ラブラドール・レトリバー
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Sweetまゆゆをまゆゆ推しで打っていると、「イラストには自信あり!」というまゆゆのセリフをそれなりの頻度で見かける。だがわしはまゆゆが描いたイラストを見たことがないから、"そうなんだ"としか思えない自分が超絶淋しい。もっとSweetまゆゆを打ち込んで、まゆゆのことを知り尽くしたいと決意を新たにしている次第だ。

また、赤文字で「アルパカって可愛いね」とのセリフが出る時がある。こちらは赤文字だけにアツい演出に発展するのか? と期待はさせるのだが、ほとんどか最終形まで到達せずさっぱりだったりする。演出が増えれば楽しみは増すかもしれないが、その煽りで期待度のバランスが崩れてしまうという事象が散見される。AKBファンであればあまり気にならないのだが、長く多くのプレイヤーに遊んでもらえるような機械となるには、このあたりは超えていかねばならない課題なんだと思う。

それにしても、パチンコメーカーはこれほどまでに台を開発してきたわけだから、演出バランスについても相当なノウハウはあるはずだ。それでもこういう課題が残るというのは開発費の問題なのか時間の問題なのか、そもそもこれは個人的な好みでしかなくどうしようもないことなのか…。


ところで、わしはアルパカというものを知らなかったのでネットで検索をかけてみた。すると便利なもので、たちどころにその正体が浮かび上がってくる。アルパカというものはどうやら、首を長くしたヒツジのように見える動物のことらしい。

こんな生き物がいるのは知らなかったし、この動物の名前が何の説明もなく演出として採用されるほどの知名度を得ているらしいことにも気付かずに生きてきた。とりあえず、わしにはこのアルパカというものが珍妙に見えたし、それが可愛く見えるかどうかは人によって意見があるだろう。しかしイラストとして可愛く描きやすそうな対象だと思ったし、まゆゆが優しい心を持った超絶動物好きのアイドルだということも理解できた。


それが象徴的に表れているのが、神曲コレクション6曲のうちの1曲「ラブラドール・レトリバー」だろう。これは歌詞の耳障りがとても良く、さらに一度聞けば覚えてしまいそうな印象的なメロディーで彩られている素晴らしい曲である。言うまでもないが、この曲はまゆゆがセンターを務めている。

そのMV(注:チームサプライズメンバー中心に編集されているパチンコ版MVではなく、AKB48公式MVのことを記述する)は、ビーチでまゆゆを中心としたメンバー全員が水着姿でダンスパォーマンスを繰り広げるというものである。それはすなわち、まゆゆ、ゆきりん、みいちゃん、きたりえさん、横山氏、松井氏など、わしの推しどころをまとめて水着姿で拝見できる超絶お宝映像と言っても過言ではない。

そこへわんぱら顔負けの洋犬軍団がなだれ込んでくるのだが、随所にメンバーが洋犬と戯れるオフショットを散りばめた構成になっており、そこがまだ見所にもなっている。特に注目に値するのが、MV前半部分でまゆゆアップのカメラワークが、専門用語で"シリナメ"になっていることだ。

わしはまゆゆのことを、敬愛の念を込めて「しりり」とも呼んでいるから、これはまさに超絶垂涎シーンと断言できる。この巧みにファン心理を汲み取った映像プロデューサーのカット割にはこれ以上ない賛辞を送りたい。ちなみに、おしりシスターズの相棒である「おしり子ちゃん」も出演していれば超絶最高だったが、ゆうこは残念ながらこの楽曲には不参加のようだ。


そんな思いでMVに見入っているのだが、やはり気になるのは「れなひょん」と早く口に出して呼びたい松井氏のことだ。

先日の実戦中、隣に座った兄さんが、一片の躊躇もない見事なまでのスムーズさをもって松井氏推しで打ち始めた。わしは松井氏を全く選んだことがないので興味津々で兄さんの台を見ながら打っていたのだが、ほどなく「尺がほしい!」や「夢中にさせちゃうぞ♪」、そして「がんばりまゆゆ~」にあたるチャンスアップボイスが出た。初めは「シェーン」と言っているように聞こえたが、耳を澄ませて良く聞いてみると「ちゅーん」と言っているようだった。

