仕込み大作戦
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わしの「Sweetまゆゆ」の打ち方は、個人的に最適な環境作りとして音量レベル5&光量レベル1に設定することから始まる。そして推しメンセレクトで台の主役であるまゆゆを選択し、実機カスタマイズのMUSICカスタマイズをオンにして「失恋同盟」を選んでおく(この設定で通常時のバックミュージックは常に失恋同盟が流れる)。これで自台のセットは完了となり、晴れて打ち出しを開始できる態勢が整う。

ただし、左側が空席の場合は追加の準備が必要で、その台の推しメンを松井氏に設定して放置しておくのだ。この状態まで整えることができてはじめて、本当の意味での準備完了と言える。


わしはまゆゆ推しと松井氏推しの両方で打ちたいのだが、それは物理的に不可能なため、松井氏推しについては泣く泣く断念している。そこで、違和感なくチラ見のできる左側に松井氏を仕込むことで、あわよくば松井氏推しまでもを堪能するという作戦を決行しているのだ。ちなみに右側は覗き込みがバレやすいのでスルーせざるをえない。

この仕込み大作戦、座った人に推しメンがいて松井氏以外に変えられてしまえばその段階で頓挫する。逆にチャンスとなるのは、座った人がわしの仕込んだ設定のまま打つか、その人の推しメンも松井氏である場合となる。推しメン被りについては、人気の高いメンバーが並んでいるため単純に1/16ということにはならず、これはレアな(玲奈ではない)パターンと言えるだろう。タナボタ式の作戦成功だったとしても、わしからすれば松井氏推しで打ってくれればなんでも良いのだ。


とにかく、仕込み大作戦が成功した暁には、自台でまゆゆ推し、左台で知らない人が松井氏推しで打つという超絶贅沢な環境のでき上がりとなる。

これを簡潔に説明すれば、自台の「がんばりまゆゆ~」「おおっ! やびゃあ!」「アルパカって可愛いね」を聞いてニヤつき、左台の「ちゅーん」を聞いてウケるという感じだ。デブで髪の長いオッサンがニヤついている姿など見たくない…という意見はごもっともであるが、わしにも人生を楽しむ自由があるので、そのあたりはご容赦いただくしかない。


ところで、セリフ予告の「こんにちまゆゆ~」はまゆゆの専売特許だろうが、「今日はどこから来たんですか?」というセリフは左台の松井氏も発していたからメンバー共通なのかもしれない。わしが聞き慣れているのはまゆゆバージョンだが、同じ文言だけに松井氏のソレはやや声が低くて若干の違和感があった。まゆゆのトーンは若い女の子らしい超絶カワイイ声でこれはこれで良いのだが、松井氏のトーンも落ち着きを感じられるナイスボイスだった。この美声を今後の女優活動に活かして欲しいと願うばかりだ。

そんな思いを馳せつつニヤつきながら長い髪を掻き上げていた時、まゆゆ群を伴った松井氏の48秒リーチが自台にて発生した。これは青保留と擬似2連という弱い予告の組み合わせの後にまゆゆ群が下から湧き出てきたから意表を突かれてしまった。とにかく、激アツの群&48秒リーチの始まりである。

まずリーチに先立って「一度付いたファンは離れないという彼女の魅力とは…」と松井氏を紹介する最初のチャプターが閉じる。これから松井氏の48秒リーチで魅力を堪能することを考えれば、結果的に松井氏の虜になってしまうかもしれない。この先の演出も見たいのだが、火遊びがバレて苦境に立たされている推しメンのゆきりんから"推し変せざるを得ないのか"と思うと複雑な気分となってしまった。


そして液晶上で展開されている48秒リーチでは、「こんなもやしみたいな私に投票してくださって…」が表示されていた。この後、大当たり確定となる最終チャプターが始まると、洪水のような感激の涙を流し「もっともっと上を見て、お前が1位になれ! って言われるような、そんな素敵な人になりたいと思います」と続きのコメントが紹介された。この涙を見て松井氏の48グループに懸ける純粋さを改めて知り、ますます早く「れなひょん」と呼びたくなってしまったのだ。


ちなみに松井氏は今年の総選挙出馬を辞退した。オマケにこの8月いっぱいでSKEから卒業して女優への転身を表明している。今年の一連の流れを考えれば、昨年の涙は一体何だったのだろうか。万事「オンナの気まぐれ」だったのかもしれないが、松井氏の将来に超絶期待を寄せているからヘタな詮索はやめておこう。


余談ながら、同じ48秒リーチでゆきりんは「少女時代は人一倍華奢な身体で、身も心も弱い女の子だった」と紹介されている。浴衣抱擁写真が流出する形で我が身に降りかかったスキャンダルでは、か弱い少女から図太い女性に成長するまでの長い歳月が流れた証左として、だんまりを貫き逃げ切りを図るオンナになっている。当然ながら黙秘権は認めるが、この厚顔無恥とも思える心の成長ぶりとファンへの裏切り行為には閉口してしまう。少しはアイドルになると誓った少女時代の純粋無垢だった気持ちを思い返してみてほしい。

だんまり対応は大人の事情もあるのだろうが、流出犯探しが発展して自身の痛くもない腹を探られるハメなりダメージが増すばかりだ。それに一度ついたファンが次々に離れていく現実をゆきりんはもう少し真剣に考えてみるべきかもしれない。本当に余計なお節介で申し訳ないが、ゆきりんに夢中にさせられているから敢えて苦言を呈すのだ。


さて、大当たりを獲得すると、わしの推しメンだらけの楽曲「失恋同盟」を選択して大当たりを消化する。さらにMUSIC RUSH獲得となった暁には音量レベルを最大値の10にまで上げ、爆音状態で失恋同盟を口ずさみながらRUSHを消化していく。これが超絶気持ちイイのだ。このRUSH消化時の無念は、返す返すも松井氏が口を尖らせて「性格~」と歌う超絶カワイイシーンが2番のためにカットされていることである。

RUSH中はV入賞直後にPフラッシュを伴った大当たりを獲得すると、失恋同盟を歌う5人が「おめでとう!」と言って祝福してくれる。しかも超絶嬉しいことに、5人揃って投げキッスをしてくれる大サービス映像となっている。

またラウンド中昇格大当たりと通常大当たりだった場合には「大当たり」と言ってくれる。この2つのシーンでは5人の中でセンターにいるゆうこが最も目立つのだが、わしの目線は左側に立つゆきりんに釘付けになってしまう。これはスキャンダルを起こす前のバラの儀式時代からの習慣だ。

しかし、最近は投げキッスをするゆきりんを見る度に早く潔く負けを認めてほしいと思ってしまう。かつての結びと重複するが、負けっぷりを良くすることこそが次への飛躍に繋がると信じているところだ。

さしあたって、まだまだ暑い夏を、まゆゆ、松井氏、ゆきりんと一緒に乗り切りたい。もちろん、みいちゃん、ゆうこ、きたりえさんも一緒なのは言うまでもない。