葉月えりか×パチスロ 化物語
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どうも、葉月えりかです!!

わかってはいたけれど訪れたこの時。ずっと一緒にいたいと願っても叶わぬ夢…。

そう、『パチスロ 化物語』とのお別れの時が来てしまった。悲しんでも変わらぬ運命なので、せめて思い出として綴っておこう。書いてる間に泣いちゃうかもしれないなぁ(笑)。


[1]この台を初めて打った時の印象


私がホールでパチスロ 化物語と出会ったのは導入されてしばらく経っていた頃。化物語自体、元々どんなコンテンツなのかも知らなかったので気にもとめてなかった。

ただ、ホールに行くたびにいっぱい出ているし、なんだか人気だし、なんだろうあの台は…というちょっとした興味が沸き始め、何一つ知らない状態で打ってみることに。そして、初打ちを終えた時の感想は…


「なんだこの台は…」

どんな台なのか、調べもせずに打ったので本当に何もわからなかった。

ただ座ってすぐ、何も引いていないのにCZ(解呪ノ儀)がバンバン出てきて当たる。そして特化ゾーン(倍倍チャンス)へ行き、バンバン上乗せされる。今思えば、解呪連モードにいた状態で捨てられていた台に違いない。

もちろんそんなものが存在していることすら把握してなくて、当たって終わって…出玉だけがそこにあった。面白い・面白くないという判断をする以前に、本当に何が起きているのかわからない、ただそれだけだった。

当時はただのOLだったから、ただただ打って楽しむのが優先。すぐに調べたり分析したりなんてことはしてなかったからなぁ。なんだか私が知っているパチスロとちょっと違うし難しそう…と思い、そこからすぐにハマることはなかったかな。


しかし、どうしても気になる。

一体、何が起きていたのか。

この台は一体なんなのか。


そして意を決してもう一度打ってから、どっぷりハマるまではそう時間はかからなかった。


[2]この機種の一番好きなトコロ


どれだけの方が私のハマり具合を知ってくださっているのかわからないけれど、必勝本関係者の中でパチスロ 化物語を一番打っているという自信だけはある。

それだけハマった私に「一番」というたった1つだけの好きなところを挙げろというのは、編集さん…ちょっと意地悪じゃない??(笑)。

というわけで、勝手にシステムと演出の2つに分けて、それぞれの一番を挙げちゃお。もしダメだったら、きっと編集さんに文章をバッサリカットされているだろう。

だとしても言わせてほしい!

どこかしらに残したい!

…というワケで編集さん、カットしないでね(笑)。


【システム「見えないだけで…実はシンプル」】

システムは難しいと思い込んでいたし、未だに思っている方もいるかもしれない。たしかに設定看破は難しい台ではある。そして滞在しているモードも見抜きにくくなっている。だけど、それが魅力の1つであると私は思う。

確かに設定がわかりやすいというのは立ち回るうえでは重要で、勝ちを目指す人にとっては必要不可欠な要素ではある。

しかし、丸見えよりもチラ見え。人というものは「ちょっと待って、今何が起きているの!?」ってなるほうが、もっと知りたくなってハマっていくもの。


"人間の好奇心をくすぐる何かがパチスロ化物語にはある"


わっ、すごい、名言っぽい!(笑)

そして、見えにくいだけで、実はそこまで複雑な作りではないと思っている。

モードと状態が絡んで連れてくる解呪ノ儀、そして解呪連モード。解呪連モードにはショート・ミドル・ロングの3種類存在し、転落するまで高確率で解呪ノ儀が当選しやすくなる。AT「倖時間」中もモードと状態の絡みで、倍倍チャンス期待度が変化する。

…それだけなんだよね。ごちゃごちゃした作りになっていない。とってもわかりやすい子なんだ。

また、ボーナスという存在はあるけれど、特化ゾーンは倍倍チャンスのみ。そして、これがとんでもなく化ける(大量上乗せ)という点も多くの人を魅了した。それもシンプルでわかりやすい。