実はこの「ちゅーん」は、バラの儀式時代からサブ液晶で松井氏の口癖だと解説されていたため知っていた。しかしわしは松井氏推しでは打たないし、松井氏が大活躍するSKE下克上チャレンジでも「ちゅーん」を発するのを聞いたことがなく、早く聞いてみたいと思っていた。ところが今回、意外な展開で「ちゅーん」を聞けるという恩恵に与した。これを聞いたことで、ファン歴はまだまだ「新規」ながら、「れなひょん」と呼べる領域へ着々と進んでいると実感しているところだ。


話題をMVに戻すと、松井氏がぶどう味っぽいソフトクリームを舐めつつ洋犬をあやしているシーンの笑顔が超絶カワイイのである。実はこのシーン、洋犬が先に松井氏が持っているソフトクリームを舐め、その後で同じ物と思われるソフトクリームを松井氏が舐めているのだが、とりあえず「犬が舐めた後で大丈夫なのか!?」と思わせる構成になっている。

これについては、わしも実家で父親が大切に飼っているミニチュア・ダックスフンドの黒太郎君と似たようなことを日常茶飯時に行なっているから大丈夫だと思う。それよりも黒太郎君にソフトクリームを舐めさせようものなら、父親が「癖になる」と言って怒りだすから始末が悪い。まあ怒られてでも、ひっそりソフトクリームを舐めさせてやりたいぐらい超絶カワイイお犬さんである。しかし本当に黒太郎君のためを思うのであれば、健康面を始めとした理由から舐めさせないほうが良いのだろう。痛し痒しである。

それはともかく、このシーンは「1つのペットボトルを2人で回し飲みする」みたいな光景を歌った直後で洋犬と松井氏がソフトクリームを回し舐めするという、伏線込みの手の込んだシーンとなっていることにも注目したい。これは二重の意味で映像プロデューサーの卓越した手腕に賛辞を送りたいところである。

余談ながら、こんな風に細かく仕込んで最後に落とすのが関東のオチの文化の真骨頂なんだと思う。逆に関西のボケ文化なら、いきなり秒速で食べ尽くされ唖然とするサマが映し出されることだろう。そして犬に「何しとんねん」ぐらいは言うかもしれない。


さて、MV後半で松井氏は、わんパラの4図柄にそっくりな犬を抱きかかえながら砂浜でダンスをしている。このシーンでは抱かれている犬が超絶羨ましいと思うと同時に、水着姿でボディラインが分かったから骨格が華奢だなとも思った。

これは完璧に余計なお世話だが、火遊びをしてしまったゆきりんやみいちゃんはムッチリした魅惑的な体型のように見える。そのあたり(10行分ぐらいの言葉を呑み込んだ"そのあたり")が清純で「恋よりも友達」と語る松井氏との違いなのかなと思ったりもした。重ねて言うが、大きなお世話であるのは重々承知である。


まゆゆに話を移そう。この浜辺のダンスシーンでは、笑うと目元が綺麗な「への字」になる水着姿のまゆゆの笑顔は超絶マジカワイイ。繰り返し再生して見ながら何度もニヤついてしまった。それほどに愛くるしい笑顔なのだ。またラストシーンはベッドで起き上がったまゆゆをラブラドールレトリバーが見つめている。そして絶妙な合いの手で「わん」と同時に声を掛け合って締めくくられている。これはMVを見てもらった方がより面白さが伝わるだろう。

さしあたって、北川謙二氏はこのような笑いを誘う締めを最後に持ってくる名プロデューサーである。さすがにNMBてっぺんチャレンジ演出に個人として採用されている存在だけに、余人に代えがたい逸材なのだろう。



追記
だんまりを決め込むゆきりんを尻目に相手が先に口を開いたとの報道があったが、先に口を開かれたのではダメージコントロール的に後々痛手となりそうである。とりあえず、ゆきりん自身が重い口を開くのを待っているところだ。