2月の立ち回り先
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マイホールでは「まわるんパチンコ大海物語3」の稼働が絶好調であり、その人気に便乗してわしも打つ機会が増えてきている。

まわるん大海3の最大のセールスポイントといえば、文字通り「良く回ること」で、他のところは知らないがマイホに限ってみれば、打ってみると確かに回る事が多い。

そうなる所以は通常時でも頻繁に電チューが玉を拾うことにあるのだが、そのせいで新たな問題が浮かび上がってきた。それは電チュー入賞分での回転数をどう処理すればよいかということだ。


例えば千円打った時の回転数が、A台だとヘソ18回+電チュー12回の合計30回、片やB台はヘソ10回+電チュー20回の合計30回だったとする。表面上はどちらも千円30回なのだが、台の良し悪しを見極める際にこの2台を同じように扱って良いのだろうか?

簡単に言えばこの2台のうちどちらが優秀台の可能性が高いかということだが、わしはヘソで6割を稼いでいるAの方を優秀台と判断するようにしている。

もちろん終日打った結果回転数がほぼ同じになるのであればどちらでも良いのだが、そうなるかどうかは結果論でしかないため、早い段階で見切る必要がある。そういう意味ではヘソ入賞は安定感が高く、電チューよりは基本回転数として計算しやすいという部分からのA台というチョイス。ちなみに、電チュー入賞は2個返しなので、3個賞球のヘソが多い方が有利になるという部分もあるにはある。


一方のB台だが、電チューで20回も稼いでいるのはそれはそれで魅力的である。しかし千円打ってヘソ入賞が10回というのは、王道ルートが極めてダメである可能性を濃厚に示唆している。

普通の機種として考えた時、1000円で10回しか回らない台を打てるかどうかを考えれば、そのあたりは賛成してもらえるのではないだろうか。それにあの仕様で電チュー20回というのはやや上ムラが過ぎる、というか入賞過多のような気がする。

そもそも電チュー入賞は「紛れ」が多く安定感に欠けるということは頭に入れておく必要があるだろう。普通に打っていても電チューが開くタイミングと玉が落下してくるタイミングがズレてしまう時が多々あるし、そもそも電チューの抽選がハズレに偏ってしまった時などは、千円で1回も電チューに拾われないということも起こる。つまるところ、この紛れが上手く転がった結果がB台的なものになると考えた。


いずれにせよここで見極めるべき重要な点は、A台的なものは電チュー入賞が、B台的な状況ではヘソ入賞が悪い方に偏っている可能性があるかどうかである。

もちろんヘソ入賞回数のムラも避けることはできないが、どちらの方がムラが大きくなる可能性が高いかを考えるとやはりヘソ入賞を軸に戦略を立てた方がリスクは減じられるし、これまでの実戦上ではその作戦が功を奏しているように思う。

ちなみに、仮にA台がB台分の電チュー入賞を果たしたとすると、千円あたり38回転という超お宝台に変貌する可能性もあるわけだから、電チュー比率が高いから駄目というわけでもない。そこは注意していただきたい。

まぁ…なんだかんだ御託を並べたところで結局は試行回数を増やすしかないのだが、今のところ、最終的に優秀台と言えるようなものに辿り着いた時は、概ね「ヘソ入賞が6割前後」に落ち着いている。もし"わし理論"を受け入れるくらいの心の余裕があるならば、ヘソを基準にそこを6割としてその台の正体として推測してみてはどうだろうか。


さて、まわるん話はこの辺で止めておくが、まわるん以外で注目しているが、2003年に登場した「CRフィーバー花月FX」の後継機に当たる「CRフィーバー真花月ライトミドルタイプ」である。

2003年版の真花月は、例えば「冬背景なのに蝉の声がすれば激アツ」(大当たり確定だったかもしれないが、なにせ古い機種のことなので忘れた)などの液晶演出とサウンド予告のバランスが秀逸で、なおかつ法則崩れがアツい機種だった。ちなみに、これはどうでもいい話だが、わしの歴代パチンコ台の中でも屈指の名機に数え上げられる機種でもある。


というわけで、かなりハードルの上がった状態で挑んだ初打ちだったが、まず驚いたのはサウンド予告や法則崩れなどではなく、賞球のことだった。

真花月は電チューの戻しが1個である。このタイプはゼブラーマン以降数多くの機種が設置されてきたが、実はまだわしは打ったことがなかったのだ。1個戻しということは、電チューに入らなかった分だけ玉減りしてしまうので、ゲージ次第では非常にリスクの高い機種となる。