初打ち時の私のように「何が起きているのかさっぱり」と、打たずに距離をとっていた人がいたとしたら、隣に座って伝えたかったぐらい。そういえば、DVDの企画で後ろからあーだのこーだの言ってたら、うるさいって言われたなぁ〜(笑)。

好きなものはすごく共有したいし、どうしても伝えたくなっちゃうんだよねぇ。


【演出「違和感がアツい!」】

小役と演出の矛盾がアツいっていうのはパチスロではよくあるけれど、パチスロ 化物語はそういった矛盾があまり起きない。

たしかに、LEDランプの色と対応役の矛盾で状態やモードを示唆している。でも、それ以外であまり見ることはない。その代わりと言ってはなんだけど、この台は他の機種よりも違和感を抱く不思議な挙動を多く確認できるんです。

例えば、派手な演出の1つである「変則回胴停止」。レア役を引いて解呪ノ儀に当選していると20G目に発生する演出ね。

私は長い間打ってきた経験のおかげで、この演出が発生するな…というのが見抜けるようになった。その見抜くポイントが違和感。

前兆中は基本的に怪異文字が表示されてますよね? これは20Gを越えたあたりで解呪ノ儀非当選なら消えてしまうが、変則回胴停止が発生する場合は…20Gよりも手前で発展演出にもいかずに怪異の文字が一度消えてしまうことがあるんです。

そして、怪異文字が消えてからも強めの演出が頻発して、20G目で変則回胴停止が発生する…という流れ。これに気付ければ、変則回胴停止が起こるゲーム数でドヤ顔もキメられる。これ…最高に気持ちよくない?

また、解呪ノ儀中に何も引いていないのに強めの煽りが来た…と思ったら、最終ゲームで7がズルっとスベってきて当選が確定したり。AT中の狙えカットイン後プッシュボタンが出ないと倍倍チャンスが確定したり…。

そういった普段の挙動と違うなと思うことが起こると「アツいっ??」ってなるのがマジでたまらない。

しかも、それらは基本的に一度ハズレやサムそうに見える演出を見せてからの当選。下げてから上げる、ツンデレとはまさにこのこと。そしてデレから続く倖せな時間。こういうところが人を惹きつけた魅力の一つなんじゃないかなぁ。


[3]印象に残っている最高の出来事


思い出があり過ぎて何に絞ったらいいのか悩むほど。よくこういうテーマで出てくる上乗せ記録は上には上がいるし…。私らしい思い出と言えば…





あ、そうだ! 「天文台ボーナス」だ。これしかない。

蕩モード滞在中にボーナスに当選し、その一部で発生するプレミア「天文台ボーナス」。中身は普通のボーナスと変わらないのだけれど、消化中に流れるシーンは本当に倖せな気持ちになる。

ちなみにマイスロミッションが97%で止まっていて、やっと引けた残りの3つのうち1つが「天文台ボーナス」だった。だから、余計に印象深いものだったなぁ。あ、ラストの2%がどうなっているのかは聞かないで…。全然埋まらないよ!


[4]印象に残っている最悪の出来事


大好きな機種とはいえ、苦い思い出もある。

なんだかんだ負け続けても打っていたので、負けることに関してはどうってこともない。負けることよりもツラかったのは過去最高の上乗せを夜中の21時に達成してしまったこと…。

一見取り切れそうな上乗せ枚数だったのだけれど、これだけ枚数があると途中で上乗せもしていく。そして、こういう時に限って…上乗せの調子がいい。ショックすぎて写真を撮り忘れたが、閉店時点で残りは2000枚以上もあった…。

もしかしたら万枚を達成できたかもしれない。そう思うと、悔しくてならない。一度でいいから万枚を達成してみたかったなぁ…。


ついに別れの時を迎えてしまったパチスロ 化物語。たくさんの倖せな時間をくれたあなたを私はずっと忘れない。ありがとう、本当にありがとう。
アツいぜ
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