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はいふりんくゲーム超マニア講座
しばらくぶりのご無沙汰です。F(フランケン)山科でございます。
週間連載のコラムが終わった際に、たくさんのご感想を送っていただき、ありがとうございました!
今回から毎月1日に機種特化のコラムを書くことになりましたので、これからもよろしくお願いいたします。まぁ「以前と何が違うの?」といわれれば、特に変わってないような気もしますが(汗)。
余談になりますが、2月上旬に劇場版のハイスクール・フリートを鑑賞してきました。『Pはいふり』の取材からアニメを見て、その面白さにハマった自分にとって今回の劇場版は最高の作品でしたね。…というわけで、今回は『Pはいふり』について書いていこうと思います(余談というか前フリでしたね)。
ただ、導入から半年近く経った機種を扱うからには、既存の情報をまとめても面白みはありませんよね。
ですので、今回は『Pはいふり』のなかでも肝となる演出「はいふりんくゲーム」に特化した内容でお届けします。割と濃ゆい内容になっているので、まだ実機を打ったことのない人は、一度打ってから読み返していただければ幸いです。
■はいふりんくゲームの重要性
『Pはいふり』は晴風SPリーチからの大当たりが7割近くを占めており、そして、その晴風SPリーチへの発展経路は大きく分けて3つあります。
【1、はいふりんく経由】
晴風SPリーチに発展する際は、はいふりんくを経由する割合が約53%を占めています(はいふりんくには「はいふりんくゲーム」「PV」「はいふりんくラッシュ」の3パターンが存在)。そのなかでも、はいふりんくゲームを経由するパターンは約83%。…つまり、晴風SPリーチへの発展は、ダントツではいふくりんくゲームを経由することが多いのです。
【2、スキット経由】
一見するとメインルートにも見えますが、ここを経由して晴風SPリーチに発展する割合は約21%と少なめです。
なお、スキットは最大2段階まであり、2段階目で成功すればギミック完成確定なのでアツい(ギミック完成はラストバトル発展orストーリーリーチ発展濃厚)。
【3、その他の経路】
残りの約26%は作戦会議の校長室など、他の経路をたどります。
■突入ルートについて
はいふりんくに突入するルートは大きく分けて5種類存在します。なお、このルートは後述する法則性に大きく関わるのでご注意を。
【1、図柄テンパイ後】
リーチ後に煽りがはいったり、五十六のルーレットなどから突入するパターン。
【2、はいふりミッション】
回転中に学科のミニキャラが全員集合するとミッションが発動し、成功するとはいふりんくゲームへ発展します。
なお、ユニメモで自分が選んだキャラの学科なら成功濃厚(例:ミケちゃんなら「艦橋要員」のミッションが成功濃厚となります)。
また、ミッション成功後は「学科を1つ獲得した状態」で、はいふりんくゲームがスタートします。コレも割と重要な要素です。
【3、はいふりんくランプ】
回転中に画面下部のランプから文字が浮かび上がり、それが全点灯して、アイコンが完成すると発展します。
赤なら成功濃厚、水色の激しい点滅(=マリンフラッシュ)なら期待度80%超と激アツ。
【4、イルカエフェクト】
図柄が停止したタイミングでイルカのエフェクトが重なることがあります。それが全停止した後にアイコンの煽りが始まり、成功すると発展します。
【5、マリンシフト変動】
回転中に透明なイルカのエフェクトが5匹出現し、中央に吸い込またり、画面が水でいっぱいになると、マリンシフト変動(擬似連のようなもの)に発展します。
この場合、はいふりんくゲームへの発展期待度はアップしますが、他演出への発展もあります(たまにガセもあるけど…)。
■はいふりんくゲームのスタート直後
注目すべきはゲーム開始時の背景とミニキャラの人数。
基本の背景は昼ですが、ミケちゃんが晴風に乗り移った直後に夜背景になると、その時点で欠航(=発展失敗)を否定します。そのぶんだけ期待度もアップ。
また、はいふりんくゲーム発展前のミニキャラのストック数にもちょっとした法則性があり、
偶数人数…多いほどチャンス
奇数人数…発展率アップ
となります(0人の場合は学科を獲得するシナリオが出やすくなる)。さらに…
特定人数の法則 | |
---|---|
7人 | 確変大当たり濃厚 |
9人 | はいふりんく発展濃厚 |
10人 | はいふりんく成功濃厚 |
11人以上 | 大当たり濃厚 |
特定の人数でも上記のような法則があります。10人以上なら激アツ、7人なら悶絶…と覚えておきましょう。
■はいふりんくゲームのキャラ獲得
基本的に獲得する人数は1回につき2人以上となりますが、2人ばかりを獲得するパターンだと、はいふりんくが失敗しやすくなります。また、舵輪・宝箱保留消化時のの現在の獲得人数は偶数であることが多いんですが、奇数だとはいふりんくの成功率がアップ。
他にも、カウントダウン保留が出現する際は違和感のあるキャラ獲得シナリオになりやすいので、1人ずつ獲得するパターンなどは逆に成功濃厚となるのでアツい。ちなみに、発展のカギとなる魚雷・ミーナ・モカも獲得人数に違和感発生が起きやすいそうです。
そして、もう1つ注目してほしいのが学科の獲得パターン。
学科獲得の目安は、数字ではなく〇〇科獲得といったように、漢字で表記された場合です。先述した「はいふりミッション」の成功から発展した場合は、1科獲得した状態からスタートしていることになり、この学科パターンに法則性があります。
はいふりんくゲーム中の学科獲得法則 | |
---|---|
合計2科獲得 | はいふりんく成功確定 |
合計3科獲得 | 期待度50%超 |
合計4科獲得 | 大当たり濃厚 |
合計5科獲得 | 確変大当たり濃厚 |
4科と5科では雲泥の差。確変大当たりが全ての出発点となる『Pはいふり』において、ここでの展開は目が離せません。
また、キャラ獲得時にも法則があり、保留消化時に「大注目だよ!」という赤文字が出ると、キャラ獲得濃厚。
逆に、キャラを獲得しなければ、はいふりんく成功時に必ず群が発生するため、激アツとなります。
もし、リーチ時に群が出て、この法則崩れが起きると、同一変動中に群が2回出現(=確変大当り濃厚)となるので超激アツ。実際のホールで目撃した時はマジで震えましたね。
…さて、ここまではお膳立て(笑)。メインはこの後の解説にあるんですわ。注目してほしいのは「はいふりんくゲームの消化時間」。ココを意識するとゲーム性がより深いものになりますよ!!
