松真の世界
〜9講義目:食事休憩〜

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※パチスロ極Z2018年3月号に掲載されたものを転載しています


【食事休憩】しょくじきゅうけい

一般的な認識

食事をとるための休憩。主に昼食をとる際に使用する。


主な使用例
    

「部長、そろそろ食事休憩にしませんか?」

1つ1つの行動が未来を大きく変える

パチスロにおいて勝てるか否かはレバーONのタイミング次第と言っても過言ではないので、食事休憩を挟むタイミングは非常に難しい。変なタイミングで食事休憩をとったばかりにレバーONのタイミングがズレて負けてしまい、さらにはその日負けたことによる精神的ダメージが原因で翌日のレバーONのタイミングもズレて負けてしまい、そのままズルズルと負け続けた結果、思わず闇金に手を出してしまいました…なんてことになる可能性も否定はできない。

もちろん、レバーONのタイミングに変化を与える要因は食事休憩以外にも多数存在する。トイレ、しゃっくり、ホッパーエラー。勝ち組の方々がよくやるホール徘徊でさえもその要因の1つになるのだから、勝つために取った行動が裏目に出るケースも少なくないだろう。特に、今回のテーマである食事休憩は数十分という長い時間を要するため、その間の行動次第で未来は大きく変化する。正しい食事休憩とは何なのか。食事休憩中のタブーとは何なのか。今回はこの場を借りて、それらの詳細について徹底的にレクチャーしていきたいと思う。

まず、世間でよく言われている「流れが悪いから食事休憩をとる」という発想について。残念ながら、それは大きく間違っている。パチスロを長く打ち続けていれば必ずどこかで流れは変わるため、下手に食事休憩をとってしまうとそのチャンスを逃しかねない。思い出してほしい。読者の皆様は、下手に何台も打ち散らかして何もできずに大敗した経験がないだろうか。自分がヤメた台の挙動が突然イチからロクに変化して、死ぬほど後悔した経験がないだろうか。確かに、台移動という行為はリスク回避という観点から見ればある意味正しい。しかし、言い換えれば「流れを変えるチャンスを自ら手放して悪い部分だけを消化している」ととれなくもないため、流れが悪い時に食事休憩をとるのは極めて愚かな行為なのである。

では、食事休憩は流れが良い時にとるべきなのか。流れが良い時は当然その流れが変わるまでとことん打ち続けるべきであるため、強いて言えば良い流れがちょうど途切れたタイミングで食事休憩を挟むのがベストだろう。例えば、凱旋でGODを引いた瞬間は、言うまでもなく流れが良い。その直後に再びGODを引いたり上乗せしたりすれば良い流れは続いている可能性が高いため、しばらくは食事休憩をとるべきではない。逆に、1セット目の獲得枚数が異常に少なかったり赤扉が立て続けにガセったりすると良い流れは終了している可能性が高いため、ただちに食事休憩をとったほうが良い。

また、食事休憩中の行動にも全力で気を配りたい。1度終わった良い流れを再び呼び戻すにはそれ相応の時間がかかるため、与えられた猶予は目一杯消費したほうが良いだろう。ただし、露骨な時間稼ぎ行為はNG。下心をパチスロの神様に悟られては元も子もないため、あくまで自然に時間を消費することを心がけよう。例えば、ラーメンを食べる場合は麺を1本ずつすすりつつも、必要以上にズルズルと音を立てればOK。2分に1回くらいのペースで「私は猫舌です」みたいな顔をすればより効果的だろう。また、カレーを食べる場合はじゃがいもをまじまじと見つめつつ、店員さんに「…これどこ産ですか?」と聞けば会話が弾んでそこそこの時間を稼げるに違いない。

このように、パチスロから意識を逸らしていると見せかけて心の奥底で最高のレバーONをイメージすれば、良い流れは自ずと戻ってくる。パチスロの神様は、酔うと口癖のように「パチスロの勝ち負けはパチスロに触れていない時に決まることが多いよ?」と言う。今後、本気で勝ちたい人は是非とも食事休憩を意識した立ち回りを磨いて欲しい。その隙に僕が、設定を意識した立ち回りを磨くから。



少食だから食事休憩をとることは稀(松真ユウ)。

松真ユウが食事休憩で食べたい献立BEST3

1位 寿司




勝った後は寿司を食べたくなることが多いから、先に食べておけば絶対に勝たなきゃいけないという意識が芽生えるハズ。あと単純に好きだから。


2位 モスバーガー




ジャンクフード界の頂点であり、ハンバーガー界の頂点であるモスバーガーは外せない。でも本当はこれを書いている今無性に食べたくなっただけ。


3位 か●あげクン




手軽に小腹を満たせるから最近よく食べることが多い。唯一の難点は、どんなに時間を稼いでも10分が限界だから流れが全く変わらないこと。