チャンスが常にある高純増機
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パチスロのAT機は、4号機の『ゲゲゲの鬼太郎SP』から始まり、そこから『獣王』『アラジンA』『サラリーマン金太郎』『ミリオンゴッド』など、後に語り継がれる名機が続々と登場した。

4号機時代は1Gあたりの純増も10枚前後がザラで、『陸奥一番星』は約13枚ともいわれていたのです。

その後、規制により4号機から5号機に移り、AT機は一旦身を潜めることになる。

しかし、5号機でも『パチスロ鉄拳デビルver.』からAT機の時代が再び幕を開けた。1Gあたりの純増は最大3枚だったが、そこから出玉増加速度は急激に上がったのだ。


そのAT機は、6号機時代になると基本仕様になりつつあり、ATを擬似ボーナスとして扱う台も多く登場。また、現役稼働中である大都のリゼロは、純増8枚という圧巻のスピードで、導入当初は多くのファンを虜にした。

とはいえ、高純増のリターンに対してリスクはつきもので、どうしても初当りは遠くなる傾向にある。実際、その後に登場したルパン、サラ金、北斗天昇などは、そのリスクがあるので即ヤメも目立つ状況となっているのは紛れもない事実。

そして、6号機史上における最大純増「1Gあたり10枚」を実現した台が、2020年8月に登場した。そう、今回私がPOWER PUSHするの台は…


戦国コレクションシリーズの最新作『戦国コレクション4(以下、戦コレ4)』です。


正直、最初に機種情報を見た時は「どうせ初当りが遠いんだろうな…」ぐらいにしか思っていなかった。

純増10枚は4号機の爆裂AT機時代と同じスピードである。2400枚の有利区間完走も、理論上240Gあればこと足りる。だから、コレポイントが貯まって「夢幻の間」に入っても、当たることなくスルーしてしまうことが日常茶飯事なのだろう…と、思っていた。

今思えば、実に浅はかな考察だったが、実際にホールに導入されてから1ヶ月経ったあとに興味本位で打ち、機種に対しての印象は大分変わった…というか、自ら進んで打つようになった。


【実戦1回目】
とある休日。250枚ほどあった持ちコインで、空き台になっていた戦コレ4へ移動。

AT後31Gでヤメられていたが、1回くらいは純増10枚を体験してみたかったので、玉砕覚悟で挑戦することに。


しかし、これがわずか211コレで夢幻の間に当選した。

このときは何の予備知識もなく打ったのだが、戦コレ4は設定1でも33%で天国モードに移行(規定コレ数が256以内)するので、低設定=大ハマリが当たり前…ということはない。


夢幻の間は10G+α継続し、消化中は7揃いリプレイかレア役、もしくはベル成立でAT当選のチャンス(7揃いはAT確定)。ただし、ベルによるAT抽選は突破レベルが影響し、AT当選率も青ベル<黄ベル<緑ベル<赤ベル<3択ベルの順で高くなる(詳細は機種ページ参照)。

そして、記念すべき初の夢幻の間はあえなく失敗。


だが、純増のスゴさは十分体感できた。わずか10G+1G(リザルト画面)のATとはいえ、純増が10枚なので132枚も出ている。ノーマルタイプのREGと同じ出玉を、あっという間に叩き出したのだ。

通常時は最大1216コレまでハマる可能性はあるが、戦コレ4はコレポイント獲得の特化ゾーン「鬼ヶ島チャレンジ」も存在するため、適度にレア役を引ければそこまで大きくハマらないだろう(鬼ヶ島チャレンジは通常時のレア役で抽選)。

この日の経験により、戦コレ4に対しての「食わず嫌い」は完全に払拭された。ちなみに、この日は3回ほどCZを消化し、1回だけATに当選。


【実戦2回目】
会社帰りに実戦。座った台は31コレで、当たったのが889コレと、深いところまで持っていかれた。

ただし、鬼ヶ島チャレンジが上手く絡んだおかげで、投資はわずか5000円。この流れを経験すると、他の高純増AT機より希望を持って打つことができる。

そして、夢幻の間が始まると…


10Gではなく、20Gになっていた。恐らく、鬼ヶ島チャレンジ中のレア役で上乗せに成功したのだろう。こうなると単純に20GのATになるので、AT非当選でも200枚前後は獲得できる。