しかし真花月は打ち出した玉のほとんどが電チューに入る非常に優しい設計になっており、さらにその消化が鬼のように早いため、玉が減る状態がダラダラ引き延ばされるという状況にはならないためストレスが少ない。まぁハズレリーチがたまに出るのはご愛嬌としても、ハズレをサクサク消化していくサマは非常に爽快であった。


また、アタッカーにポケットの大きいスライドタイプを採用しているのだが、その長いスライドの上を玉が流れている間に次のラウンドが始まるので、打ちっぱなしの状態でもほとんど玉がこぼれることがないのだ。

しかも目視した限りの話だが、ゲージの構成的には打ち出した玉の全てがアタッカー及び電チューを通過する。すなわち、釘調整による出玉削りがほとんどできないのもポイントが高い。

そしてオマケ情報となるが、ポケットの入口が長く、かつスライドタイプという特徴により、この機種は突確による高速開放時であっても確実に数発放り込むことができる。もちろん打った個数以上に払い出しが多く見込めるから、高速開放時は玉を打った方が確実に得である。言うまでもないことだが、一般的な開放式アタッカーでは高速開放時に玉を放り込むことは極めて難しい。


要するに、真花月は「打ち手による差が出にくい」と言える。なんせ右打ちのスタートは1個賞球なので確変中の玉増えはありえない。そうなると腕に覚えがあるパチプロの御用達台にはなりにくいだろう。

結局のところ、真花月は素直に回転率が台の優劣を決めるポイントになりそうだ。わしの現状はパチプロ崩れの「場末のパチンコ打ち」だから、現役パチプロ達とは一線を画して真花月を打っていきたい。


まわるん、そして真花月と最近注目している機種について書いてきたが、実はもうひとつ注目している機種がある。それは…バラの儀式だ。AKBについてはそれなりに触れてきたが、なぜ俄かに気になったのかというと…。

わしが稼働時に携帯を持ち歩かないことは以前紹介した。すなわち、これまでバラの儀式を打つにしても「ぱちログ」とは無縁で生きてきたのだ。もちろん他のメーカーの携帯連動サービスも同様で、"連携童貞"であることをここに告白しておこう。


それはともかくとして、これは「瓢箪から駒」みたいな話なのだが、各種設定画面をデタラメに触っていると、自分好みに色々設定できるという『実機カスタマイズ』機能を偶然知るに至ったのだ。

この時は、開店から30分近く経ってから7回転で放置されていたバラの儀式に着席したのだが、台の推しメンが「ゆきりん」に既に設定されていた。普段なら迷わずゆきりん推しで打つのだが、今回は7回転で捨てられた台がゆきりん推しなのだ。

「捨てたヤツのツラが見てみたい」とまでは思わなかったが、「ゆきりんに対して無礼なヤツだ」とは思った。そこで、このままゆきりん推しで打つのは気が引けたため、二推しである「みいちゃん」に"推し変"を敢行しようとしたのだ。

ここで、なぜかだか分からないが、みいちゃんを選んだ瞬間に他の画面も見てみようと思い立って設定画面を触ったわけだ。するとそこに「通常時に好きな曲を選曲できる設定機能」を発見するに至り、わしの推しメンだらけである「失恋同盟」を選んで実戦に突入したのだ。

余談ながら、推しメンだらけといっても松井氏のファン歴はまだまだ"新規"の域を脱していないが、失恋同盟で手を叩きながら「性格~」と口を尖らせて歌う表情が超絶カワイイ!


それはともかくとして、通常時は大好きな失恋同盟を聞きながら打てたため気分は良かった。案の定、「500円分を打って7回転しか回らなかったため捨てられた」と思われるこの台の回転率は芳しくなかったが、1500円でRUSHを引き当てることに成功した。さらに、早い段階でみいちゃんの「キュイーンキュイーン」ボイス(15R)が7回ほど炸裂したことも手伝って、終日持ち玉遊戯に持ち込こみ勝利を収めることができた。

さしあたって、この実戦は「ゆきりんを無碍に捨てた呪い」でボロ負けを喰らって然るべきだったのかもしれないが、みいちゃんのチャンスボイスである「尺がほしい!」を聞いて大爆笑(いつ聞いてもウケる)していた笑い声が呪いを吹き飛ばしたのだろう。まさに、みいちゃん様様といったところだ。