失恋同盟
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またまた書いてしまうが、チームサプライズメンバーの中で「ゆきりん」「みいちゃん」「きたりえさん」が推しメンだ。この3人に加えて「ゆうこ」がレジェンド的な立ち位置に君臨、そして最も親近感を抱いているのが「横山氏」であることは以前に取り上げた通りだ。

そんなわし的推しメン4人が揃い踏みし、そこに「松井玲奈」を加えた5人で歌われているのが『バラの儀式公演・M11失恋同盟』。これはわしにとって正に至れり尽くせりで、最近では失恋同盟のゆきりん見たさにバラの儀式を打っていると言っても過言ではない。言うまでもないことだが、選曲可能な大当たり中は当然のように失恋同盟を選んでいる。

ちなみに、わしにとっては5番手となる松井氏だが、バラの儀式の全貌が判明する前は「彼女を全面に押し出した台になっているのでは?」と予想したほど、SKE48の中心メンバーとして目覚ましい活躍を見せている。テレビなどで見かける度に色っぽさを増していて、わしのファン歴などはAKB用語でいう"新規"でしかないが、横山氏と共に"塩対応"できない存在になりつつある。


大変恐縮ではあるが、さらにこの話で引っ張らせてもらいたい。失恋同盟を初めて聞いた時、「あっさり振られた残念会はこちら」というフレーズからの連想で、合コンの残念会(オンナだけの2次会)の歌なんだろうなと思った。

わしも若かりし頃には男だけの残念会を数多く経験している。当時は猛々しくかつ雄々しかったため、「下心丸出しなのは(若い頃は)男も女もお互い様だろ!」とばかりに、相手がドン引くような数多くの不始末をしでかしたのだが…そんな痛々しい往年の記憶が甦ったりした。うむ、胸が痛い。


それはともかくだ。歌詞の内容における主人公とそれを歌っているメンバーには全然関係がないのは百も承知なのだが、これを聞いていると、やはり歌っている5人の残念会を想像してしまうのだ。

「ゆうこをあっさり振る男なんていね~だろっ」とか、「きたりえさんみたいに唇の厚いオンナは情が深いんだぜっ」とか、「ゆきりんみたいにパーフェクトなオンナなんて滅多にいないんだぜっ」なんて言いあう残念会。萌だえ死にそうではないか?

その延長で、そんな彼女たちを振った歌詞中の架空の男にジェラシーを感じてヤキモキしたりなど。良い年してわしも何をしてんだか…とはもちろん思うが、その辺はそっとしておいてほしい。後生である。


大変恐縮ではあるが、さらにこの話で引っ張らせてもらいたい(二度目)。そんな憎悪と怨念が複雑に入り乱れたジェラシーに任せ、この5人と5対5の合コンに臨んだ場面を夢想してみる。

とりあえずの判断は顔の好みになるだろうか。次のポイントとしてわしは、目が合った時のファーストコンタクトを重要視している。例えばその時にニコッとしてくれたら脈あり、逆に視線を逸らされれば脈なしと綺麗さっぱり諦める。もちろんこちらの想いもあるのだが、当然相手にも相手なりの想いがあるわけだから、そこはお互い様だと割り切るようにしている。ちなみに、理由は秘密だが、わしはデカい女性が大好きな点を付け加えておこう。

それらを勘案して、事前に打ち合わせ場所に設定しておいたトイレに三々五々なだれ込み、「俺は◯◯さんがいいからお前は◯◯さんにしろよ」など好き勝手な各々の意見を摺り合わせながら、その日の一番手、二番手を決めてゆく。こんな体験は男も女も同様にあるもので、後日仲良くなった時の笑い話になるのは、世代を問わず誰にでも経験がある話だろう。


それはともかく、この5人ならハズレなしの「全員(超絶)上玉」と断言できる(現役トップアイドルなのだから当たり前だ!)。わしの主観で言えば、きたりえさんは空前絶後のスーパー美人で、残り4人はかわいい系に属する。みいちゃんはしゃべりも上手く話をすれば楽しそうだし、ゆうこは場馴れしていて盛り上げてくれそうな感じもする。