肝心の夢幻の間は、9G目に青の直江(7を狙え)カットインが発生→第1停止で黄の最上義明(もがみん)に昇格して、


7揃いに成功。この成功画面はキャラ別で複数存在するようだが、割烹着を着たもがみん…可愛すぎか。


そして、ATは3セットまで継続し、


744枚獲得(CZの20Gを含む)。たった80Gで。5分ちょっとで。


せっかくなので、もうちょっと打ってみようと思い、続行するとまた運よく鬼ヶ島チャレンジに当選。


これが100コレで告知され、


最後に引いたスイカが功を奏したのか、夢幻の間アイコン出現によりゲーム数の上乗せも確定した。


そして、夢幻の間中に赤カットインの小悪魔王からATに当選。しかし、セット継続は叶わず、1セット目であえなく終了となった。


それでも372枚ある。この2回のAT当選により、流した出玉は1084枚。

投資は5000円なので上出来すぎる。何より、会社帰りでも2400枚を狙えるのは嬉しい限り。高純増機は短時間勝負に向いてますからね。


【実戦3回目】

色々渡り歩いて負けている自暴自棄のまま戦コレ4へ。この日はATが軽く、あっという間に1000枚の出玉を獲得した。

ここでヤメておけば軽傷で済んだものの、そのまま打ち続けて収支はマイナスへ(汗)。やはり鬼ヶ島チャレンジに当たらないと、深いコレポイントの時に大惨事になる。分かってはいたが、追ってしまった。


今作は、全体的なキャラチョイスが私のツボに刺さっているのが原因なのだろう。なお、私は戦コレのゲームもアニメも知りません。


【実戦4回目】
会社帰りに打ち、9000円投資でまだ350コレ(CZは1回スルー)。このままでは大惨事は免れない。

しかし、375コレあたりで強チャンス目を引き、その前兆が続く最中に、いきなり明智光秀のカットインが出現。基本はレア役対応なのだが、否定すれば何かしら当選している期待が一気に高まる。

しかも下パネルが消灯。ドエラい役でも引いたのかと思ったら、フラグは強チャンス目だった。


だが、液晶に告知されたのは鬼ヶ島チャレンジではなく、夢幻の間でもなく、AT直撃。しかも突破率アップアイコンを2つ獲得していたので…


20Gを上乗せした状態でATがスタート。これは2セットで終わったものの、まとまった出玉を獲得できたので、収支は1000円プラスとなった。


【実戦5回目】
当日が導入日である『戦国乙女6』の様子を見に行ったのだが、空いていなかったので、甘デジの『フィーバークィーンII』を打って8000円ほど負け。そして、戦コレ4の朝イチ台を打ち始めると…


鬼ヶ島チャレンジに当選し、「たんこぶ」を確認。たんこぶが出現すれば残り規定コレ数が300以内であることが確定、さらにセリフも弱気になれば100コレ以内、気絶なら規定コレ到達=CZ当選となります。気絶以外は必ず出るワケではないが、頼りになる示唆演出といえる。

そして、再び鬼ヶ島チャレンジを当てて190コレで夢幻の間に当選。この夢幻の間はスルーしたものの、その後、再度天国モードのコレ数でCZに当選した。


CZでは、青の直江カットインから7揃いしたあとに…


弱チェリーで30G、弱チャンス目で10G、合計40Gの上乗せに成功。実質2セット分。枚数なら400枚。ノーマルタイプのビッグ並。価値がデカすぎる。


ATは2セットで終了するも、圧巻の783枚獲得。これにより、ちょい負けで帰宅することができました。


私はいい展開を何度か味わったので、戦コレ4の苦手意識はなくなりました。むしろ、今は好んで打っています。ただ、同僚のセンチメントスは夢幻の間が苦手らしいので、避けてしまいがちのようです。

1Gあたり純増10枚の高純増で身構える人も多いと思いますが、レア役さえ引ければチャンスはあります。弱チェリーやスイカでも、現実的に鬼ヶ島チャレンジは当たるので、引けた時の価値は十分にある。

通常時が単なる消化作業ではなく、コレポイント短縮のために己のヒキが求められるというだけで、楽しめるもんです。

通常Aの深いハマリだと大きな痛手を負うリスクもありますが、純増10枚で一気に獲得するチャンスがあるのも確か。何よりも7揃いリプレイさえ引ければなんとかなる夢幻の間がアツい。

ぜひ、6号機を打つときの選択肢の1つに、加えてみてはいかがでしょうか。

アツいぜ
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