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- 打チ人知ラズ。(わし)
パチンコ打ちが望む政策
12月というのは"師"ですら走り回るほどらしいから、わし風情が新天地を求めて駆けずり回るのも道理だろう。そんなわけで開拓の旅(ホール廻り)は依然として続いている。本命が「バラの儀式」なのは不変だが、「北斗の拳6」はホール毎のサービス状況に変化が生じてきているため、こちらも見逃すわけにはいかない。両睨みの状況である。
本命であるバラの儀式は、導入からある程度の期間も経過し機種の評価も定まってきただろう。わしの感覚では、なんだかんだ言っても今年発売された機種の中ではトップクラスのデキと感じているが、まだ設置台数が多いように思う。これからもう少し減台が進み、需給バランスが均衡した暁に、晴れて"本腰を入れて打つ"チャンスが訪れると予想しているので、いましばらくの我慢が必要である。
一方の北斗。年初の百裂(北斗5)はデキは良かったものの打つ機会に恵まれなかった。わしとしてはそれが残念で仕方なかったのだが、今作の北斗6も素晴らしい台であり、前作の分と合わせて思いっきり暴れたいものだ。北斗6は、少なくともこの年末年始はかなりの高稼働を維持するだろうから、ホールがどう扱うかをしっかり見極めてチャンスを逃さないようにしたい。
言うまでもないが、わしにとって勝つということが一番の重要事項だ。好きだからという理由だけで打つわけにもいかないのだが、それでもジャギを筆頭に、本来の"やられキャラ"でのバトルを満喫したいとウズウズしている。わしですらこうなのだから、打ち気をそそる要素に事欠かない北斗を打ちたくて悶々としているプレイヤーは多いはず。
話題だけでなく、スペックだけでもない、演出も見応えアリと三拍子揃った上に、プレイヤーの支持まで揃えば安泰となるはずだ。是非ともホール内での長期政権を実現してもらい、ホール側が甘めに使うような状況になってくれればと願うばかりである。
余談ながら、ジャギやアミバも良いが、獄長バトルが選択できるようになればなと願っている。獄長になってケンシロウをムチでしばきまくりたい。蒙古覇極道でケンシロウをボコりたい。ドS的な意見かもしれないが、通常時のケンシロウの弱さに辟易させられまくっているので、是非とも獄長のムチ攻撃奥義で普段の鬱憤を晴らしたいのだ。
どうでもいい余談から本題に戻すが、等価以外のホールで打つ北斗のシマを眺めてみると、大半のお客が「持ち玉で打たない」という印象が強い。
原因として、北斗のようなマックスタイプは投資もかさむが、玉が出る時は一方的に出続けるから、玉が出た事に満足して(次は大ハマリ間違いなしとビビるから?)帰ってしまう人が多い。その結果、換金差額があるホールですら現金投資ばかりになる…という状況が生まれている。期待収支が上がる持ち玉遊技を避けるというのは、本来であれば筋が通らない話なのだが…。
しかし、そういう状況が生まれているということは、「釘が甘い状態で残りやすい」ことを意味している。なぜなら換金差額のあるホールでは、持ち玉遊技を加味した釘調整を行なっているから、現金投資ばかりだと儲かり過ぎてしまうためだ。
しかも年末年始の休暇期間に向け、ホールが1年で最もサービスする時期と重なってくるからチャンス到来である。更には長期稼働を見込んでそもそも他機種より甘めに使っているホールも多いだろうから、まさに大チャンス到来と言っても良い状況。
今の時期に勝ちたいならば、北斗を甘く使っているホールで打つことを強くお薦めしたい。開拓者として多くのホールを見て廻ったわしが太鼓判を押そう!
…などと言いつつ、やっぱり「ゆきりん」が見たい、というのが本音。「みいちゃん」のチャンスボイスである「尺がほしい!」も聞きたい。しかしバラの儀式を打つことは時期尚早であるのだ。
諦めた絶望から本能のみで行動すると、ゆきりん見たさに自宅で細々と動画サイトにアクセスすることになる。しかし、ゆきりんがセンターを務める前作のお気に入り「涙に沈む太陽」を聞こうと気持ちを高めたところで、ゆきりんより先にスポットCMが流れてくるから無念の極みだ。
これまでは増毛法やらサラ金絡み、個人的に必要ない情報なので無視していたのだが、現在は総選挙期間中だからかやたら自民党…もっと言えば、安倍首相が出演しているCMだらけ。今回からネット選挙解禁らしいが、その結果が「これかよ!」と、つい毒づいてしまう(ちなみに衆院選は今回から解禁で参院選はすでに解禁済み)。ゆきりんへの昂ぶりに毎度冷や水を浴びせられている。
しかし、わしも場末のパチンコ打ちの分際ながら、いち日本国民として政治に関心があるからCMに気が引かれてしまう部分もある。今週末、いよいよ総選挙が実施されるのだから、相手も最後の追い込みということで大量投下しているのかもしれない。いずれにせよ、政党毎の主張は主張として吟味させてもらう。
わしのような立場の人間は、所得の増える経済政策を渇望している。一般庶民がもっと手軽にパチンコを打てる状況になってもらいたいのだ。
一般的な感覚でいえば、パチンコを打つ原資は家計の「レジャー費」からの支出となるだろうが、一口にレジャー費といっても当然優先順位がある。お父さん世代の人は、自身の小遣いの中から家族サービス費、趣味や付き合いの分野への支出が優先されるだろう。それらの余剰資金から自身の遊興費である「パチンコ資金」が捻出されているハズである。
すなわち、物価上昇分以上に所得が上がり、パチンコを打つ費用が容易に捻出できるような環境を整備して欲しいわけで、そういう政策を講じてもらいたい。結局、世間で叫ばれている意見と同様になってしまうが、つまりはカネ回りを良くして欲しいのだ。
パチンコ店の現実として、設備投資(新台入替)は他業種では考えられない規模と割合になっている上に、そこにパチンコ台自体の価格高騰も加わっていることだけは指摘しておきたい。新しい不人気台ばかり買っていたのではホールが持たないし、古い人気台ばかりでは新台の買い手不在でメーカーがもたなくなる。となると、結局のところ我々エンドユーザーが苦しい立場に追い込まれるのだが、どんな業界でもそれは同じなのかもしれない…。そんなことも開拓の旅で痛感している。
いち個人としては、拉致問題や原発問題が特に関心が高いのだが、それらを加味した上で清き一票を投じようと思う。ぶっちゃけ、今回の選挙はかなり白けている印象が強いが、有権者には自身の意思表示だけはしてほしい。万事、チャンスを手放すわけにはいかないのだ。