閃きの結末は!?
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わしは元々アニメ版の機動戦士ガンダムの虜であるからして、パチンコ版でも「ブライトはどうなっているのか?」という"好き"の根本部分が最大の関心事になってしまう。残念ながら主役の座が回ってくることはなかったが、それでもブライトがパチンコ版に出ているだけでも満足感は得られる。

例えば、ブライトがミライ少尉に好意を抱いており、スレッガー中尉やカムラン検察官が恋敵だということは知識として有している。であればその恋の行方が触れられているのか、そういったシーンが使われるのであればどのように描かれるのか、そんなことを考えるだけで笑みが浮かんでくる。好きなキャラクターの充実を望むのは当然のことだろう。


逆にパチンコから"好き"が派生することもある。パチンコ台に出会うまでAKB48は別世界の秋葉原のアイドルと思っていたし、事実、わしとは縁もゆかりもない存在であった。しかし様々な理由から「ぱちんこAKB48」を打ち込むことになり、今となっては推しメンを有するまでになっている。

さらにAKB48の打ち込みを深めることでチームサプライズのメンバーは基本的に全員好きになったが、自然の流れとしてわしの中で「松竹梅」の分類ができていく。ここでいう松竹梅とは言うまでもなく等級のことだが、「松」が一級、「梅」が三級である。そしてその松竹梅の松が「みいちゃん」であり「きたりえさん」なのだ。最近ではファン歴がまだまだ新規の「松井氏」もこのグループ入りを果たし、わしがバラの儀式を打つ際の推しメンの座を争っている。


余談ながら、わしが最も親近感を抱く横山氏やファン歴の浅い松井氏を愛称で呼べる(書ける)日はくるのだろうか。失恋同盟のスペシャルMCで他のメンバーから「れなひょん」とアダ名を命名されていた松井氏を"れなひょん"と呼んでみたい気もする一方で、何とも表現しづらい照れのようなものもある。この照れを乗り超えることが今年最大の課題なのかもしれない。


さて、松竹梅と書いておきながら、言わば特等ランクというか、松を凌駕している存在がある。それが「ゆきりん」だ。

この人のことはバラの儀式を打つ際に…といったことを超越しており、わしの頭の中は寝ても覚めても常にゆきりんに支配される始末で、2月3日公開のコラムではわしなりのゆきりんワールドをほとんど全編に渡って展開してしまった。偽らざる真実を正直に告白すると、この項を書いている時、すなわちゆきりんのことを考え続けている時が一番楽しくて充実する時間なのである。


ところで、先日バイト先の同僚3人と少しばかり「バラの儀式」の話題になったので、日頃から抱いている"ゆきりんLove"の熱い思いの丈をぶちまけてみた。

まぁこの連中にゆきりんの素晴らしさを説明したところで確実に理解や賛同は得られないのだが、そんなことは初めから期待もしていないので問題ない。だから単に持論を述べただけのストレス発散だったかもしれない。案の定、同僚達も好き勝手な個人の意見を言い合っていただけだから、結局は誰もが右から左の弁論大会の有り様であった。


その後それぞれが溜め込んでいた作業に戻り、わしは"ギンガムチェック"を聞きながら仕事をこなしていたのだが、「今日大島さんに会ってさぁ~」と、先ほど会話をしていたうちの1人の声が聞こえてきた。さらに「(聞き取れず)声が変なんだよね~」と言っている。

バラの儀式の話題の後にギンガムチェックを聞いていたから、この2つを聞いてすぐに大島優子のことだと思った。実は常々、特等ランクのレジェンド的推しメン「ゆうこ」(大島優子)が、あれだけ超絶かわいい顔をしていながら地声がやや低いのでは? と感じていたから余計にそう思った。ちなみにギンガムチェックのセンターはゆうこである。

そこで素早くイヤホンを取り外し、「ええっ! 大島優子に会ったんすか? マジっすか?」と声の主に聞いてみたのだ。すると、

「はぁ? 誰が大島優子に会ったんだよ」

と話がかみ合わない。

わしが「だって今、声が変な大島優子に会ったって言いましたよね?」と食い下がると、同僚は呆れ顔で「誰もそんなこと言ってねぇ~よ。だいたい俺が大島優子に会うなんて絶対にありえね~だろっ」と事の顛末を教えてくれた。

それは、この同僚が担当している取引先に"大島さん"という人がいるらしいのだが、前日に深酒した影響でガラ声になっていたというだけの話だったのだ。

隠し切れない赤面を晒し、「あっそうですか。失礼しましたぁ~」と軽く詫びを入れると、「一体なに考えてんだよ!」と罵声を浴びるハメになってしまった。こんなザマになるのは"特等ランクに頭を支配されているからだ"とはもちろん言えない…。

そうなのだ。残念ながら、チームサプライズが、わしの日常の事象における松竹梅の松なのである。



追記
三月場所で新関脇の照ノ富士春雄が優勝次点となった。横綱・白鵬を寄り切った相撲で土俵を割る際、白鵬は力尽きて諦めたように見えた。春雄がこんなに早く白鵬に勝つ日が来るとは思っていなかったから、今まで散々「春雄春雄」と書いてきた甲斐があるというものだ。この調子で七月場所後に大関昇進を果たしてもらいたい。大関も通過点だろうがケガには気をつけてほしいところだ。

また春雄と逸ノ城の取組は、またもや「水入り」の大相撲になった。今回は春雄の勝ちだったが、この両者はお互いを特別視して敢えてがっぷり四つで勝負している気がする。ちなみに、春雄は日馬富士らと同部屋の関係で対戦がない有力力士が何人かいるが、入幕4場所目の逸ノ城はその有力力士と総当たりの前頭筆頭で勝ち越すのだから素晴らしい。順調にいけば両者の時代が間違いなく来るだろうし、早くそれを見てみたいと思っている。

今場所の新十両だった天風、阿炎、そして白鵬の内弟子の石浦。このトリオは個性豊かで将来的にかなり面白い存在になりそうだ。特に阿炎は明らかにパワー負けしているように見えて、天性の相撲勘と持って生まれた抜群の身体能力を活かした相撲で活路を見出している。彼が数年後に地力を増した時が本当に楽しみだ。

そして年頭の夢番付で名前を挙げた西幕下二枚目・錦木。人気力士・勢の付け人と言ったら分かる人もいるだろうか。この錦木の七番相撲は十両力士との入れ替え戦的取組になった。新十両を賭けた一番は、力士人生を懸けた取組となるから見る方にも力が入る。投げの強い相手を慎重に吊り出して五勝二敗とし、恐らく新十両昇進を確実にした。あとは番付編成会議次第だが、入門から九年かけて関取になった錦木を早く見てみたい。彼も十両でやっていける実力はもう充分にあるとみている。