さて、ではわしはどこを攻めるべきか。ここでわしの脳裏にMVの映像が浮かび上がり、ゆうこ(公式プロフィールでは152cm)と並ぶゆきりん(同163cm)と松井氏(同162cm)の上背がわしを誘惑する。まあ163センチで大柄扱いされても迷惑な話だろうが、わし好みの背の高い上玉に遭遇するチャンスは滅多にない。したがって、この場合は本命ゆきりん、対抗松井氏で打ち合わせに参加することになるだろうか。いずれの選択にしても贅沢極まりない話で、まさに夢想と言える。

余談ながら、自分の全てを曝け出せる相手というのは、年齢差や言葉の壁などなんなく超えていくものである。これは年齢を重ねた今だから感じることなのだが、もっと若い時に気がついていれば…と後悔している次第だ。今のわしなら年の功で、ゆきりんの気を引けるかもしれない(笑)。


とにかく、合コンの席で本命が決まれば、あとは場の流れに任せて押しの一手でガンガン攻めまくるのみだ。考えてもみて欲しい。もし…万が一にも合コン相手としてゆきりんが降臨したともなれば、それはもう人生で二度と訪れることのない千載一遇の大チャンス。まさに奇跡である! 相手がどんな上玉であろうがそんな時に気が引けているようでは話にならない。ゆきりんかどうかはともかく、合コンで斜に構えてやりすごすなんて言語道断、ひたすら攻めダルマと化すべきである。

しかし攻め方は考えるべきであろう。ゆきりんに「かわいい」なんて言ったところで何の用にもならない。なんせ何百万回も言われてきたセリフだろうから右から左である。そこで意表を突いて「めんこい」などと軽いボケをかましつつ返答のツッコミに期待してみたい。

ボケとツッコミの会話に引っ張りこめれば大阪人として腕の見せどころ。鹿児島県人であるゆきりんがこちらの土俵に乗ってきてくれたらシメたものだ。あとは、ゆきりんとフィーリング(もう死語だろうか…。ふた世代前の若者であるわしらの時代を象徴する言葉の1つなのだが)が合うことを祈るだけだろう。







そこの読者様、ここまでを読んでどうもわしを小馬鹿にしているようだが、そんな態度ではこの先が思いやられるなぁ。この手の合コンでの出会いは、縁があればあるし、縁がなければ二度と会わないまでだから、「旅の恥はかき捨て」的な当たって砕けろ精神を発揮しなければならない。どんな化学反応が起こるかなど誰にも予想がつかない。特に男女間のそれは摩訶不思議としか説明がつかないものなのだ。


ところで、今回のコラム執筆にあたりMVを繰り返し聴いて歌詞を全部書き出してみた。それを踏まえて解説文を読むと、同じ男性を好きになった女性同士が主人公で、別の女性と結婚する男性に「本当に見る目がない奴だ」と歌う、大人の女性同士の友情の歌だということが判明した。

すなわち、わしは全くの勘違いを犯していたのである。失恋同盟は合コンの失敗談などではなく、振られてしまった恋敵同士のステキな友情を歌った曲だったのだ。すでにタイトルで示唆していたが、ホップな曲調と軽い言葉(歌詞)とMVを見て受けるイメージから失恋歌だとは全く思えなかった。

本来、アイドルが失恋歌を歌ったら中森明菜の「難破船」のように重厚なバラード調の歌になるものだと思っていたから、現代っ子が持つ失恋感に驚きを隠せなかった。結局、わしは「昭和の人間」だと改めて自覚するハメになっただけだった。

さしあたって、『ゆきりんと松井氏の2人を二股にかけた挙句に振る男なんてこの世にいるのだろうか? さすればそいつの選んだ相手とはどんな女性なのか…』などど他愛もないことを考えてしまった。元Winkの相田翔子さん級の女性だろうか…などと妄想が暴走する始末である。とにかく、羨ましすぎる。


とまあ、こんなどうでもいい夢想の中でバラの儀式を打っているのが実状だ。パチンコは玉を弾くだけでなく色んな楽しみ方がある。たまには視点を変えて打ってみるのもオススメなのだ。