■はいふりんく突入から終了or発展までの時間
はいふりんくゲームの消化時間は全部で5パターンあり、全員集合による発展も、欠航による終了もいずれか消化時間で決まっています。
はいふりんくゲームの消化時間パターン | |
---|---|
パターン[1] | 16秒 |
パターン[2] | 26秒 |
パターン[3] | 36秒 |
パターン[4] | 46秒 |
パターン[5] | 56秒 |
消化時間は、はいふりんくゲームの保留を消化し始めてから、はいふりんく転落or発展までとなります。最短16秒、そこからは10秒刻みで最長が56秒。そして、この時間を把握することで、発展するメインの晴風SPリーチが分かります。
基本となる発展先 | |
---|---|
16秒 | 伊201 |
26秒 | 伊201 |
36秒 | 伊201 |
46秒 | 比叡 |
56秒 | 比叡or武蔵初戦 |
上記は基本となる発展先で、異なるリーチならチャンスとなりますが、その中にも激アツパターンが存在。
激アツとなる発展先 | |
---|---|
16秒 | 比叡 |
26秒 | 比叡or武蔵初戦 |
36秒 | 特にナシ |
46秒 | 伊201or武蔵初戦 |
56秒 | 伊201 |
上記のパターンは発展先矛盾のなかでも激アツとなります。はいふりんくゲームの時間が短いほど、期待度の低い伊201に発展しやすいので、その法則が崩れて「56秒なのに伊201!?」という違和感があれば激アツ…ということです。
■突入ルートと経過時間
さて、ここで先述した「突入ルート」をおさらいしておきましょう。実は、この突入ルートでも消化する時間のパターンに法則性がありまして。
突入ルート別の基本消化時間 | |
---|---|
図柄テンパイ後 | 全消化時間パターンあり |
はいふりミッション後 | 26or36秒or56秒 |
はいふりんくランプ後 | 36or46秒or56秒 |
イルカエフェクト後 | 16or46秒or56秒 |
マリンシフト変動後 | 16or26or56秒 |
上記の法則が矛盾すれば、その時点で大当たり濃厚。覚えるのは難しいですが、把握しておくと経過時間だけで大当たりが先読みできます。
■予告にも法則性アリ
突入ルートだけでなく、一部の予告でもはいふりんくゲームの経過時間を示唆しているものがあります。
ロゴが落ちて魚雷が出る予告。単体でも期待度が約16%あるこの予告は、はいふりんくゲームに発展すると、36秒までに発展するのが基本です(失敗はナシ)。
もし、36秒を超えてもはいふりんくゲームが続いていた場合は大当たり濃厚。あとは群2回発生や、萌えor響撃ボタンで確変を期待したいところ。
また、はいふりんくゲーム発展時にタイマーが発動すると、ギミック完成濃厚=発展濃厚となるのですが、このときの消化時間は36秒or46秒と決まっています。なので、「マリンシフト変動」と複合すれば、その時点で大当たり濃厚!!
■図柄にも法則性が…!!
はいふりんくを経由したあとは、晴風SPリーチに発展すると画面左上にリーチ図柄が表示されます。このテンパイ図柄も経過時間に応じた法則性があるんです。
【奇数テンパイ時】
●16秒
●36秒
●56秒
【偶数テンパイ時】
●26秒
●46秒
●56秒
上記の法則が矛盾すればその時点で大当たり濃厚。秒数の十の位が奇数なら奇数(56秒は除く)が、偶数なら偶数がテンパイする…と覚えておけば分かりやすいでしょう。
なお、はいふりんくを特殊カスタム(ユニメモで選択が可能)にすると、保留がRATtのみになり、他の演出がほぼ絡まなくなるので分かりやすいかもしれません。時間を計ることに特化したいのなら、選んでみるのもアリでしょう。
いかがだったでしょうか。1つの演出に注目するだけで『Pはいふり』はここまで奥が深いんですよ。確変中や時短中の法則性まで網羅し始めると、コラムが書き終わらなくなるぐらいね(汗)。
2020年はCR機をP機に入れ替える必要があります。この『Pはいふり』はそのなかでも十分に戦えるポテンシャルを持っているハズです(ホールさんはよろしくお願いします)。
このコラムを読んで『Pはいふり』を楽しく打てるようになってくれれば、嬉しいですねぇ。