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- 打チ人知ラズ。(わし)
夢中にさせちゃうぞ♪
前々回はリーチ名について書いたが、実は書き出し時の構想では「バラの儀式はリーチ数が多いこと」について書くつもりだった。しかしペンが進むにつれ思惑とは別の方向に話が転じてしまい、ついにその核心に触れることなく終えてしまった。敢えて大袈裟に言えば、そんな紆余曲折を経ての"真打ち"を今まさに皆さんが目にしているということになる。
さて、パチンコの楽しみ方の1つに、「ある台の予告やリーチ演出を全てコンプリートする」ということが挙げられる。演出量が少ない海物語シリーズの海モードであれば丸1日も打てばプレミアム以外の全ての予告とリーチを見ることが可能ではあるが、このような台は例外であろう。
ただし海モードをフォローしておくと、その少ない演出においても予告とリーチの組み合わせ次第で数多くの発展パターンが生まれることになり、決して打ち手を飽きさせることはない。さらに「サム」に代表されるプレミアム群が加わることで、一見単調に見えがちな演出でも常に緊張感や驚きを維持することができている。すなわち「海シリーズは少数精鋭の演出で打ち手を魅了する素晴らしい台だ」と前々回の構想時に言いたかったのだ。
それでは『バラの儀式』はどうだろうか? この台は演出量がハンパではないばかりでなく、「上手い鉄砲、数撃ちゃ全て当たる」と言うくらいにどれもクオリティが高い(とわしは断言できる)。まずは膨大な演出量で魅了し、さらには「48秒物語リーチ」で打ち手(主にわし)をクライマックスまで誘ってくれるのだ。
ところでこの48秒リーチ、チームサプライズ全員に1つずつ割り振られたスペシャルリーチなのだが、人数が16人と多いこと、そしてそもそも他のリーチが多いこともあってなかなか見ることのできないレアな演出となっている。そしてこのレアレア感が痛し痒しとなってしまっているのだ。
わしが最も親近感を抱く横山氏、そしてサブ液晶で「板野△」の用語解説がなされていた板野氏の48秒リーチでは既に大当たりを射止めている。横山氏は"メンバーで最も努力家"と紹介されており、わしは彼女と同じ誕生日(もちろん西暦は違う)なので必要以上に共感を覚えてしまうのだが、そうでなくとも来年以降の総監督としての手腕には大いに注目している。まぁなんにせよ、チームサプライズのファンとして彼女たちのヒストリーを知ることはとても良いことである。
そこで問題になるのがこのレア度というわけだ。要は、レアすぎて一推しである「ゆきりん」での大当たりを一度も捉えていないのが無念極まりないのである。そもそも48秒リーチは出現率が低く大当たりの頻度もそこまで高くないように感じている。この感覚が、プレミアムではないがレアリーチと思ってしまう所以だ。一体バラの儀式にいくつのリーチがあるのか知らないが、ゆきりんの48秒リーチに絞ってみると本当に遭遇率が低いのだ。この辺りもバラの儀式を打ち飽きない要因だと言えるかもしれない。
ちなみに、ゆきりんでの当たりはないのだが、ハズレリーチについては既に喰らっている。途中までの流れとしては、子供の頃から引っ込み思案の性格だったが、何かのきっかけでアイドルを目指すようになり、鹿児島から母親と共に上京するというものだった。そして最後のチャプターに移行すれば大当たりという段階で、画面が暗転して残念ながらハズれてしまったのである。この時はゼブラか何かの激アツ予告を伴っていたから、ハズれてしまった悔しさにガックリきたものだった。
その後もゆきりんの48秒リーチで大当たりさせるべくバラの儀式に挑みまくったが、未だにその大当たりは引けていない。総選挙ゾーンの挨拶のシーンで「このAKB48が本当に大切な場所です」と語るゆきりんを見ると、上京後のヒストリーがますます知りたくなるのだが、いかんせん大当たりが引けない。最後のチャプターを見ることができない悶々としたジレンマが続いているのだ…。
余談ながら、ゆきりんの「夢中にさせちゃうぞ♪」のチャンスアップボイスについてだが、みいちゃんの「尺がほしい!」、きたりえさんの「ガチだよ」に比べて言葉が長い。しかも、ゆきりんは少々滑舌が悪いところがあるのかホールという環境のせいなのか、「推し指させちゃうぞ」と聞こえて仕方ない。まあ何にせよ、ゆきりんの超絶かわいさに夢中になっているから水に流しておこう。
今週から「CRぱちんこAKB48バラの儀式SweetまゆゆVersion」が登場した。あのバラの儀式が高い確率で体感できる待望のスペックである。これならばゆきりんの48秒リーチでの大当たりのハードルがグッと下がるだろうと期待している。
そしてヌルめの基準で恐縮ではあるが、その演出が眼前で繰り広げられた瞬間をもって、バラの儀式の演出コンプリートの瞬間としようと考えている。さすがに全演出を見ることも、出した演出を覚えておくことも不可能に近いだろうから、わし的にはその程度で良いのだ。なんだったらゆきりんが母親と上京した後の経緯を知るだけでもいいくらいである。
ちなみに"Sweetまゆゆ"は冠名が示す通り「まゆゆ(渡辺麻友)」が主役に抜擢されている。島崎氏とのスペシャルMCで「得意料理は?」と聞かれ、即答で「ない」と答える飾り気のない女性像に好感度がうなぎ登りだ。変に曖昧に答えるより「ない」と正直に即答するのは素直でとても良いと思っている。
それはともかくとして、バラの儀式からの追加演出として「選抜総選挙ゾーン」と「大島優子卒業全回転リーチ」が搭載された。選抜総選挙ゾーンに出てくる49位の岩佐美咲氏は、たしか大相撲中継の関取訪問に出演していた相撲ギャルだったような気がする(苗字が岩佐なのは間違いないが別人かもしれない)ので、そんな意味でも注目している。
ゆうこ卒業全回転リーチは大注目であるが、AKB48を卒業してしまったのは超絶悲しい。2011年登場の銭形平次で銭を投げる再抽選演出で見初めて以来、ここ数年はゆうこと共に歩いてきたパチンコ人生だった。だから、どうしてもパチンコのキャラクターは卒業してほしくない。ゆうこに対する切実なる願望は「チームサプライズは卒業していません」と次回作でサプライズ登場してほしい。もうゆうこ抜きのパチンコ人生は考えられない(考えたくもない)有り様なのだ。
さしあたって、Sweetまゆゆは新演出や新曲も追加されて打ちどころ満載の仕上がりとなっている。わしも「がんばりまゆゆ~」と張り切って打つつもりだ。