたいで言いづらい。この楽曲のタイトルの一部と台の演出名を組み合わせたお遊び要素が強いテロップ演出だろうが、わしにとってはビンゴで超絶面白いのだ!
これに似たような話だが、茨城のことを「いばらぎ」と言ったら、さる茨城県人から「いばら"き"だから!」とたしなめられたことを思い出した。「名前を言い間違えられたらムカつくだろ?」みたいなことも言われたが、わしの本名は「山田花子」に近いぐらい他に読みようがないから「絶対読み間違われね~し」と、この言い草をスルーした記憶まで甦ってしまった。
そんなことを考えながらの実戦で、最終的に8000玉ほど回収に成功したから若干の負けで終えることができた。朝イチの展開を考えれば、ボロ負けせずに済んだことを喜ぶべきだろう。とにかく頑張って稼働したいものだ。
ところで、今年は総稼働時間がめっきり少なくなっている。まぁ打てる台がないのであれば手の打ちようがないわけだし、無理に時間を増やす必要も感じない。であれば、自由な時間が増えるわけだから、それはそれで願ったり叶ったりのような気もする。
しかし、張り切って稼働に気持ちを奮い立たせている時に限って、"招かざる客"としか言い表せない横槍が入ったりするものだ。先に触れたように、打つ台がなくて稼働が減る分にはよいのだが、打てる状況下で金にならないものに時間をとられるのにはほとほと困ってしまう。
かつて、バイトの出勤日にこんなことがあった。わしは普段からAKB48好きの馬脚を現しまくっていて、誰かに話し掛ける時にはAKB絡みの話題が多い。例えば、松井氏卒業のニュースが流れた日には「松井玲奈の卒業は超絶淋しいっすよね~」と、電車待ちをしている同行者の背後からいきなり話し掛けたりしたものだ。
不意を突かれた同行者は「うるせ~よ」と言わんばかりに、電車に乗った際の座席と荷物を置く位置を細かく指示するのみ。彼は松井氏のことを知らないが、わしがAKBネタは口泡を飛ばしてして一方的に喋ることは知っているから、カドの座席に対面(つまり話をするには不都合な距離である)で座るよう指示してきた。
とりつくろうわけではないが、誰かとAKBネタを共有して盛り上がりたかったわけではない。松井氏のことがいきなり脳裏をかすめたためにその話題をふっただけのことで、彼と松井氏について語り合いたいと思ったわけではないのだ。ゆえに、ひとり静かに松井氏のことを想うには、彼と話さなくて良い状況は密かに好都合だったりする。
でだ。わしのAKB好きが周りの人たちに認知されだした頃、わしが稼働日に充てようと思っていた日に、「AKBがタダで見られるよ」と、タダに弱いわしの弱点を突いてとあるイベントへのお誘いがあった。
しかし興味津々で話を聞いてみると、どうも雲行きが怪しくなっていた。会場の新横浜までの交通費は当然わし持ちで、かつAKBメンバーは「親指大」程度にしか見えない可能性もあるという。しかもAKBのパフォーマンス時間は10分あるかないかで、オマケにわしの自宅から1時間半以上かかる場所に朝7時半集合を条件に出されたのだ。
これを聞いて悩んだ。いや、悩みまくったと言った方が適切なぐらい悩んだ。なぜなら、会場でAKBの雰囲気は十二分に味わえるだろうから親指大が10分しか見られないのは一向に構わないが、新横浜までの交通費は痛い出費である。また集合時間を考えると出発時間が尋常でないくらい早くなってしまうのである。
そしてわしに声がかかった理由は尋ねるまでもなく、待ち時間の暇つぶしの相手をさせようという魂胆が見え見えであった。となれば、開場まで意味がよく分からない話を延々と聞かされ続けることは分かり切っている。
わしがAKBファンであることを知り、タダでパフォーマンスが見られるという弱みに付け込む。さらに人の懐具合を勘案せず「新横だったら新幹線でも来られるよ」と気安く言う情報元の根性がどうしても気に入らなかったため、わしは適当な理由を付けて誘いを断ることにしたのだ。
さて、パチンコを打ちに行ったわしのこの日の稼働は、打つ台を見つけられず早々に帰宅して家で不貞寝…という最低のものであった。
一方のイベント組だが、幸運にもアリーナ2列目の座席がキープできたらしく、明らかに親指大以上にメンバーが見える位置からAKBを堪能したとのことである。そしてその様子はバッチリ写真に収められており、嫌味にそれを見せられたものだ(先方にはそんな意図はなかったのかもしれないが…)。その画像を見て自らを超絶呪ったのは言うまでもない。
結局、新横浜に出向いた方がなにもかも良い結果を得られたようだが、当日の状況がハッキリしない段階での判断ミスなので、実を取って失敗したという『結果論』に過ぎない。しかし…世の中には結果が全て、結果オーライという状況があるのもまた事実で…。その辺りが運なり、"持っている"ということになるのだろうか。
さしあたって、様々な誘惑に負けそうになりながら稼働に励んでいる。敢えて言えば、「稼働も楽じゃね~し」といったところかもしれない。